やまのひとりごと

なにか考えるとき、少し浮いてる気がします。

最近異常なほど気力が出ない

あれやこれやと、見聞きした色々なものに興味を持つ特性のある私にとって、最近の自分はびっくりするほど気力がない。

最近の私といえば

  • 何もやる気が起きない
    (辛うじて、岩盤浴Twitterくらいはできる)
  • 腹は減るので食事は摂るが「あれ食べたい」という感情が全くない
  • でもなぜか甘いものだけは食べたいと思える
  • ずっと頭がいたい
  • 考えることができない、集中できない
  • 突然泣く(主に仕事中。帰りの駅のホームも割と泣きゾーン)
  • 人と話すことが面倒
  • 色々動きが遅くなった
  • 人の言動にやたら敏感で、一喜一憂する

「これ、放っておいたらうつ病になりそうだゾ」という感じはしているが、うつ病だったら食事だってままならないはずだし、もっと痩せそうなもんだし(体重は変化なし)、人の言動にあーだこーだと思える感情があるなら、まだ元気なんだろうと思って、今は様子を見ている。

こうなった原因を自分で色々考えている。

単純に、仕事が忙しかった

会社で運営しているサイトの改修を、基本一人でやっていた。
改修の目的は、うちのサイトをグループ会社も使えるようにする改修。
改修作業自体はベンダーさんがやってくれるのだが、グループ会社との連携やベンダーへの改修箇所の依頼、改修内容の確認など、膨大な業務量があった。
もちろん通常業務に加えてその業務があるので、とにかく手も頭も足りない状態が続いていた。

グループ会社からの目

グループ会社のための改修なので、各社への連絡・確認などもなかなかしんどかった。手が回っていない状態だったので、確認事項や発信事項が遅くなるたびに謝罪するし、指摘をもらうこともしばしば。その度に謝罪。謝るたびに心がすり減っていくのがわかった。

間違えてはいけないというプレッシャー

基本一人でやっているため、私の判断ミスや確認漏れなどがあれば、あらゆる方面に迷惑がかかる。

後輩も色々と作業はしてくれはするが、
「それくらいわかるやんけ・・・」
的なことも
「そんなこと言われてませんので」
というスタンスで、そのたびに
「ああ、そこまで言わないといけないんだ。これは大変だぞ」
とさらにプレッシャー。

問題を検知できるのは私しかいないという環境がとにかくしんどかった。みんなで同じ目線で仕事ができず、とにかく孤独だった。

なんで一人でこんな重い仕事しないといけないんだろう、とずっと思っていた。

マネージャーへのストレス

これは別途記事を書こうかと思っていますが、マネージャーへのストレスがとにかくデカい。
今年度からの新任マネージャーの、1つ年上の女性。
私をはじめ、みんな遅くまで残業をしている中で、さーっと帰ってしまう。そしてあらかじめ設定している休みが多い。それなのに「時間がない、忙しい」と言っているから呆れる。そら、残業もしないでそれだけ休み取ってたら時間もないだろうよ・・・

期初からこのサイトへの興味はなかった。相談すれば答えてはくれるが、基本はお任せしますスタイル。責任者って誰だっけ?といつも思っていた。

サイト改修が進む中でヘルプは出したが、結局主体的に動こうとはしてくれなかった。それは私の仕事でしょ?というスタンスなんだろう。でもなんか納得できなかった。

サイトの改修自体はなんとかリリースできた

ちょこっと延期はしたものの、年明けになんとかサイトはリリースできた。
ただ、この改修を経て、自分の心が明らかに折れたな、という感覚があった。忙しかったからというよりは、誰にも助けてもらえず、孤独な中プレッシャーを感じ続けていたことが原因なのかな、という気がしている。

意欲の低下

既出の通り、何もする気が起きない。
それだけならまだいいんだけど、正直生きていることが辛いと度々感じることがある。そうは言っても死ぬ勇気なんてないので、せいぜい
「どうやったら楽に死ねるかな?」
程度のことを考えるだけなんだけど。

私は昔からちょっとメンヘラ気味なので、死にたいなんて思うことはよくあった。だから今回もきっといつもの現実逃避かなとは思ってるけど。なんだかいつも以上に「生きていることに疲れた」感があるんだよなあ。

そもそも、私が生きている意味ってあるのかな。
そんなこと考えるだけ無駄だと頭ではわかっているけど、つくづく
「あ〜。私ってなんの役にも立っていないし、むしろ周りを嫌な気持ちにさせることに長けてるし、生きていることのメリットって何もないな〜」
なんてことを考えてしまう。

休職したい

今はまだ多少余力があるけど、この状態が続くようならちょっと危険な気もしている。なので休職という手もあるなって考えている。

ただ休職するともちろん収入も無くなるし、ボーナスも満額貰えなかったら嫌だし、とか現実的なことを考えて踏み切れず、ずるずる仕事をしている。

幸い休日は予定が入っていないので、とにかく自分のために時間を使うようにしているけど、コーチングもやってるし、読書目標もあるしで、それらも若干プレッシャー。(自分で決めたことなのにね)

 

今、会社という狭い環境でしか生きていないことも体に悪いのかなって思う。
他のコミュニティに属したり、旅をしたり、行動範囲を少し広げたらまた何か変わるかなあ。

はあ。少しだけスッキリした気がします。おやすみなさい。

価値観が違うことを少しだけ受け入れられるようになった話

2021年に書いた記事が下書きに残っていたので、清書しました。
これを書いたときと今では多少気持ちは違うけど、思ったことの履歴として残そうと思った所存です。

この時の私は、あらふぉー=36歳らしいですが、今は39歳までがアラサーと言い張っています。

 

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先日誕生日を迎え、私もついに「あらふぉー」とやらになったわけですが、自分で言うと老け込みそうなので、私はずっとアラサーだと思っていきたいと思います。周りにもあらふぉーと言わないよう、きつく言っておこうと思います。

それはさておき、先日考えさせられる件があったので書き記しておこうと思います。

 

仲良しグループに憧れた過去

昔から「仲良しグループ」みたいなのに憧れていた。
いつも一緒に登下校するとか、何かする時は必ず仲良しの友達とするとか、そういう「絶対的な友達」が欲しかった。
でも私には残念ながらそういう友達はできなかった(それは私に原因があるのではとも思う)

ただそういう友達に執着はある一方、「そういう関係ってめんどくさい」という気持ちもある。いわゆる「いつメン」みたいなものがちょっと苦手。これは大人になってからより一層感じている。
長らく一緒に過ごしてきた「いつメン」であれば話は別だけど、まだ相手のことをよく知らない中で形成されたいつメンは「やっぱこのメンツ最高!」ってほどの関係値でもないので集まるのが面倒になるし、何より話を合わせないといけない空気感がとにかく苦手。その際たる例がLINEグループ。

グループLINEの独特の空気感が苦手

グループLINEって同調圧力のようなものを強く感じてものすごく疲れるのは私だけでしょうか。

一人だけ反対意見を言い出しにくい雰囲気。
出遅れてコメントすると、既読にはなるけど返信はこないあの感じ。
自分が発した言葉にはレスがない虚しさ。
無理に合わせてくれているんじゃないかという不安。

これも気の置けない相手であればなんら気にならないが、そこまでの関係値ではない人の場合、めちゃくちゃ疲れる。
(最近は、グループLINEで私にメンションされた時だけ言葉を発し、基本的にはサイレントメンバーと化している。そして用件が済んだグループは退会。色々気にしいな私にとって、自分を保つための手段。。)

会社でなんとなく形成された仲良しグループ

無駄にコミュニティに属さないぞ、一匹狼でいるぞ、と意気込んで今の会社に入ったのですが、気づけばなんとなくいつメンっぽいコミュニティが出来上りました。

登場人物

Mちゃん

同じ会社でなくても一生仲良くしていたいなと思うMちゃん。(今は転職・転居して遠いところにいる)
数回飲み会で一緒になっただけなのに、何故かサシで仁藤夢乃さんの児童売春の今を考える展示会に誘われ、それからというもの何かあるたび連絡を取り合い、少なくとも私は仲の良い友達と思っている。

Yちゃん

新卒で入り今年4年目の女の子、Yちゃん。(2024年現在7年目、オフィスの責任者となった。優秀・・・)
うちの会社はしばらく新卒を取っておらず、当時久しぶりに入った新卒唯一の女子。小動物のような小柄で可愛らしい頑張り屋さん。入社当時に話しかけたりしていたので私のことを覚えてくれて、いつも会うと声をかけてくれるので仲良くなった。

Kさん

会社の大先輩、気さくで呑み好きのKさん。
声が大きく誰とでもフランクに話す元気な人。この会社も長いので知り合いも多く、誰とでも仲がいい。酒がある場所には誰とでも行く。確か飲みの場に居合わせることが多く、次第に仲良くなった。

ある時私が休日にMちゃんと会うことになり、誰か誘おうかと声をかけたのがYちゃんとKさん。そこから何故か四人で集まることが増え、飲んだりお泊まりしたりと次第に「いつメン」になっていきました。

私の誕生日会を企画してくれた(4月)

2月頃みんなで飲んだ時、次いつ会おうか?やまちゃんの誕生日がある4月?じゃあそこでやまちゃんのお祝いをしよう!と言う流れで、誕生日会を企画してくれました。
嬉しいな〜と思う反面、無理に合わせてくれている人がいるのでは•••という心配の気持ち半分。でもせっかくなので、素直に楽しもうと心待ちにしていました。

ところが、日も近づいた3月の終わり、Kさんから相談がありました。

スキーに行かない?

うちの会社では、一部のメンバーでたまにスキーに行こうという企画があり、別の方面からも2月頃お誘いをいただいていたのですが、あいにく予定が合わず断っていました。

ところが3月下旬。Kさんから個別に再度スキーのお誘いが。

スキーは行きたいけど、この時すでに3月下旬。
雪があるのはせいぜい4月上旬だし、でも4月上旬には私の誕生日会があるし…
話を聞くと、やはり私の誕生日会の日に行く話になっているよう。内容はこうだ。

  • 昨年は1人全然滑れない人がいて、その人の世話で全然滑れなかったからリベンジしたい
  • 今回車は1台なので人数の上限は5名
  • そのため誕生日会のメンツ全員(4人)を連れて行くことはできない(=私だけ誘われた)
  • 「雪山でお祝いもアリかなって思って」と言われた
  • メンバーにはこの春グループ会社への異動する人がおり、その人の思い出作りも兼ねている
  • 飲み会はいつでもできるけど、スノボは今しか行けないので優先したい
  • おじさんばっかりだから可哀想

がっかりした理由

Kさんが誕生日会に来ないと知り「私の誕生日会なのに、ひどい!」と言う気持ちは毛頭ない。むしろこの年で会社の人から誕生日会をしてもらうこと自体小っ恥ずかしいしなんか恐縮だし、誕生日会としてではなくただの飲み会として、みんなで集まることが楽しみだった。

でもやっぱり誕生日会って名目で予定を組んでいたから、Kさんもキャンセルしにくいよね。それはすごいわかる。でもキャンセルしても全然私はショックではないんだ。

私が残念だと思ったのは、スキーに行きたいなら行きたいで全然いいのに

「おじさん方が寂しそうだから」
「普段なかなか行けないから」
「異動される人が可哀想で」

とか、スキーに行く理由を全て他責にしていること。
しかも私にしか声をかけていない理由はおそらく「私を連れて行けば問題ない」と思ったんだろうけど、そう思いながら「雪山でお祝いもアリかな」って、ちょっと呆れてしまった。

結局は「自分がスキーに行くためにはどうしたらいいか」のために、周りの心情や状況をうまく利用して、自分の印象を少しでも良く見せようとしているんだなあ〜と思ったら、以前から持っていたKさんに対するモヤっとした気持ちが確信に変わった。

普段からなんか仲良くなりきれないと思っていた

Kさんはなんとなく仲良くなったものの、正直腹割って話せるほど仲がいいほどではない。
仕事帰りにたまに飲みに誘われ、サシ飲みもするけど、誘ってくる割には私に一切興味はないし(申し訳ないが私もKさんにさほど興味はない)、おそらくKさんは「誰でもいいから一緒に飲みたい」相手にたまに私を選んでくれるだけで、私という個人には興味はないんだと思います。(一度これをMちゃんにぶっちゃけたら「え、普通にそうでしょw」と言われた。みんなわかってたのかも)

 

私は意外と性善説なんだな

ちょっと誤解があるタイトルかも。要は私は、あまりよく知らない人のことを、最初の印象だけで「この人はいい人(に違いない!)」と思ってしまうようです。

Kさんに対しても、勝手にいい印象を持ってしまっていたのも悪かったなと思います

確かにすごく”いい人“ではある。明るいし感じはいいし、常識はあるし、無理なことは言ってこないし、飲み会や会社のイベントごとには絶対に呼ばれる人だし、一緒に仕事をする人はみんなやりやすいという。だから私は勝手に「仕事もできて芯のあるかっこいい女性だ」と詳しく知らないくせに随分Kさんのことを評価していたんだと思います。

でもKさんが「あの人正直あんまり得意ではない」と言っている人と良く飲みに行っているし、その人に謎の差し入れとかしているし(相手は会社で権力を持ってる人)「なんだこれは、媚びているのか…?」と、当初持っていた「媚びない女性像」とのズレに違和感を覚えていました。

価値観が違うだけ

そんなKさんの生き方は、なんら悪くない。ただ自分と価値観が大きく違うだけなんだろうなあと思います。

Kさんに対し「ちょっと!私の誕生日なのに!この薄情者w」とか言える間柄であったり、そんなこと気にしないほど理解し合えている相手なら、なんてことない一件だったと思います。でも私はそうやって受け流すことができない性格ということもあり、こんなことでも色々思ってしまったのでした。

私の価値観は「約束は大事にしたい。先約がある日に別の予定を入れるのは、致し方ない理由がない限り絶対しない。」

予定って相手の時間を取るから、こちらの都合で変えるとかすごく抵抗があるんだよなあ。私は無駄が嫌いなので、自分の予定を立てる時も、いかに効率よく最適な予定にするかを考えているせいもあり、動かせないほど直前とかに予定を変更されるとかなり困ってしまうということもあり、相手にも同じように「動かしたらダメだ」という気持ちが働くのかもしれない。

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とまあ、こんなことを3年ほど前に思っていたようです。

2024年現在、Kさんとは今も変わらない関係性が続いています。でも私自身の考え方も変わってきたので、Kさんと休日に2人で遠出したりすることもあったり、ふつーに仲良くしています。

極端な性格なので、すぐ100か0かで考える癖があります。
でも「仲良くしたい」にも色々なジャンルがあって、全員が全員なんでも腹割って話せる人である必要はないんだなーってことに少しだけ慣れてきました。

まあ、そこまで深く考える必要ってないんだと思いますけどね・・・・・

自分はいつまでも成長したいって話

しばらくぶりです。いつぶりでしょうか?
例によって、誰が見ているのか?という疑問の中で、その誰かに向けて語りつつ、自分の思いを吐き出してみようと思います。

成長したいよ、いつまでも

成長というと、若い人に限った話だと思う人も少なくないと思います。
確かにそれは一理あります。大人になると成長速度は絶対に遅くなる。というかむしろ成長より衰えの方が顕著で、きっと医学的にも証明されているハズ。(エビデンスなし)

私は今年38歳。年齢的にももう立派な大人。見る人が見たらおばさんかもしれません。でもこんな私でも、いまだに成長したいし、実際成長していると実感しています。

会社に成長意欲の高い人がいない

成長なんて若い人の話でしょ?もうこんなおばさん、成長できるわけないわよ

会社でよく聞くセリフのひとつです。

うちの会社は、最近でこそ若い人も増えてきましたが、リーマンショック以降新卒の採用を凍結していたこともあり、50代前後の”ベテラン”も非常に多い会社です。
ベテラン達は、不満を口にすることはあるけれど、それを変えようと努力したり、自発的に動くようなことはしません。動きそうな人にコソッと耳打ちしたりして、あわよくばその人が動き出してくれることを期待してる感じ。

 

会社にこんな人がいます。

会社での「リーダー研修」

ほぼ新卒*1で入社した40代前半の男性先輩社員(Jさん)。新卒採用が凍結されていたり、中途採用も少なかったりと人の入れ替わりのない会社で、長らく会社の末っ子として可愛がられていました。そんな中でぬくぬく育ったせいか、この先輩Jさんは成長意欲が育たなかったのでは、と思っています。

ここ5〜6年ほど、会社は新卒採用・中途採用を活発に行なっており、私も中途採用で入社した身。ずっとぬくぬく育ったJさんも会社から成長を求められるように。会社も定年組が増えてきて次なる役職者を育てねば、という状況です。

会社に、リーダー研修というものがあります。各部署から1名リーダーが選出(推薦または立候補)され、1年間研修を行なっていくというもの。リーダーは、次期マネージャーを目指す「次世代リーダー」と、部署内での役割を担う「リーダー」の2種類があり、今期Jさんは次世代リーダーを、私はリーダーをやっています。

運営側の手際が悪い

リーダー研修の運営メンバーは、研修を受けているメンバー同様、各オフィスから集められたメンバーで構成されており、言い方は悪いのですが、正直”片手間に研修準備をしている”感は拭えない感じ。メイン業務の合間で準備をするので当然ボロも出て、発信が遅れたり、準備が足りなかったり、運営内でのすり合わせもできていないので、聞く人によってコロコロ意見も違ったりとメンバーも振り回されています。

運営のせいにしては成長できない

私も正直この研修で得られるものはないと確信しています。ただ途中で抜けるわけにはいかないので、であればなんとか先に進められるよう前向きに取り組んでいるのですが、JさんはMTGのたびに

運営のここが悪い

こんな状態で発信されても俺たちどうすればいいの?って感じだよね

どうせ会社は「研修やりました」感だけ出したいんだろう

と、発展しようのないことばかり口にして、聞くたびテンションが下がります。

 

先日進行の遅い我がチームに対し、社長からJさんに

J、最低限設問は全て埋めてこい。
チームで答えが出ないならJが一人でやってでも埋めてこい。

と言われたそうなのですが、さんは

チームでやってるんだから、俺が一人で進めるのは違うと思う。

と愚痴をこぼしていました。

確かにチームでの研修だし、みんなでやってこそ意味があるものだと思うのですが、おそらく社長が次世代リーダーに求めているのは、どんな状況であれ、どんな形であれ、期限までに形にすること、その推進力や当事者意識、責任感などをジャッジしているんじゃないかなと思っています。

なので私からみると、全て他責にして成長機会を逃しているJさんはマネージャーになれないと思うし、なれたとしても自分やメンバーが苦しくなりそうだな・・・と思って日々研修に参加しています。

このJさんの例は一例ですが、こんなメンバーがとにかく多い会社なのです。
いい人はたくさんいるのですが、「一緒に働きたい」と思える人が1人もいないことは、かねてからずっと気になっていました。

今まで「この人と一緒に仕事してみたい」と思う人は、悲しきかな、みんな転職していきました。もしかしたらその転職組たちも「この会社じゃないな」と思って去って行ったのかもしれません。

動くことは体力が要る

動くことは体力を必要とします。疲れるし辛いこともあると思います。

「今の環境が好きだから、この中で働き続けたい」という人もいると思います。でも次期マネージャーとしての研修を受けながらも、会社の文句を言って成長しようとしないJさんみたいな人も多々居て、そんな中にいたら、私自身が飲まれてしまいそうだな、と不安に思います。

強い信念があって、どんな環境でも自分は揺るがないんだ、という人もいるとは思いますが、やっぱり多くの人は、周りの人に影響を受けると思うんです。だったら私は、いくつになっても周りが成長したいと動いている人に囲まれて仕事したいなって思うんです。

転職したい理由が明確になった

以前から「この会社、なんか違うな」と思い始めており、転職活動をしようと考えていました。でも大半は会社に対する不満とか、細々としたストレスとか、そういうマイナスな理由でした。そんな逃げみたいな理由で動いていいのかな?という自分への不信感もありました。

でもこの考え方を見つけた時「そうか、私はもっと自分を成長できる環境に身を置いて仕事がしたいんだ」とポジティブな気持ちで前を向くことができるようになりました。

コーチングを受けていて、もっと自分と深く付き合っていったら、より自分の気持ちが明確化してくる気もするので、転職活動にも生かしていきたいなと思います。

 

なんか最後の方時間がなくて焦って書いてしまった。
来年はもっと更新していくぞ〜!

*1:厳密には第二新卒だが、1社目を1週間で辞めているらしくほぼ新卒のようなもの

転職活動の話

今更なんだけど、3年前の記事の続きを、3年後の2020年に編集しています。
今更なんだけど、これ書かないと次の記事書けない気がするので、
今更なんだけど、更新しますね。

 

3年前の2017年7月、無事転職活動を終え、2017年の時点で2年ぶりの会社員をやっています、やまです。
大手グループの子会社なので、福利厚生やコンプライアンスの面でも安心。(コンプライアンスって言葉、多分この会社に入って初めて使った)残業もあるはあるけど月45時間は絶対超えちゃいけないと言われているし(三六協定という言葉もこの会社で初めて知った)、残業代ももちろん出るので安心。

私は今まで数回転職を経験していますが、知人の紹介とか、ハロワで見つけた求人とかばっかりで、今回のようなガチの転職活動はこれが初。せっかくなのでそのガチの転職活動を記事に残しておこうと思います。

色々な転職サイトに登録をする

仕事を紹介するサイトは数多くあり、どこが良いのかイマイチよくわからなかったので、とりあえずメジャーどころは一通り登録。正社員希望でしたが、保険の意味も込めて派遣会社もいくつか登録。

しかしもう転職で失敗したくないという思いもあり、転職のプロに手伝ってもらうべく『エージェントサービス』なるものもいくつか登録して利用しました。

初めてのエージェントサービス

エージェントサービスを提供している会社もたくさんありますが、アドバイザーの人と日々連絡を取る事が多そうなので、あまり多く登録すると混乱しそうだなと思い、とりあえず3社登録してみました。(多い?少ない?)

一つはインテリジェンス(現パーソルキャリア)。登録するとすぐ連絡が来て、面談日を設定。一番最初の面談となりました。
私の担当は物腰の柔らかい可愛らしい雰囲気のアドバイザーさん。
初めての面談でめちゃくちゃ緊張していたのですが、「もしかして緊張されてます?面接じゃないのでそんな緊張しなくて良いですよ。思ってる事や不安な事など全部教えてください」と親身になってお話を聞いてくれました。
面談の最後に「実は私もやまさんと同い年で、出身地もすぐ近くで、転職回数も同じなんです。だから個人的にすごく応援したくて。一緒に頑張りましょうね」と言ってくれてさらに親近感。良いエージェントさんが担当になってくれたな〜と思いました。

次に登録したのはリクルート。担当はハキハキした中にも優しい雰囲気を持った男性で、もしかしたら私より年下かも?若かったです。2回目の面談で緊張もあまりせずに話す事が出来ました。
職務経歴書は各社それぞれフォーマットがあるのですが、大抵が直近3社までを記入する仕様で、私はバイト経験も載せていたのですが、リクルートエージェントさんは「今後の仕事に繋がる経歴なら載せるのもアリですが、希望職種とは随分異なるようなので、正社員としての経歴だけ載せていきましょう」と具体的なアドバイスまでくれて、ああ、こちらもすごく良い担当者だな〜という気持ちで登録を終えました。

最後に登録したのはマイナビ。CMとか広告とか最近すごく目にしますね。
しかしこちらは経歴を送ってもなかなか連絡が来ず、1週間経ってようやく来た返事の内容は「あなたの経歴じゃ紹介する会社はないですね」という内容でした…
そりゃ転職回数も多く、直近がアルバイトのリクルーターは就職出来る見込み低いですよね…。聞くところによると人手不足のようで、全員を対応していられないらしく、入り口の段階である程度ふるいにかけているらしいです。仕方ないとはいえ、面談さえしてくれないのはちょっと印象が悪いなあ…と思いました。

そんなこんなで、今回はインテリジェンスとリクルートを利用する事にしました。

インテリジェンスとリクルート、どちらのエージェントをメインで使うか?

扱っている求人にそれぞれ違いはあまりなく、どちらをメインで使っていくか悩みました。インテリジェンスは女性ですごく親身に考えてくれるし、ルクルートは的確なアドバイスをして先導してくれるし…

最初は並行してどちらも同じくらいの会社にエントリーしていましたが、面接後のフォローなどのスピードがインテリジェンスが圧倒的に早く安心感があったので、私はインテリジェンスメインで転職活動を進める事にしました。(リクルートは最初こそ印象は良かったのですが、段々と連絡頻度やフォローも減り、ちょっと不信感を抱く出来事もあり、それもあってインテリジェンスの印象が良くなりました。)

書類選考で落ち続ける日々

ゲストハウスでのアルバイト歴を加えてしまうと転職回数も増えるし、なにより何でこのタイミングでアルバイト?って突っ込まれそうだなという気持ちもあって、個人的にはバイト歴は消したかったのですが、インテリジェンスのエージェントさんは「空白期間がある事もマイナスになる場合があるから、個人的にはバイト歴も書いた方が良いと思います」とアドバイスを貰い、①アルバイト②ノベルティグッズの営業&ECサイト運営③ウェブデザイナーという3つを経歴のメインにして書類を作成して応募していました。

当初の希望職種は、「事務/経理/総務」などのオフィスワークを希望していたのですが、ことごとく不採用。不採用通知に段々と慣れて来ると同時に「私を必要としてくれる会社ってもしかしてないんじゃないかな…」と自信をどんどん失う日々…

エージェントさんも「未経験は落ちて当たり前。とにかく少しでも気になった会社はエントリーしていきましょう。30社くらいエントリーしてようやく1社書類が通過するかどうかのレベルですから、気にせずどんどんいきましょう」と言ってくれていましたが、ことごとく落ち続けている現状にエージェントさんが見かねて「今までの経歴を少しでも生かせる仕事はどうですか?ウェブ系はやっぱり需要ありますよ。営業も内勤営業でしたらどうですか?」と、事務系以外の仕事を勧めてくれ、私も「応募したって受かりっこないだろうけど。」と半ばやけくそで他の職種にも応募する事にしました。

ポンポンっと書類が通過する

職種の幅を広げたところ、一気に5社ほど書類が通過しました。ほとんどがウェブ系。やっぱり経験がないと厳しいということか…

当初はウェブ系は全く考えていませんでしたが、通過した会社がどこもなかなか大手で、段々と「大手のウェブ屋、ちょっと、かっこいい…」と仕事内容そっちのけでその気になっておりました。

その中に未経験で何故か書類通過した、この度入社した人材の会社があり、最初は「大手のグループだけど、会社自体の規模は小さいな〜。小さい会社だと体制とかも不安だし、面接辞退しようかなあ」と思っていましたが、エージェントさんから「この業界は未経験ではなかなか入れないんです、だからすごく貴重ですよ!入るか入らないかは結果が出てからでも遅くないので、とりあえず受けてみましょう!」と促されて、面接に進みました。

面接漬けの日々

書類の次は面接。一次面接をしたところは全て通過し、二次面接も加えると1週間に面接3社という時もありました。

面接はとにかく準備が大変。
職務経歴も、会社毎に強調するところを変えて話す必要があるし、志望動機などを作る上で企業研究は欠かせないし、めちゃくちゃ緊張するし、面接が多い週はほんっっっとうに疲れました。
直接応募した企業も面接があったのですが、エージェントからの事前フォローなどがなかったためかなりガツガツと色々聞かれ、圧迫面接のようでした。怖かったな…

ついに内定を貰う

二次面接では残念ながらいくつか落ちてしまって、最終的に残ったのは老舗大手企業のWebディレクターと、今回入社した人材の会社。
人材の会社は今までの経験も全然生かせそうにないのに、最終面接後すぐにエージェントさんから内定の連絡をいただきました。

でも私はもう一社のWebディレクターに惹かれていたので、少し猶予を貰って老舗企業の回答を待っていました。

こんなタイミングで友人のグループ企業にエントリーする

そんな中、友人が勤める化粧品関係の会社のグループ企業が、書類選考無しで面接に進める「友人紹介キャンペーン」なる求人を実施していて、気になる求人があったら紹介するから言ってね〜と言ってくれていたので、このタイミングですが思い切って応募してみる事にしました。
仕事内容への興味はもちろん、企業イメージがあまりに眩しくて(六本木という都会の大きなビルの一角、化粧品関係というキラキラした業界)、こんなところで働けたらかっこいいな〜という憧れもり、話だけでも聞いてみたいと思いエントリーしてみました。

最初はフランクな面談を行い、仕事内容や会社の紹介などの話をした後、その上で興味があれば改めて応募してください、というシステム。
私が興味を持ってエントリーしたのは契約社員としての枠だったのですが、やはり正社員としてスタートしたい気持ちがあったので聞いてみると、「このスキルなら、正社員スタートも可能かもしれない」といわれたので、次の面接にもエントリーしてみました。

しかしこのとき既に人材の会社から内定を貰っており、その会社の回答期限の日が面接日となりました。

今までで一番感じが悪い面接

私もある程度面接慣れしてきて、何をどう話せば良いかわかってきていましたが、全然思い通りにはいきませんでした。

まず、面接官が3名入室。1名は一次面談で一度お話しさせていただいた女性、後は人事の男性1名と、今回の配属先の責任者?と思われる男性1名。
この責任者と思われる人の態度がめちゃくちゃ悪かった。

まず自己紹介と、今までの職務経歴を簡単にお話しくださいと言われたのですが、私の話が途切れる前に「はい、はい」と食い気味に相づちを打たれる。ものすごく急かされているようで、思う存分話せませんでした。ほとんどの面接官は、ある程度優しい顔で頷いて聞いてくれていたのに対し、にらむような目つきでずっとこっちを見ていて、「はーもう忙しいんだから早く終わりにしてよ」という雰囲気をビンビン感じました。

そして職務経歴を話し終えたら「私からは以上ですが、(隣の人に振って)あなたは?」と一次でお話しした女性にバトンタッチ。
その女性も「え?もう?」とちょっと焦っていたようで「私は一次である程度お話伺っていましたので…そうですね…」と絞り出したような質問をされたような気がします。

その後は人事の方から条件面などの話をされて、最後に私の質問や希望条件タイム。

給与や待遇など、求人に全く具体的な内容がなかったので、ここである程度希望条件を話しました。また、実は1社内定を貰っている会社があって、そこの回答期限が今日までなので、もし可能なら本日中に回答を貰いたいとお願いしました。
難しければもちろん大丈夫です、とも言いましたが、責任者と思われる人が食い気味に「はい、わかりました、ではすぐお返事します。」と言うので、「ああ〜落ちたな」と感じました。でもまあこんなお願いをする時点で半ば諦め半分だし、落ちて当然だしいいや〜と思い会社を後にしました。

最初は「内定を貰ってる会社より条件が良かったらちょっと考えようかな」と思っていましたが「いくらキラキラオフィスのオシャレな会社でも、この人とは絶対一緒に働きたくない」と強く思いました。

面接を終え神社で休憩

今までインテリジェンスのエージェントさんには色々お世話になりましたが、この面接は友人の紹介なので、仮に受かっていたとしてもエージェントさんの数字には繋がりません。それでもこの仕事に興味があるので、回答次第ではそっちに行きたいと事前に伝えており「頑張ってくださいね!」とまで言ってくれていました。

「面接後お話聞かせてほしいのでお電話しますね」と言われていたので、電車に乗らず近くにあった大きめの神社に寄り道していました。

そこでおみくじを引くと、仕事欄には「迷うな、一つに決めろ」的な事が書いてあり、なんかすごいタイムリーだなあと一人感動していました。

そしてエージェントさんから電話。
面接の雰囲気からおそらく不採用になりそうだ、というかいい印象を持てなかったので現在内定を貰っている会社に決めます、と伝えました。エージェントさんから「本当にそれで大丈夫ですか?」と何度も確認されましたが、大丈夫ですと伝えると安心したように「そうですか、よかった!」と自分の事のように喜んでくれました。
良いエージェントさんでよかったなあ〜。

そして無事、未経験の人材の会社に入社し、今に至ります。

とても充実した3ヶ月間だった

今まで自分の力で決断し、行動するという経験が著しく乏しく、思えば高校受験も親任せ、大学受験も適当に浅く調べて受かった大学に行き、就活も友達と同じ説明会に行くなど、「どうしたい」という明確なビジョンなんてないまま、のらりくらりと生きてきました。ただ今回の転職活動だけは、親の力も借りず、友達に左右されることなく、自分がどんな仕事がしたいか、どんな会社で働きたいか、面接ではどんなことを伝えてたら効果的なのかなどしっかり考えて活動できたので、大変だったけどとても充実感のある3ヶ月でした。

転職活動をする上で「自分は何がしたいのか」「どうなりたいのか」という自己分析って本当に大事だと思いました。いや、ものすごく普通のことかもしれないけど、私はこれが苦手なのです。なんとなくで考えて動いてしまうというか。なので今回はしっかり時間をかけて自分と向き合って、PDCAをしっかり回しながら活動できた気がします。
ちなみに私なりに自己分析して出した条件がこちら。

  • 「衣・食・住」など、人が生きる上で絶対に必要な業界で働きたい(安定的な意味もあるし、興味に左右されないのでは)
  • 福利厚生がしっかりしている会社がいい(長く続ける上での安心感)
  • コミュニケーション力を生かせる仕事がしたい(自分の得意を生かしたい)

3つ目のコミュニケーションについては、「あなたは人とコミュニケーションを取る仕事に向いている」といろんなエージェントさんに言われたので、接客的な要素もある仕事にも目を向けたきっかけでもあります。

いざ、リスタート

そして私が入社したのは、大手グループの人材会社。大手なので福利厚生もかなりしっかりしています。そこで私は「コーディネーター」という仕事をすることになります。主には求職者と面談をしたり、その人に合った仕事を紹介したり、就業者の日々のフォローをしたりと、かなり人と密に接する機会のある仕事。人の生活の基盤となる「仕事」に携わるのはとても気が引き締まるし、日々いろんな人とコミュニケーションを取るので、自分のコミュ力の成長にも繋がる!

と、これを書いているのは2020年9月なのですが、実は異動により現在企画運営の部署にいます笑。
これまでとこれからの仕事の話は、まあ機会があれば…

 

在宅ワーク

かなり久しぶりのエントリーです。

皆さんお元気ですか?(皆さんとは)

日々『ブログ書きたいなー』と思っていたら、あっという間に3年もの年月が経っていました…時の移ろいは早い…

 

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、我が会社もとうとう1週間交代の在宅勤務という名の自宅待機が発生。

支給されているのはガラケーのみ。(普段オフィスワークなので、スマホやノーパソなんぞ元から支給されていない)

とはいえ在宅“勤務”なので、仕事をしなければならない。

しかしセキュリティ上、会社の資料を持ち帰ることもできない。

どういう形で“仕事”するのかは社員に一任されており、そういうの苦手な私は初日からソワソワして、結局ブログ書いている次第です。

資格の勉強やら、創業者の書いた本読むとかヒントは色々もらってるんだけど…

 

以前のエントリー時は確か転職活動してます〜的な内容で止まっていたのですが、無事就職して、その会社でまだ働いています。

色々思うこともあって文章にしたいなあとも思っていたので、この機会にこの3年間をまた記事にしてみようと思ってます。今日は仕事中なのでここまでに。。

そのうち追加しま〜す。

人は変わりゆくものなんだなあという話

私は男女間の友情は基本的にナシと思っていて、今付き合いのある男友達は、趣味の繋がりとか、仕事関係とか、腐れ縁とか、そういう関係の人しか居ないため割と少ない。

そんな数少ない男友達の一人とやり取りで、この間少し寂しい思いをしました。

大事な男友達

その人とは趣味を通じて知り合いましたが、その趣味以外でも気が合うところもたくさんあって、今までたくさん連絡を取ってきました。昔は良く長電話しては色んな話をしたし、お互い恋愛で辛いときは励まし合ったりしたし、私にとっては深い友人の一人でした。彼も昔は「山ちゃんは俺の中でかなり付き合いの深い友人だよ」的な事を言ってくれていたし、お互いそういう認識で”いた時期もあった”と思います。

彼の事はU君としよう。

U君の性格はとにかく真面目で真っすぐ。昔から世界情勢やら政治やらへ常にアンテナを張っていて、当時はジャーナリストを目指していたらしい。英語は昔からコツコツ勉強していて、社会人でも早朝から勉強して、帰宅しても勉強漬け。留学のために貯蓄もしっかりしていて、計画通り留学もしていた。テレビはほとんど見ず、もちろんバラエティ番組など見る事がなく、芸人や流行りのタレントなんかも全然知らない。

昔こんなエピソードがありました。

なんかの会話をしていた時に、割と有名な芸人さんの名前を出したらU君はその人を知らなくて、「え、知らない?」って聞いたら、
知名度が高いからってみんなが知ってると思わないで。じゃあやまちゃんは○○って知ってる?(確か政治的なワード)芸人よりも知るべき事はもっとあるんじゃないかな」
的な事を言われた事がありました。
知らない事をバカにしたり責めたりした訳じゃないのに、そんな威圧的な言い方しなくても…とその時は思いましたが、そういう風に感じさせてしまった私も悪かったのかな、と思いその時は謝罪しました。

このエピソードからもわかるように、彼と私では思い描く”普通*1”が随分違っており、この件以来、U君と話すときは慎重に言葉を選ぶようになりました。ただ、決して面倒だとは思わず、逆に勉強になったなあと思えた出来事でした。

沸点も割と低く、ちょっとした事でも「それってどういう事?」と真っ向から当たってくるような事もあったので、それが怖くて泣きながら「そんな怖い言い方しないで」と訴えた事もありました。
そんな風にお互い思った事を素直にぶつけ合ってきたので、彼が「こんな事があった」って話をしたら「君はきっとその後こういう行動をとるだろうね」って予想して当たってしまうほど、少なくとも私は彼の行動や思考が読めるほどの関係値になっていました。

ちょっと難しいところはあるけど、色んな知識を持っていて、常に前向きな彼の話から私はいつも刺激を貰っていたし、尊敬していました。

意識がとても高い人

彼は昔から”成功者”に憧れているような印象がありました。
私はそのへんの知識が乏しいので具体的に名前を挙げる事が難しいのですが、有名実業家などのビジネス書を読んではそのスタイルを実践したりしていました。尊敬する人に対してはちょっと信仰心が強めかも。愛着や敬意を持つと、かなりのめり込んでしまうようなタイプ。

そして最近は投資関連の勉強なんかもたくさんしていて、先日連絡をした際は「はやく個人投資家になりたい」って言っていました。

私との時間は無益(もしくは損)

私は現在転職活動中なのですが、内定をいただいた会社が彼の家の割と近くだったのです。仕事が決まったら職場の近くに住みたかったので、そうなるとU君ちと近くなるんだ〜、なんか面白いな〜と思って連絡をしてみました。

「暇があったらまた会おうね〜」と言ったら、彼からこんな返事が返ってきました。

暇なときは一分もないけど笑、○○(共通の趣味)は行こう!

特に日時を指定したわけでも、無理に予定を空けさせたわけでもなく、「今度会おうね」という別れ際の常套文句とも取れる私の一言に対してのこの返答。
真面目な性格のせいだろうか、それとも真意を汲むのが下手なのだろうか。
誘った矢先に「暇なんて時間はないけど」なんて言われたら、「私と会う時間はもったいないです」と言っているようなものじゃないか。

その後私は

私と会う暇はありませんみたいな言い方失礼なんですけど!笑

と「笑」を付けてやんわり伝えてみたのですが、それに対し

違う、そういう意味じゃないよ!
読むべき本や勉強など常にやる事はあるわけで、暇って時間は本当に一秒もないんだ。でもきっと天才や金持ちじゃない限りみんなそうだよね?
それに天才や金持ちほど時間を大切に使って自己投資や勉強をしてる。だから暇という言葉がかなり嫌いなんだ。

と返ってきました。
そう、論点が少しズレているんです。

彼に暇などない事は百も承知です。
彼と趣味で会った帰りなども「私はごはんでも食べながら色々話したいけど、U君は忙しいだろうし誘っていいのかな」っていつも気を遣うくらい彼が時間を大切に使っている事は知っているつもりです。

U君はすごく真っすぐな人で、私も真面目なので、お互い「?」って思った時は既出の通り「今こう思ったけど、どういう意味でそう言う事言ったの?」みたいに本音でぶつかり合う事も少なくありませんでした。

今回彼は、「やまちゃんは俺に暇な時間がそれなりにあると思って気軽に誘ってるかもしれないけど、俺はこれだけ忙しくしてるんだ」って事をただ単に伝えたかっただけで、私と会う時間がもったいないって意味で言ったんじゃないと思っていると思います。

でもやっぱりこの流れは私が感じたように聴こえてもおかしくないと思うし、その後の弁解も「具体的にはこんな事で忙しいんだ。だから会ってる暇がない事理解してよ」って言っているのと同じじゃん、と思い少なからず寂しいなあと思った事を伝えました。

もちろんそう言う意味だと捉えてたから大丈夫、理解してるよ!でもやっぱり「私と会う時間を捻出するのは惜しいです」ってニュアンスを感じて寂しく思たので、言ってみたんだ。
私も今仕事してないけど、就活に勉強に忙しくしてるから暇はないし、暇の捉え方としては一緒だと思う!

結局、これに対しての返事は来ませんでした。

投資家に友達は必要ない?

本やインターネットなどで知り得た情報によると、投資家や実業家に「友達」という人は極めて少ない傾向にあるんだそうです。というか必要ないんだそうです。
彼らにとっての一番の幸せは利益や富を得る事であって、大切な時間を友達と会うという無益な時間に費やしたくないんだそうです。

私もこれに関しては同感です。
自分にとって有益な時間になると思うからその人と会うわけであって、そう思わない人に対しては自分から誘わないし、相手から誘われてもちょっと気が重かったりもします。ましてその人と会うために高い交通費をかけ、食事代を払うなら尚更気が進まず、言い訳をつけて断る事もあります。
そういった損得勘定は私も同じかと思います。

私からは経済や投資関連の情報を得る事は出来ないだろうし、経験してきた仕事の業界も全然違うからそういった話も出来ないし、そういう見方で私を見ているなら完全に無益だし、そこに関してはむしろ納得です。

でも、彼が色々悩んで鬱っぽくなって居た時に私の家に招いたり、元気づけるために焼き肉おごったり、私が失恋したとき遅くまで電話付き合ってくれたり、入院している時にお見舞いに来てくれたりと、今までたくさんそういう「友達」っぽいことたくさんしてきた仲なので、ビジネスとか情報共有とかの枠じゃない、心理面での友情が築けていたと思っていて、そんな彼から「無益」と切り捨てられた事がすごく悲しく感じたのでこんな記事を書いている次第です。

でもたとえ彼が私を「無益」「時間を費やす価値がない人」との判断をしたとしても、私が彼を尊敬したり友達として好きな気持ちに変わりはないので、逆恨みしたり否定したりするつもりはありません。

「友達とは何か」に結論が出た気がする

昔からも良く考えていた事なのですが、この一件でより「友達って一体なんなんだろう」という事を深く考えていて、ようやく自分なりに一つ答えが出せた気がします。

友達は、お互いがお互いを評価しない関係

 例えば友達の行動を批判したり、友達の仕事を見下したり、そうやって友達を”評価”してるうちは、友達ではないのかもしれないと思うのです。

私もそういう事を思う事はとても多いです。
でもそう思ってる相手はきっと私にとって友達じゃないんだと思うんです。

現に、すごく尊敬していたり大好きな友達だと認識している人に対しては、そういう事一切思いません。その人の考えをとても尊重しています。
その人が例えば私から見て間違った事をしたとしても「それはどうかと思う」と押し付けるというというよりは「こうしたらいいんじゃない?」みたいに相手の立場になって考える事が出来るし、仮に友達が私とは違う判断をしたとしても「それも彼女だ」と認められるというか。

なんかそういうのがずっと言葉にできなかったけど、それってつまり「相手を評価しない相手」=友達って事なのかなと思うようになりました。

結論:考え過ぎ

今日この話を朝から友達とコーヒーを飲みながら話したのですが、「そこまで考える必要なくない?面白い人だね」と言われました。
その子は私にとって大事な大事な「友達」です。

価値観は人それぞれ

友情が大事という人もいればお金が一番大事だと思う人もいるし、価値観は本当に人それぞれだから、それについてどうこう思ったりはしません。その人の素直なままの気持ちで生きれば良いと思っています。

私はお金に対しての執着はあまりなく、自分が不自由なく生活していける程度の収入があれば良いな〜くらいの感覚なので、U君みたいに投資など資産運用をしていきたいという意欲もさほどありません。(知識としての興味はある)

なので仕事に関しても、稼げる仕事というよりも、やりがいや一緒に働く人の雰囲気、ワークライフバランスなどに重きを置いて就活しています。

その代わり友人や家族や恋人や、自分が好きだと思う人との時間をを大切だと思っているので、私はそこを重視して生活していきたいなと思っています。

上辺だけの情報や相手の言動に期待することなく、ありのままの相手を好きになれる事は、自分にとってもすごく幸せだなと最近つくづく思います。私が友達だと思う人に対しては無理なくそういう気持ちで接する事が出来るので、本当に楽だしそう思える自分が好きです。

今回のように大好きな友人が去っていってしまうのは悲しい事だけど、多かれ少なかれ人は変わっていくし、それでも私がその人の本質を好きだと思い続けられれば、それが一番幸せだなあと思いました。

価値観は違えど、自分で自分を幸せにする事に変わりはないんだなあ。
キレイにまとまりました。

*1:普通や常識は人それぞれ違いますが、ある程度は共有できる人も多いかと思うのでこういう言い方をしています

元カレにバッタリ会った話

4月の始めに、金沢から実家である埼玉へ引っ越してきました。現在私は転職活動の真っ最中です。

仕事の話は追々するとして、先日こんな事がありました。このブログには書き記しておかねば、と思い更新しております。

元カレとバッタリ遭遇

現在転職活動中。第一希望は正社員で動いておりますが、念のため派遣なんかも登録しておいた方が良いよな〜と思い、手術前に一度短期でお世話になった派遣会社さんにとりあえずお話を伺いに行きました。

派遣会社だと言っているのに、正社員か紹介予定先派遣をお願いする私。(どう考えても失礼)どこにどんな求人が落ちているかわからないし、この派遣会社さんすごくしっかりしていたから好きだし、無理かどうかはさておき希望条件だけお伝えして面談終了。

時間はお昼頃だったので、どこかでランチでも〜と飲食店を見て回っていた時。ふと横を見ると、見覚えのある顔がそこにはあったのです。

「ああ!」

そこに居たのは、そのあまりに淡白な態度に散々悩まされたR君。
良いやつというよりどうでも良いやつ、R君。
私が金沢に行くきっかけを与えてくれたR君。
最後は言いたい放題言い放って、一方的にブロックしてたR君…!

元々この派遣会社がR君の働く街だということは知っていました。付き合ってる時に一度この派遣会社に行くついでにR君とランチしたこともあります。
とはいえ、オフィス街のランチタイムなんて人でごった返してるし、そこでそんな人と遭遇するなんてすごい確率…

この時R君は会社の人と一緒に居てあまり話すことができなかったので、その後LINEで『元気そうで良かった!仕事頑張れ!』的なメッセージを送ったのですが(もちろんブロック解除してから)、意外にもLINEが続いたので、どうせなら会って話したいなあと食事に誘ってみるとあっさりOK。後日会う約束をしたのでした。

余談ですが、この日は私の中で男運の強い一日でした。

  1. 友達を通じて知り合った男子を食事に誘いアポ取り成功
  2. 元彼のR君にバッタリ遭遇
  3. スポーツバーで知り合った大卒ピカピカ男子に誘われディナー
  4. 3の男子と食事中、同じくスポーツバーで知り合った男子から連絡がくる

 自発的なものもあるし別に恋愛系ってわけじゃないけど、私にしては男運強めだと思います。男の傷は男に癒してもらうんだから!

元カレと別日に飲みに行った

さて、バッタリ遭遇してから数日後。R君と改めて食事に行く約束の日。
場所は新宿。

待ち合わせ前に『どこ行こうか?』とR君に聞かれ、ランチを食べ過ぎたせいでお腹が全然空いておらずむしろ胃もたれしてたのでこってり系は避けたかったのと、就活の慣れないヒールで足が疲れていたので、”和食”と”ゆっくりできるところ”がいいという希望を伝えました。私のイメージでは、坐和民とか、わんみたいな個室のある和食居酒屋店を想像してのリクエストでした。

そしてR君と合流。
「魚屋電話したら空いてるって言うから。ちょっと歩くよ」と事前に電話で空き状況を確認してくれていたお店へ向かう。あら、意外と段取りが良いのね〜と感心したのは一瞬。到着したのは磯丸水産のような雑多な海鮮居酒屋でした。

タカマル鮮魚店  3号館

食べログ タカマル鮮魚店 3号館


「ゆっくりできるところ」とは真逆な店のチョイス、嫌がらせかと思いました。でもこういう気の利かない所も変わらんな〜となんか逆に笑えました。

ビールで乾杯し、色んな話をしました。
私は金沢での話を、R君は仕事の話や直近の彼女の話を。

そう、彼女。
私が手術後、約束していた焼き肉に行くべく連絡したら”彼女ができたから”と連絡を無視されていたことがありましたが、その彼女とはどうやらついこの間別れたとのことでした。

「相変わらず続かないんだね〜」と言うと、「いや、あの子は今まで付き合った人の中でもダントツで思いやりのない子だった。」と反論。詳しく聞いてみるとこういうことらしいです。

その子はバーベキューをした時に友達が連れて来た子らしく、歳は2つくらい下。

私「思いやりがないって、例えば?」
R「たとえば、旅行とかのお金とりあえず俺が立て替えて支払ったりしてたんだけど、いつになっても返そうとしてこない。で、5〜6万くらい溜まっちゃって、さすがに俺も”そういうところはちゃんとしよう”って言ったの。そしたら謝るでもなく”ああ。”って言って、次会った時にパーンって返してきたり。」
私「お金なかったんじゃない?」
R「いや、お金は持ってるはずなんだ。稼ぎもボチボチあるみたいだし」
私「出してほしかったんじゃない?おごってあげたらよかったのに」
R「いや別にそれでもいいけど、それならそれで言ってくれればいいじゃん。立て替えて”もらってる”って意識もないのはどうかと思う」

私「そっか。あとは?」
R「あとは、泊まりに来た時とか朝とかずっと寝てて、朝ご飯はいつも俺が作ってる。」
私「え、じゃあ作らなきゃ良いじゃん」
R「いやでもそういうわけにもいかないし…」

R「あと、会う時も俺が出向いたりして結構向こうに合わせてたし、なんか俺ばっかり色々気を遣ったりしてた」
私「そう…。で、別れはどっちから?」
R「一度俺から”こういうことが続くようならもう無理だから別れよう”って言ったんだけど変わらなくて、最終的には向こうから”変われないし無理”ってなって別れた」
私「そう簡単には変われないしね…」

ちょっとここでひとこと言わせてほしい。
あんたと付き合ってたときの私じゃんか!

続いてこんな話になりました。

私「結局どっちかがしなきゃいけないんだよきっと。R君がそれをしちゃうから、彼女はしないんだよ。だからR君がしなければ、もしかしたらしてくれたかもしれないよ」
R「いや、たぶんやらないと思う。っていうか男には不自由のなさそうな結構可愛い子だったから、今までもそうやって男に色々してもらって来たんだと思う」
私「そう…なんかR君って意外と亭主関白気質なんだね…」

なんか、私の知ってるおおらかで自由で何も考えてないR君じゃなくて、小さいことでグチグチ言って見返りを求める器の小さいRで驚きました。いや、それとも前者のおおらかR君は、私の幻想だったのかなあ…

恋は盲目とは良く言いますが、本当にその通りで、私はこんな器の小さい人を本気で、自由でおおらかで清々しい人だと思っていて、なんかそう錯覚してしまっていた自分もそれはそれでちょっと怖いけど、それをしっかりと判断できるようになった今の健康な自分に嬉しくもなり、今そういう状況だというR君が面白くも感じられました。

昔だったらR君にどう思われるかばっかり気にして、言いたいこともろくに言えず、話したいこともろくに話せず全然盛り上がらなかった会話も、この日は何も気にせずペラペラ言いたい事言いまくってて、それもなんか嬉しかった。
もちろんアンテナを張れば「あ、なんか今私喋りすぎてる」って思えるんだけど、そんなこと気にしなくてもいいやってアンテナ引っ込めて自由に喋れました。

ああ、なんか会えて良かったなあと思える、有益な再会となりました。
今度は普通に男友達として会いたいなあ。

ちなみに私は恋愛マスターの友達の影響で”女は男におごってもらってナンボ”思考が身に付き、この日R君にも『これからは声をかけてくれた男性の誘いは全部応じて行こうと思う。そこでおごってくれれば次も会う、おごってくれなかったら次はナシって考えて行こうと思う』という話をしました。*1
だから気を遣ってくれたのかわかりませんが、『今日は良いよ。俺ばっかり食べてたし』とおごってくれました。やったーラッキー♪

考え方が変わってきた私

以前は察してちゃんだった私。その要素が完全に抜けた訳ではないですが、R君と出会って、金沢で1年間過ごして、考え方が少し変わりました。

どう変わったかというと、相手に察してほしいと思わずに、自分から進んで気持ちを伝えていくようになりました。もちろん完全にその考え方を自分の中に落とし込めてはいませんが、少なくともそういう思考は理解できるようになりました。

加えてネガティブなことや悪口を言う機会が減って来たし、そういう話をしている人を見ると『そんな事陰で言ってるなら本人に言えば良いのに』という思考にシフトして来ています。

『”素直に”生きることを少し覚えた』ような、『回りくどいことは面倒くさい』と思うようになったというか、『目的のある言動』をするようになったというか。シンプル思考になって来たように思います。

ウジウジ考えたり、悶々としたりすることは少し減ったような気がします。

何が私を変えたのか

何でこんな風に思えるようになったんだろう?と考えて辿り着いたのは、私が慕ってやまないゲストハウスのオーナー夫婦でした。もちろんその人達だけじゃなくて、金沢で出会った人達の経験も大いにあるんだけど。

その話はまた追々のエントリーで。

早く仕事を決めるぞ

ずっと家に居るのもそろそろしんどいので、早く仕事決めたいです。
進みの遅い就職活動ですが、ようやく最近面接の予定も入ってきて。
早く仕事始めて、毎日に生き甲斐を見つけて、そしてあわよくば良い出会いがありますように!

*1:おごってほしいということではなくて、この人にならご馳走してもいいって思ってくれてるかどうかを計る判断材料という意味で。もちろんおごってもらったら普通に嬉しい