やまのひとりごと

なにか考えるとき、少し浮いてる気がします。

セカンドオピニオンという選択

前回の受診で子宮内膜症の疑いがあると言われ、本日はその結果を聞きに二度目の婦人科受診の日。緊張しながら病院へ。

検査結果はやはり子宮内膜症でほぼ決まり

血液検査の結果、腫瘍マーカーの数値が高く、ほぼ子宮内膜症で決まりのよう。

「怖いけど、手術が最善だよな…」

とある程度腹をくくっていたので、どんとこい!と思っていたら、まさかの薬物療法からのスタート。え?前回の診察で先生「サイズがサイズだから破裂の恐れもあるし、悠長に薬物療法してられないかもしれないね」とか言ってたのに、薬での治療で良いの?私的には薬で改善されるならそれにこした事はないけど、そうする事が果たして最善なの…?

直近の手術はなくなりひとまず安心という気持ちと同時に、ダラダラと薬物療法を続けていていいのか?という不安が残る受診でした。

低用量ピルでの治療が始まる

薬物療法とは「低用量ピル」という薬を一定期間続けていくというもの。ピルって避妊薬じゃないの?それが子宮内膜症に効果あるの?わからない事だらけで不安なため、暇さえあれば(つまり毎日)スマホで調べまくる。

そもそもピルとは避妊薬として広く知られている。ピルによりホルモンバランスを調整し、排卵が抑制されて妊娠しないという仕組みらしい。
子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が何らかの理由で子宮外にでき、そこでも月経がおこり、はがれた内膜を体外に出す事が出来ないため肥大化してチョコレート嚢胞という腫瘍が出来てしまう。ピルを服用する事でホルモンバランスを調整し、月経量を減らし、結果的にチョコレート嚢胞の肥大化を抑えるという仕組みのよう。*1
私の場合、嚢胞がかなり大きいらしく、当初早々に手術した方が良いと言われていたけど、ひとまず薬物療法で様子を見て、経過次第では途中からMRIなどに切り替えるかもしれないとの事なので、まずはこの低用量ピルにお世話になる。

ただこの薬、調べていくと怖い記事もちょこちょこ見かける。
低用量ピルは副作用として、下腹部痛、吐き気などがあるらしいが、「血栓症」になるリスクもあるらしく、過去に死亡例まであるらしい。病院で「万が一血栓症で病院にかかるなんて事になった場合、”私この薬飲んでます”ってわかるようにお財布などにこれ入れておいてね」とカードを貰った。
こんな記事も発見。

ピルとその周辺: ルナベルでも死者 重篤副作用は40歳代に集中、人為薬害の様相

30〜40代が血栓症になる確率が高い、服用開始から1〜3ヶ月に発症する場合が多い、その危険性を医師が説明しないケースも多い…
もちろん必ず血栓症になる訳ではないけど、可能性があるというだけでもやはり怖い…色々調べ進めていく中で、「低用量ピルの原価は数十円なので、製薬会社としてこれほど儲かる薬はない」という記事も見かけて、「もしかしたら先生は、MRさんから低用量ピルを使ってもらうよう営業を受けて、本来手術が妥当の私にも、まず薬物療法を進めたのでは…」という不安がよぎってしまう。

セカンドオピニオンという選択

一人の医師だけでなく、他の医師にも診てもらい意見を貰うセカンドオピニオン。テレビ番組などの影響もあって現在ではこの言葉も徐々に浸透してきてはいるらしいけど、担当してくれた先生からしたら「私の診察じゃ不満?何が気に入らないの?」という印象を与えかねない。先生だって人間だもの…

初診のていで他の病院にかかる事も出来るは出来るけど、現状私は既に薬物療法を開始してしてしまっているので、その経緯を説明する上でも初診扱いはおそらく無理。それに大体はかかっていた病院の紹介状がないと診てもらえない事が多く、先生に「セカンドオピニオンとして他の病院も受診したい」と言わざるを得ない状況。

母に相談すると「一生に関わるかもしれないんだから、先生の事気にしてる場合じゃないでしょ!言いにくいならお母さんから言ってあげようか?」と言われた。確かに、不安なまま治療を続けて、結果嚢胞破裂とか、血栓症で最悪死亡とかイヤだもんな…

という事で来週病院に電話して、紹介状をもらって来ようかと思います。

子宮内膜症専門の科がある

何処の病院に診てもらえば良いのかなーと調べると、どうやら東京大学医学部付属病院に「子宮内膜症外来」という専門の科があるらしいので、そこにお願いしようかなと思っている。
その前に、乳がん検診のために他の病院にも行かなければ行けないので、病院で忙しくなりそうな感じ。*2

母が病院勤めだったため、何か不調があっても病院から薬を持ってきて「これ飲んでおけば治る!」と今の今まで病院にあまりお世話になる事が少なかった私。それがこの歳で色んな病院にお世話になる始末…
もしこれを読んでいる女性で、普段から病院に行く機会が少ない方は、些細な事でも不安があったら病院に行く癖をつけておく事をお勧めしたい。我慢してたって誰も褒めてくれないからね。

仕事のこと

現在無職につき収入ゼロ。微々たる貯金も確実に減ってきております。
セカンドオピニオンの結果薬物療法をしばらく続けましょうという事なら、短期で派遣でもしようかと思っている。3ヶ月更新が多いので、万が一手術に切り替えましょう、となってもまあ3ヶ月くらいは待ってもらえるだろう…
という事で現在派遣の仕事を探しております。コーダー系は時給が高くて魅力的!でも残業があるかもしれないから、普通の事務がいいのかなー。悩みます。

彼の反応がやっぱり気になって仕方ない

話それますが、最後は結局この話題…

直接病気を伝えたのが先週日曜。
月曜、「ちょっと呑んでくる!」というLINE後連絡来ず、深夜1時半に「居酒屋で寝てた…今から帰ります」と連絡が来る。
火曜、彼は大学時代の友達の赤ちゃんを見に行き、帰りにまた「ちょっと呑んでくる!」というLINE後また音信不通、深夜2時頃着信があり「家に帰って携帯充電してたら寝てた…」とのこと。

お互い自然と帰宅連絡をし合うくせがついてきたので、連絡がないと安否の上でも心配になる。ただ時期が時期なだけに、「もしかして、私が悩みの種でたくさん呑んでしまっているのだろうか」「このまま連絡が来ずにフェードアウトしてしまったらどうしよう」とか不要な心配を悶々としてしまい、久しぶりにけっこう泣いていた。
でも彼の幸せを思うなら、たとえ離れて行こうとしてもそれを止める権利は私にはないし、それを何も言わずに受け入れるしかないんだから余計どうする事も出来ずただ泣くしかない夜が連日続きました。
火曜の夜、泣いている最中に電話が来て、こんな話をした。

彼「ごめん、帰宅して携帯充電してたらいつの間にかこたつで寝てた…」

私「そっか、無事帰宅してたなら良かった。連絡ありがとう。毎日うるさくてごめん」

彼「いや、こちらこそ昨日に続きほんとごめん。泣いてる?」

私「大丈夫」

彼「大丈夫じゃないでしょ、ほんと心配させてごめんね」

私「…毎日遅いのは、私のせいかなって少し考えてしまった。私の事で悩ませてしまっているかなと不安でした」

彼「そうだよな。そう思うよな。でも違うから。ダメだな、こんなんじゃ。ホントごめん」

私「ううん、私こそ重く考えてしまってごめん。明日も仕事だから早く寝なね」

彼「うん、ありがとう。ホントごめんね。おやすみ」

 彼は優しくこんな事を言ってくれたけど、私が彼の言動に過剰に反応して心配している限りは彼にも多大なプレッシャーを与えてしまうだろう。この会話でも「ホントごめん」って何度言わせた事か。今まで感じた中で一番申し訳なさそうなごめんだった。

内心彼がどう思っているかわからないけど、優しい言葉をかけてくれるうちは私も彼を信じていかないとダメだね。でも寄っかかりすぎず、一人でも大丈夫なようにならないといけないね。

とは言っても、毎日毎日不安が襲ってくるので、また迷惑かけちゃいそうな気がするんだけど…

結婚してないし、婚約してないし、同棲してないし、そんな関係だから余計色々考えてしまうね。進展がない限りはきっと尽きない悩みなんだろうな。

でも今はひとまず、優しい言葉のおかげで落ち着いています。
現状最も怖いのは血栓症だ…!

*1:水分が体内に吸収される事でこの嚢胞が縮小されるらしく、古い血液が溜まった嚢胞の場合はドロドロしているため吸収されず、結果的にピルでの縮小は望めないらしいけど。

*2:低用量ピルは乳がんがあった場合に影響を与えるらしいので、早めに診てもらわないといけない。