やまのひとりごと

なにか考えるとき、少し浮いてる気がします。

転職活動の話

今更なんだけど、3年前の記事の続きを、3年後の2020年に編集しています。
今更なんだけど、これ書かないと次の記事書けない気がするので、
今更なんだけど、更新しますね。

 

3年前の2017年7月、無事転職活動を終え、2017年の時点で2年ぶりの会社員をやっています、やまです。
大手グループの子会社なので、福利厚生やコンプライアンスの面でも安心。(コンプライアンスって言葉、多分この会社に入って初めて使った)残業もあるはあるけど月45時間は絶対超えちゃいけないと言われているし(三六協定という言葉もこの会社で初めて知った)、残業代ももちろん出るので安心。

私は今まで数回転職を経験していますが、知人の紹介とか、ハロワで見つけた求人とかばっかりで、今回のようなガチの転職活動はこれが初。せっかくなのでそのガチの転職活動を記事に残しておこうと思います。

色々な転職サイトに登録をする

仕事を紹介するサイトは数多くあり、どこが良いのかイマイチよくわからなかったので、とりあえずメジャーどころは一通り登録。正社員希望でしたが、保険の意味も込めて派遣会社もいくつか登録。

しかしもう転職で失敗したくないという思いもあり、転職のプロに手伝ってもらうべく『エージェントサービス』なるものもいくつか登録して利用しました。

初めてのエージェントサービス

エージェントサービスを提供している会社もたくさんありますが、アドバイザーの人と日々連絡を取る事が多そうなので、あまり多く登録すると混乱しそうだなと思い、とりあえず3社登録してみました。(多い?少ない?)

一つはインテリジェンス(現パーソルキャリア)。登録するとすぐ連絡が来て、面談日を設定。一番最初の面談となりました。
私の担当は物腰の柔らかい可愛らしい雰囲気のアドバイザーさん。
初めての面談でめちゃくちゃ緊張していたのですが、「もしかして緊張されてます?面接じゃないのでそんな緊張しなくて良いですよ。思ってる事や不安な事など全部教えてください」と親身になってお話を聞いてくれました。
面談の最後に「実は私もやまさんと同い年で、出身地もすぐ近くで、転職回数も同じなんです。だから個人的にすごく応援したくて。一緒に頑張りましょうね」と言ってくれてさらに親近感。良いエージェントさんが担当になってくれたな〜と思いました。

次に登録したのはリクルート。担当はハキハキした中にも優しい雰囲気を持った男性で、もしかしたら私より年下かも?若かったです。2回目の面談で緊張もあまりせずに話す事が出来ました。
職務経歴書は各社それぞれフォーマットがあるのですが、大抵が直近3社までを記入する仕様で、私はバイト経験も載せていたのですが、リクルートエージェントさんは「今後の仕事に繋がる経歴なら載せるのもアリですが、希望職種とは随分異なるようなので、正社員としての経歴だけ載せていきましょう」と具体的なアドバイスまでくれて、ああ、こちらもすごく良い担当者だな〜という気持ちで登録を終えました。

最後に登録したのはマイナビ。CMとか広告とか最近すごく目にしますね。
しかしこちらは経歴を送ってもなかなか連絡が来ず、1週間経ってようやく来た返事の内容は「あなたの経歴じゃ紹介する会社はないですね」という内容でした…
そりゃ転職回数も多く、直近がアルバイトのリクルーターは就職出来る見込み低いですよね…。聞くところによると人手不足のようで、全員を対応していられないらしく、入り口の段階である程度ふるいにかけているらしいです。仕方ないとはいえ、面談さえしてくれないのはちょっと印象が悪いなあ…と思いました。

そんなこんなで、今回はインテリジェンスとリクルートを利用する事にしました。

インテリジェンスとリクルート、どちらのエージェントをメインで使うか?

扱っている求人にそれぞれ違いはあまりなく、どちらをメインで使っていくか悩みました。インテリジェンスは女性ですごく親身に考えてくれるし、ルクルートは的確なアドバイスをして先導してくれるし…

最初は並行してどちらも同じくらいの会社にエントリーしていましたが、面接後のフォローなどのスピードがインテリジェンスが圧倒的に早く安心感があったので、私はインテリジェンスメインで転職活動を進める事にしました。(リクルートは最初こそ印象は良かったのですが、段々と連絡頻度やフォローも減り、ちょっと不信感を抱く出来事もあり、それもあってインテリジェンスの印象が良くなりました。)

書類選考で落ち続ける日々

ゲストハウスでのアルバイト歴を加えてしまうと転職回数も増えるし、なにより何でこのタイミングでアルバイト?って突っ込まれそうだなという気持ちもあって、個人的にはバイト歴は消したかったのですが、インテリジェンスのエージェントさんは「空白期間がある事もマイナスになる場合があるから、個人的にはバイト歴も書いた方が良いと思います」とアドバイスを貰い、①アルバイト②ノベルティグッズの営業&ECサイト運営③ウェブデザイナーという3つを経歴のメインにして書類を作成して応募していました。

当初の希望職種は、「事務/経理/総務」などのオフィスワークを希望していたのですが、ことごとく不採用。不採用通知に段々と慣れて来ると同時に「私を必要としてくれる会社ってもしかしてないんじゃないかな…」と自信をどんどん失う日々…

エージェントさんも「未経験は落ちて当たり前。とにかく少しでも気になった会社はエントリーしていきましょう。30社くらいエントリーしてようやく1社書類が通過するかどうかのレベルですから、気にせずどんどんいきましょう」と言ってくれていましたが、ことごとく落ち続けている現状にエージェントさんが見かねて「今までの経歴を少しでも生かせる仕事はどうですか?ウェブ系はやっぱり需要ありますよ。営業も内勤営業でしたらどうですか?」と、事務系以外の仕事を勧めてくれ、私も「応募したって受かりっこないだろうけど。」と半ばやけくそで他の職種にも応募する事にしました。

ポンポンっと書類が通過する

職種の幅を広げたところ、一気に5社ほど書類が通過しました。ほとんどがウェブ系。やっぱり経験がないと厳しいということか…

当初はウェブ系は全く考えていませんでしたが、通過した会社がどこもなかなか大手で、段々と「大手のウェブ屋、ちょっと、かっこいい…」と仕事内容そっちのけでその気になっておりました。

その中に未経験で何故か書類通過した、この度入社した人材の会社があり、最初は「大手のグループだけど、会社自体の規模は小さいな〜。小さい会社だと体制とかも不安だし、面接辞退しようかなあ」と思っていましたが、エージェントさんから「この業界は未経験ではなかなか入れないんです、だからすごく貴重ですよ!入るか入らないかは結果が出てからでも遅くないので、とりあえず受けてみましょう!」と促されて、面接に進みました。

面接漬けの日々

書類の次は面接。一次面接をしたところは全て通過し、二次面接も加えると1週間に面接3社という時もありました。

面接はとにかく準備が大変。
職務経歴も、会社毎に強調するところを変えて話す必要があるし、志望動機などを作る上で企業研究は欠かせないし、めちゃくちゃ緊張するし、面接が多い週はほんっっっとうに疲れました。
直接応募した企業も面接があったのですが、エージェントからの事前フォローなどがなかったためかなりガツガツと色々聞かれ、圧迫面接のようでした。怖かったな…

ついに内定を貰う

二次面接では残念ながらいくつか落ちてしまって、最終的に残ったのは老舗大手企業のWebディレクターと、今回入社した人材の会社。
人材の会社は今までの経験も全然生かせそうにないのに、最終面接後すぐにエージェントさんから内定の連絡をいただきました。

でも私はもう一社のWebディレクターに惹かれていたので、少し猶予を貰って老舗企業の回答を待っていました。

こんなタイミングで友人のグループ企業にエントリーする

そんな中、友人が勤める化粧品関係の会社のグループ企業が、書類選考無しで面接に進める「友人紹介キャンペーン」なる求人を実施していて、気になる求人があったら紹介するから言ってね〜と言ってくれていたので、このタイミングですが思い切って応募してみる事にしました。
仕事内容への興味はもちろん、企業イメージがあまりに眩しくて(六本木という都会の大きなビルの一角、化粧品関係というキラキラした業界)、こんなところで働けたらかっこいいな〜という憧れもり、話だけでも聞いてみたいと思いエントリーしてみました。

最初はフランクな面談を行い、仕事内容や会社の紹介などの話をした後、その上で興味があれば改めて応募してください、というシステム。
私が興味を持ってエントリーしたのは契約社員としての枠だったのですが、やはり正社員としてスタートしたい気持ちがあったので聞いてみると、「このスキルなら、正社員スタートも可能かもしれない」といわれたので、次の面接にもエントリーしてみました。

しかしこのとき既に人材の会社から内定を貰っており、その会社の回答期限の日が面接日となりました。

今までで一番感じが悪い面接

私もある程度面接慣れしてきて、何をどう話せば良いかわかってきていましたが、全然思い通りにはいきませんでした。

まず、面接官が3名入室。1名は一次面談で一度お話しさせていただいた女性、後は人事の男性1名と、今回の配属先の責任者?と思われる男性1名。
この責任者と思われる人の態度がめちゃくちゃ悪かった。

まず自己紹介と、今までの職務経歴を簡単にお話しくださいと言われたのですが、私の話が途切れる前に「はい、はい」と食い気味に相づちを打たれる。ものすごく急かされているようで、思う存分話せませんでした。ほとんどの面接官は、ある程度優しい顔で頷いて聞いてくれていたのに対し、にらむような目つきでずっとこっちを見ていて、「はーもう忙しいんだから早く終わりにしてよ」という雰囲気をビンビン感じました。

そして職務経歴を話し終えたら「私からは以上ですが、(隣の人に振って)あなたは?」と一次でお話しした女性にバトンタッチ。
その女性も「え?もう?」とちょっと焦っていたようで「私は一次である程度お話伺っていましたので…そうですね…」と絞り出したような質問をされたような気がします。

その後は人事の方から条件面などの話をされて、最後に私の質問や希望条件タイム。

給与や待遇など、求人に全く具体的な内容がなかったので、ここである程度希望条件を話しました。また、実は1社内定を貰っている会社があって、そこの回答期限が今日までなので、もし可能なら本日中に回答を貰いたいとお願いしました。
難しければもちろん大丈夫です、とも言いましたが、責任者と思われる人が食い気味に「はい、わかりました、ではすぐお返事します。」と言うので、「ああ〜落ちたな」と感じました。でもまあこんなお願いをする時点で半ば諦め半分だし、落ちて当然だしいいや〜と思い会社を後にしました。

最初は「内定を貰ってる会社より条件が良かったらちょっと考えようかな」と思っていましたが「いくらキラキラオフィスのオシャレな会社でも、この人とは絶対一緒に働きたくない」と強く思いました。

面接を終え神社で休憩

今までインテリジェンスのエージェントさんには色々お世話になりましたが、この面接は友人の紹介なので、仮に受かっていたとしてもエージェントさんの数字には繋がりません。それでもこの仕事に興味があるので、回答次第ではそっちに行きたいと事前に伝えており「頑張ってくださいね!」とまで言ってくれていました。

「面接後お話聞かせてほしいのでお電話しますね」と言われていたので、電車に乗らず近くにあった大きめの神社に寄り道していました。

そこでおみくじを引くと、仕事欄には「迷うな、一つに決めろ」的な事が書いてあり、なんかすごいタイムリーだなあと一人感動していました。

そしてエージェントさんから電話。
面接の雰囲気からおそらく不採用になりそうだ、というかいい印象を持てなかったので現在内定を貰っている会社に決めます、と伝えました。エージェントさんから「本当にそれで大丈夫ですか?」と何度も確認されましたが、大丈夫ですと伝えると安心したように「そうですか、よかった!」と自分の事のように喜んでくれました。
良いエージェントさんでよかったなあ〜。

そして無事、未経験の人材の会社に入社し、今に至ります。

とても充実した3ヶ月間だった

今まで自分の力で決断し、行動するという経験が著しく乏しく、思えば高校受験も親任せ、大学受験も適当に浅く調べて受かった大学に行き、就活も友達と同じ説明会に行くなど、「どうしたい」という明確なビジョンなんてないまま、のらりくらりと生きてきました。ただ今回の転職活動だけは、親の力も借りず、友達に左右されることなく、自分がどんな仕事がしたいか、どんな会社で働きたいか、面接ではどんなことを伝えてたら効果的なのかなどしっかり考えて活動できたので、大変だったけどとても充実感のある3ヶ月でした。

転職活動をする上で「自分は何がしたいのか」「どうなりたいのか」という自己分析って本当に大事だと思いました。いや、ものすごく普通のことかもしれないけど、私はこれが苦手なのです。なんとなくで考えて動いてしまうというか。なので今回はしっかり時間をかけて自分と向き合って、PDCAをしっかり回しながら活動できた気がします。
ちなみに私なりに自己分析して出した条件がこちら。

  • 「衣・食・住」など、人が生きる上で絶対に必要な業界で働きたい(安定的な意味もあるし、興味に左右されないのでは)
  • 福利厚生がしっかりしている会社がいい(長く続ける上での安心感)
  • コミュニケーション力を生かせる仕事がしたい(自分の得意を生かしたい)

3つ目のコミュニケーションについては、「あなたは人とコミュニケーションを取る仕事に向いている」といろんなエージェントさんに言われたので、接客的な要素もある仕事にも目を向けたきっかけでもあります。

いざ、リスタート

そして私が入社したのは、大手グループの人材会社。大手なので福利厚生もかなりしっかりしています。そこで私は「コーディネーター」という仕事をすることになります。主には求職者と面談をしたり、その人に合った仕事を紹介したり、就業者の日々のフォローをしたりと、かなり人と密に接する機会のある仕事。人の生活の基盤となる「仕事」に携わるのはとても気が引き締まるし、日々いろんな人とコミュニケーションを取るので、自分のコミュ力の成長にも繋がる!

と、これを書いているのは2020年9月なのですが、実は異動により現在企画運営の部署にいます笑。
これまでとこれからの仕事の話は、まあ機会があれば…