やまのひとりごと

なにか考えるとき、少し浮いてる気がします。

金沢旅行(追記あり)

最近、自分が変です。
いや前から変は変なのですが、最近特に変です。
思えば彼の嘘が発覚してから、その変さが顕著に出ています。

具体的には

  • 突然涙が溢れ出す
  • 朝起きれない
  • 動悸
  • 吐き気
  • 夜眠れない
  • 頭痛
  • 食欲が無い

『うわ…うつの初期症状じゃん…』
と自分でも怖くなり、考えるのやめよう、何か作業でもして気を紛らそうと色々してみるのですが効果がありません。というか、何もやる気が起きません。

そして悩みについて誰かの意見を聞きたくて、色んな友達に電話やらメールをしてしまい、迷惑をかけてしまっています。友達は大概『大丈夫だよ』って言ってくれるけど、その優しさに甘えすぎて、必要以上に連絡してしまっている感じ。このままではいけない。

そんなとき友達から、友達の旦那さんが経営するゲストハウスのバイトの紹介を頂き、二つ返事でお願いしたというわけです。

バイトとは別の旅行に行った

バイトとしてお世話になる予定のゲストハウスは金沢なのですが、元々平日そのお友達に会いに一人で金沢に行く予定でした。しかし彼が有給が取れたので旅行に行くかと誘ってくれ、月に2回も旅行に行くのはお金的にキツいなという事で、私の金沢一人旅とドッキングしたという訳です。彼には友達と会うのにも付き合ってもらいました。

ただ最近の私は彼の事で色々悩んでいたので、一緒に行くのが本当に憂鬱と言うか恐怖と言うかとにかく素直に『楽しみ!』とか思えず…
でもこれで最後かもしれない、という気持ちもあったので、仲良しの友達という感じで楽しめたら良いなといいきかせ、旅行に臨みました。

1日目

お昼前に金沢に到着しました。お腹はまだすいていなかったのでレンタサイクルで21世紀美術館に行きました。その後ひがし茶屋街で遅めのお昼を取ろうとするもごはんどころが見つからず、結局唯一あったうどん屋さんに入りました。夜は近江超市場にあった居酒屋に入ったのですが、些細な不安から動悸が始まり、食事できなくなり、体調が悪いと言って二人で一旦ホテルに帰りました。その後ホテルで休んでいたら少し落ち着いてきたので、ホテルにあるイタリアンレストランで軽くまた食事をして、その日は就寝しました。
ちなみに些細な不安とは、彼のスマホのパスコードが変更されていた事です。私が見るかもしれないと思って変えたのかな、とまた被害妄想をし、そこからどんどん不安が広がってしまいました。思い切って聞いてみたら、『酔っぱらって友達にスマホ見られたから変えた』と言っていました。
私の体調不良の原因を話せばもう少し自分も気が楽になるかもしれないと思ったのですが、まだ1日目だし、まだ話さないでおこうと思い、この日は大事な話はしませんでした。

2日目

午前は忍者寺を見学し、その後昼食に回転寿しを食べ、武家屋敷を見学、またひがし茶屋街に行きお茶をして、友達のお宅に伺いました。
友達のお宅には2人のお子さんが居るのですが、彼が意外にも子供が好きらしく、ずっと遊んでいたのが印象的でした。しかも1歳の下の女の子は私がだっこしたら泣くのに、彼の膝の上に乗っても泣かなかった事は結構ショックでした…私は子供でさえも嫌われないよう下心を持って接している気がするので、それを見透かされていたのかもしれません。。
その友達夫婦は私の理想の人たちで、ビジュアルはもちろん美男美女で憧れますが、それ以上にお互いの信頼関係が素敵だなと思っていて、大好きなご夫婦です。彼にも会ってもらいたかったので、食事の場を設けていただけてとても嬉しく思いました。彼もこのご夫婦を気に入り、特に旦那さんの考え方にえらい共感し、そのゲストハウスのFBページまでフォローしてました。
この日もまたいつもの時間(大体8時9時くらい)に動悸がし始めたのですが、友達が居てくれたおかげか、大事には至らず、ビールも飲む事が出来ました。
その帰り、少し時間も早かったので、いい感じの居酒屋で日本酒を少し飲んでから帰りました。
そしてホテルに戻り、お風呂に入り、夜呑もうと事前に買っていた日本酒を空けて二人で呑んでいて、私は前々から話そうと思っていた事を話しました。

この間の嘘からなんか結構色々考えちゃって、そしたら自分の至らない点がたくさん見えてきて、それについて悩んでたら私結構変になって来ちゃって、最近は吐き気とか動悸がするほどにまでなっているんだ。ずっと家に居て、誰とも会話しないのが一番の原因だと思って、金沢にいくって決めたんだ。
でも私の勝手で金沢に行くって決めちゃって、必然的に遠距離になるけど、R君はどうしたいと思ってる?私は付き合っていたいけど、2ヶ月も会えないならもう別れたいとか、そういう何か思ってる事を聞きたい。

その後色々話す中で、彼の考えている事がわかってきました。

彼は嘘をついた事で私が落ち込んでいるにもかかわらず、いつも通り優しくしてくれるという事に、毎日罪悪感を感じていたそうです。きっと、好きという気持ちよりも、自分の罪悪感の気持ちの方が強くて、あれ以来彼もきっと毎日辛いと思いながら連絡を取ってくれていたんじゃないかと思います。
そんな中で私が金沢に行くと言い出し、私の新たな一歩?に自分が居ない方がいいという気持ちもあり、自分自身も辛い気持ちも在り、一旦別れた方が良いんじゃないか、という意見のようでした。
一旦別れるのも彼的には、自分の気持ちを見つめ直すきっかけみたいに考えているらしく、改めて私が大切だと思ったら、追いかけると思うとも行っていました。もちろんそうなるかどうかはわからないけど、とも言っていました。

こういった話を聞いて、ああ、彼と私って、同じように同じ事で悩んでるんだ、と思いました。

彼も私も、結婚というものを視野に入れて付き合っていたので、『この人なら結婚しても大丈夫かどうか』みたいな事を常々考えているようです。しかし今回の件でお互い結婚を考えられなくなっている。でも年齢もあるし、この人良い人だし、条件的には良いし、簡単に別れる訳にはいかない、とお互い気持ち以外の部分で繋がっている事が多いような気がしました。事実彼は私の事を『ほんといい子だよ。今まで付き合った中でこんないい子居なかったよ。こんな良い子なのに、俺のせいで辛い思いさせてごめん』と何度も泣きながら伝えてくれました。
でも『いい子だから』付き合ってくれてるんであって、私の事が好きで付き合ってくれていないのかもしれない。つまり『条件』を見てるって事なのかもしれない。

私も私で、年齢もあるし、早く結婚して両親に孫の顔を見せたいし、病気を受け入れてくれた人だし、彼は本当に素直な人だし、浮気なんておそらくしないだろうし、一人暮らしも長いから家事も出来るし、結婚するには申し分無い人だなという『条件』を見ている部分もあり、それが彼への好意の一部であるような気もします。

お互いがそういう条件に振り回されていて、肝心な気持ちを置いてけぼりにしたまま付き合い続けているような気がします。だから、彼の言う一旦別れるというのも手だと思います。

でも私は別れは終わりと思っているので、だったら距離を置くって感じでも良いんじゃないかと泣きながら提案しました。彼も、別れた方が良いとか言いながら大号泣していて、『別れたいって言ってる人が何で泣くの』って聞くと『何でだろう、わかんないけど涙が止まらないんだよ。寂しいのかもしれない』とか言うし、でも別れるって意思は固そうだし、もう私も何が何だかわからず話は平行線のまま、結局明け方4、5時過ぎに就寝しました。

3日目

昨日明け方までお互い泣きながら話しましたが、結局話は平行線のまま就寝し、朝を迎えました。でも昨夜の話を思い出してお互い横になりながら泣き出す始末…
でも一晩経って彼は『結論を急ぎすぎてるのかもしれないな』と思い直したらしく、チェックアウトギリギリまでそんな話を延々とし、とりあえずお付き合いは継続という形で、”距離を置く”という事になりました。具体的にどうするって話は何にもしてませんが。

チェックアウト後、近江町市場の入り口にある回転寿し屋でお昼。数年前来たときにネタの厚みに感動した記憶があって、再度訪問。相変わらずネタボリュームあって美味しかったです。しかも安い!
私たちが入店した時は数席空いていたのに、入ったとたん急に混み出す店内。思えば初日から、美術館、茶屋街のお茶屋、最初に行った回転寿司屋、どれも混まずにスッと入れた気がします。ついてるー

その後新幹線まで時間があったので、行けてなかった金沢城に行きました。が、雨が強くなり、私も生理中だったので体調もあまり良くなく、敷地内に入ってすぐ引き返し、早めに駅に向かいました。

駅ではお土産を買ったりお茶したり立ち読みをしたり洋服屋さん見たりと時間をつぶし、5時過ぎに新幹線に乗り込みました。

お互いあの手の話をするとすぐに涙が出るので、ふとしたとき『泣いてる?』というのが口癖になってました。泣こうと思えば泣けたけど、楽しく終えたかったので笑顔を心掛けました。

そして大宮駅に到着し、彼を見送って帰宅。
余韻のおかげか、彼からのLINEも何だか多く、これがずっと続くと良いのになあと思いました。。

今後について

とりあえず二人の中ではお付き合いは継続し、私が金沢に行っている間は距離を置くという事になりました。距離を置くと言っても連絡を取り合っては意味がないと思うので、別れたのと同様、連絡しないですごそうと思ってます。友達みたいな。

でも私の中では一回別れたら次はないと思っているので、この距離を置くって措置もあまり意味が無いのかなとも思っています。

今日(2/17)、幼なじみのお友達と会って、色んな話をした中で、
『ああ、私の思ってる事は間違いじゃないんだ。自分が間違ってるって無理に言い聞かせなくていいんだ』とちょっと自信がつきました。

彼中心になるから、彼の言う事が絶対になっている現状なので、色んな人と接して、色んな事考えて、自分を落ち着かせて、自分の考えを確立させて、その上で彼に素の私で接していきたいなと思います。

別れたとしても!