やまのひとりごと

なにか考えるとき、少し浮いてる気がします。

元カレにバッタリ会った話

4月の始めに、金沢から実家である埼玉へ引っ越してきました。現在私は転職活動の真っ最中です。

仕事の話は追々するとして、先日こんな事がありました。このブログには書き記しておかねば、と思い更新しております。

元カレとバッタリ遭遇

現在転職活動中。第一希望は正社員で動いておりますが、念のため派遣なんかも登録しておいた方が良いよな〜と思い、手術前に一度短期でお世話になった派遣会社さんにとりあえずお話を伺いに行きました。

派遣会社だと言っているのに、正社員か紹介予定先派遣をお願いする私。(どう考えても失礼)どこにどんな求人が落ちているかわからないし、この派遣会社さんすごくしっかりしていたから好きだし、無理かどうかはさておき希望条件だけお伝えして面談終了。

時間はお昼頃だったので、どこかでランチでも〜と飲食店を見て回っていた時。ふと横を見ると、見覚えのある顔がそこにはあったのです。

「ああ!」

そこに居たのは、そのあまりに淡白な態度に散々悩まされたR君。
良いやつというよりどうでも良いやつ、R君。
私が金沢に行くきっかけを与えてくれたR君。
最後は言いたい放題言い放って、一方的にブロックしてたR君…!

元々この派遣会社がR君の働く街だということは知っていました。付き合ってる時に一度この派遣会社に行くついでにR君とランチしたこともあります。
とはいえ、オフィス街のランチタイムなんて人でごった返してるし、そこでそんな人と遭遇するなんてすごい確率…

この時R君は会社の人と一緒に居てあまり話すことができなかったので、その後LINEで『元気そうで良かった!仕事頑張れ!』的なメッセージを送ったのですが(もちろんブロック解除してから)、意外にもLINEが続いたので、どうせなら会って話したいなあと食事に誘ってみるとあっさりOK。後日会う約束をしたのでした。

余談ですが、この日は私の中で男運の強い一日でした。

  1. 友達を通じて知り合った男子を食事に誘いアポ取り成功
  2. 元彼のR君にバッタリ遭遇
  3. スポーツバーで知り合った大卒ピカピカ男子に誘われディナー
  4. 3の男子と食事中、同じくスポーツバーで知り合った男子から連絡がくる

 自発的なものもあるし別に恋愛系ってわけじゃないけど、私にしては男運強めだと思います。男の傷は男に癒してもらうんだから!

元カレと別日に飲みに行った

さて、バッタリ遭遇してから数日後。R君と改めて食事に行く約束の日。
場所は新宿。

待ち合わせ前に『どこ行こうか?』とR君に聞かれ、ランチを食べ過ぎたせいでお腹が全然空いておらずむしろ胃もたれしてたのでこってり系は避けたかったのと、就活の慣れないヒールで足が疲れていたので、”和食”と”ゆっくりできるところ”がいいという希望を伝えました。私のイメージでは、坐和民とか、わんみたいな個室のある和食居酒屋店を想像してのリクエストでした。

そしてR君と合流。
「魚屋電話したら空いてるって言うから。ちょっと歩くよ」と事前に電話で空き状況を確認してくれていたお店へ向かう。あら、意外と段取りが良いのね〜と感心したのは一瞬。到着したのは磯丸水産のような雑多な海鮮居酒屋でした。

タカマル鮮魚店  3号館

食べログ タカマル鮮魚店 3号館


「ゆっくりできるところ」とは真逆な店のチョイス、嫌がらせかと思いました。でもこういう気の利かない所も変わらんな〜となんか逆に笑えました。

ビールで乾杯し、色んな話をしました。
私は金沢での話を、R君は仕事の話や直近の彼女の話を。

そう、彼女。
私が手術後、約束していた焼き肉に行くべく連絡したら”彼女ができたから”と連絡を無視されていたことがありましたが、その彼女とはどうやらついこの間別れたとのことでした。

「相変わらず続かないんだね〜」と言うと、「いや、あの子は今まで付き合った人の中でもダントツで思いやりのない子だった。」と反論。詳しく聞いてみるとこういうことらしいです。

その子はバーベキューをした時に友達が連れて来た子らしく、歳は2つくらい下。

私「思いやりがないって、例えば?」
R「たとえば、旅行とかのお金とりあえず俺が立て替えて支払ったりしてたんだけど、いつになっても返そうとしてこない。で、5〜6万くらい溜まっちゃって、さすがに俺も”そういうところはちゃんとしよう”って言ったの。そしたら謝るでもなく”ああ。”って言って、次会った時にパーンって返してきたり。」
私「お金なかったんじゃない?」
R「いや、お金は持ってるはずなんだ。稼ぎもボチボチあるみたいだし」
私「出してほしかったんじゃない?おごってあげたらよかったのに」
R「いや別にそれでもいいけど、それならそれで言ってくれればいいじゃん。立て替えて”もらってる”って意識もないのはどうかと思う」

私「そっか。あとは?」
R「あとは、泊まりに来た時とか朝とかずっと寝てて、朝ご飯はいつも俺が作ってる。」
私「え、じゃあ作らなきゃ良いじゃん」
R「いやでもそういうわけにもいかないし…」

R「あと、会う時も俺が出向いたりして結構向こうに合わせてたし、なんか俺ばっかり色々気を遣ったりしてた」
私「そう…。で、別れはどっちから?」
R「一度俺から”こういうことが続くようならもう無理だから別れよう”って言ったんだけど変わらなくて、最終的には向こうから”変われないし無理”ってなって別れた」
私「そう簡単には変われないしね…」

ちょっとここでひとこと言わせてほしい。
あんたと付き合ってたときの私じゃんか!

続いてこんな話になりました。

私「結局どっちかがしなきゃいけないんだよきっと。R君がそれをしちゃうから、彼女はしないんだよ。だからR君がしなければ、もしかしたらしてくれたかもしれないよ」
R「いや、たぶんやらないと思う。っていうか男には不自由のなさそうな結構可愛い子だったから、今までもそうやって男に色々してもらって来たんだと思う」
私「そう…なんかR君って意外と亭主関白気質なんだね…」

なんか、私の知ってるおおらかで自由で何も考えてないR君じゃなくて、小さいことでグチグチ言って見返りを求める器の小さいRで驚きました。いや、それとも前者のおおらかR君は、私の幻想だったのかなあ…

恋は盲目とは良く言いますが、本当にその通りで、私はこんな器の小さい人を本気で、自由でおおらかで清々しい人だと思っていて、なんかそう錯覚してしまっていた自分もそれはそれでちょっと怖いけど、それをしっかりと判断できるようになった今の健康な自分に嬉しくもなり、今そういう状況だというR君が面白くも感じられました。

昔だったらR君にどう思われるかばっかり気にして、言いたいこともろくに言えず、話したいこともろくに話せず全然盛り上がらなかった会話も、この日は何も気にせずペラペラ言いたい事言いまくってて、それもなんか嬉しかった。
もちろんアンテナを張れば「あ、なんか今私喋りすぎてる」って思えるんだけど、そんなこと気にしなくてもいいやってアンテナ引っ込めて自由に喋れました。

ああ、なんか会えて良かったなあと思える、有益な再会となりました。
今度は普通に男友達として会いたいなあ。

ちなみに私は恋愛マスターの友達の影響で”女は男におごってもらってナンボ”思考が身に付き、この日R君にも『これからは声をかけてくれた男性の誘いは全部応じて行こうと思う。そこでおごってくれれば次も会う、おごってくれなかったら次はナシって考えて行こうと思う』という話をしました。*1
だから気を遣ってくれたのかわかりませんが、『今日は良いよ。俺ばっかり食べてたし』とおごってくれました。やったーラッキー♪

考え方が変わってきた私

以前は察してちゃんだった私。その要素が完全に抜けた訳ではないですが、R君と出会って、金沢で1年間過ごして、考え方が少し変わりました。

どう変わったかというと、相手に察してほしいと思わずに、自分から進んで気持ちを伝えていくようになりました。もちろん完全にその考え方を自分の中に落とし込めてはいませんが、少なくともそういう思考は理解できるようになりました。

加えてネガティブなことや悪口を言う機会が減って来たし、そういう話をしている人を見ると『そんな事陰で言ってるなら本人に言えば良いのに』という思考にシフトして来ています。

『”素直に”生きることを少し覚えた』ような、『回りくどいことは面倒くさい』と思うようになったというか、『目的のある言動』をするようになったというか。シンプル思考になって来たように思います。

ウジウジ考えたり、悶々としたりすることは少し減ったような気がします。

何が私を変えたのか

何でこんな風に思えるようになったんだろう?と考えて辿り着いたのは、私が慕ってやまないゲストハウスのオーナー夫婦でした。もちろんその人達だけじゃなくて、金沢で出会った人達の経験も大いにあるんだけど。

その話はまた追々のエントリーで。

早く仕事を決めるぞ

ずっと家に居るのもそろそろしんどいので、早く仕事決めたいです。
進みの遅い就職活動ですが、ようやく最近面接の予定も入ってきて。
早く仕事始めて、毎日に生き甲斐を見つけて、そしてあわよくば良い出会いがありますように!

*1:おごってほしいということではなくて、この人にならご馳走してもいいって思ってくれてるかどうかを計る判断材料という意味で。もちろんおごってもらったら普通に嬉しい