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やまのひとりごと

なにか考えるとき、少し浮いてる気がします。

派遣で出会った変わった人(さいご)

仕事 日常

随分時間が空いてしまいましたが、派遣で出会った変わった人、続き書きます。

事故の現場検証以来来なくなった

事故の現場検証と言ってお休みをした金曜以降、月野さんは職場に現れなくなりました。お休みの連絡は派遣先にしていたようなのですが、理由がまたすごい。

『事故による精神的ショックでマウスが握れない』

これが本当だとしたら、とても可哀想ではありますが、状況からしてあまり信憑性は高くないかなあというのが個人的な感想です。もちろん決めつけは良くないんだけど…

彼女が仕事に来なくなった理由は、単にこの仕事が嫌いという理由かとは思うのですが、もう一つ理由と思われる出来事がありました。

社員さんに怒られる

何とか仕事をペースアップしてもらおうと、社員さんも色々案を出してくれて日に日にこなせる数も増えていきました。しかし月野さんはペースアップせず、最終的には1日の仕事量がみんなの半分以下という日々が続いていました。

そんな中、昼休憩上がりの月野さんに対し社員さんからチクッと指導が入りました。私たちは休憩室に居たので会話の全容はわからないのですが、日頃から派遣の私たちの仕事状況を嫌みまじりに確認してくる社員さんに足止めされてる姿は目撃しました。

休憩室に戻ってきた月野さんとの会話です。

月「怒られちゃった☆(ぺろっ)」

他「え、なんて怒られたんですか?」

月「一人だけ遅いからもっとペースアップしてくれってさ!」

他「…(まあ自業自得だな…ってか誰もフォローしないな...)」

月「ま、そんなの無理だし出来ないけどね〜☆(ぺろっ)」

他「…そろそろ行きましょうか!」

この話を聞いて、二つのパターンを考えました。
一つは、月野さんは本当に全力で仕事に取り組んでいて、それでも社員さんにあんなことを言われて、悲しくて、でも元気を装って話してくれたパターン。
もう一つは、月野さんは真剣に仕事に取り組む気がなく、社員さんに指摘されたってへっちゃら〜☆という強靭なハートの持ち主パターン。

彼女はこの翌週から来なくなりました…

3人で仕事をこなす日々

月野さんが仕事に来なくなり、仕事を3人でこなす日々。正直居ても居なくても仕事の進み具合に変化はあまりないのですが、『来ないと来ないでちょっと寂しいねー』と派遣さんたちと話していました。

私が社員だったら、月野さんにもっと指摘しちゃってただろうに、社員さんはみんな優しいんだな、というか仕事してないこと気付いてないのかなと思っていたのですが、どうやら全員気付いてたようで、月野さんが来なくなったら皆でそんな話をしていました。

事務「今日も月野さんお休みなので、3人で大変だろうけどみんな頑張ってね」

派遣「はい、ありがとうございます」

社員「月野さん全然仕事してなかったよねー?(私たちに向かって)」

派遣「…(答えていいものか…)」

社員「遠慮しないでいいんだよー、だって全員わかってたよ、彼女が仕事全然してないこと」

派遣「…はあ…」

社員「(眠いと言ってウトウトしている社員を指差しながら)あ、お前仕事さぼるなよー!月野って呼ぶぞー!」

社員「や、やめてくださいよー!」

派遣「…(笑っちゃいけない…行けない…)」

事務「ちょっとー!派遣さん達固まっちゃってるじゃないー!ブラックジョーク過ぎるわよー!」

とこんな感じで、月野さんの事をもはやネタ化してました。まあイライラされてるより笑ってる方が雰囲気も良いか…。違う派遣会社とはいえ、同じ”派遣”として会社に対して申し訳なく思いました。

サンタさんなのかもしれない

月野さんが来なくなってから一週間が過ぎ、クリスマスがやってきました。
派遣先の会社は毎年、取引先のケーキを付き合いでかなりたくさん購入しないといけないようで、前々から『派遣さんの分のクリスマスはケーキあるからね!』と言われていて、私はそれが楽しみで仕方ありませんでした。(子供)

12月24日、休憩室で派遣のみんなと『ケーキ楽しみですね〜♪』なんて会話の中で『月野さん、ケーキの事覚えてて来たりして!』と冗談を言っていたのですが、まさかこの冗談みたいな予想が的中します。

翌日出社すると、ガラス張りの休憩室に大きな影が…

え、サンタさん?
違う、月野さんだ…!!

一瞬驚きで固まりました。
もう来ないと思ってました。
私だけじゃなく、派遣のみんなも社員さんも思ってました。
事務のお姉さんも、「この感じだとたぶんもう来ないと思う」って言ってました。
でも、居る。
彼女はここに、居る…

始業の時間、皆で事務所に行きました。

月「あの、ご迷惑をおかけしました」

社「あ、いいえ…大丈夫なの…?」

月「はい、何とか。でも手が痛いのでちょっと作業が遅いかもしれません」

社「あ、うん…」

月野さんは私たちにも休んでいた間の事を教えてくれたのですが、どうやら歩く事もままならなかったらしく、這って生活していたそうです…
これが本当ならさぞk(ry

このタイミングで復帰するって相当勇気いるだろうなあと思いつつ、とりあえずは元気そうなのでどこかホッとしました。

復帰の理由?

しかし、復帰の理由は何なのか?
やはりケーキを食べたかったからなのか?

しかしこの頃から私たちは残業を強いられており、残業した人はケーキが貰えるシステムになっていて、月野さんは残念ながらケーキ食べれずじまいでした。

そして無事仕事を納める

残業の甲斐あって、何とか最終日に全ての仕事を終える事が出来ました。
いろいろあったけど、月野さんが居たおかげで?結構楽しかった気がします。入力の仕事も嫌いじゃないし、また機会があればやりたいなあ。

前田さんからまた新情報を貰う

最終日、前田さんと一緒に帰っていて、あんなことあったね、こんなことあったねと色んな回想をしては盛り上がっていたのですが、『月野さんまさか来ると思わなかったですよね〜』というところで、前田さんから新たな情報が。

辞めたかったけど辞められなかった

月野さんは現場検証以降、やはりもう辞めたいと思っていたらしく、派遣会社の営業担当に申し出たそうです。しかし派遣会社からの答えは『NO』、行ってくださいの一点張りだったらしく、結局来る事にしたそうです。
イヤならなんと言われようと行かなきゃ良かったのに…そういう所は意外と素直な月野さん。悪い人ではないのは知っていたので、ちょっと微笑ましく思いました。

現場検証の結果

事故の現場検証を行った際、21歳と聞いていた加害者の女性が実は26歳だったらしく、その事に腹を立て、今後裁判を申し立てると言っていたそうです。
その話を聞いた前田さんは『なんか相手方も”とんでもない人に当たっちゃったな”とか思ってるでしょうね…』と言っていました。
事故の全容はよくわからないけど、月野さんから当たりにいったのなら確かに厄介な人に当たっちゃったな、と思うだろうな…ただ相手の女性も年齢を詐称する理由もわからないので、どっちが悪いんだか。。。

感想:派遣は出来ればもうやりたくない

 暇だ!有効的に時間使いたい!と思い立って初めて派遣をしてみましたが、感想としては『もうやりたくないな』という感じです。

今回の仕事内容はけっこう楽しかったし、派遣先も良い会社だったし、派遣の人たちもみんな良い人だったし、その辺は思っていたより良かったなと思います。
ただ、月野さんのような仕事ぶりでも同じ待遇という事にストレスを感じてしまいました。

転職活動をしている際、正社員より仕事の種類が豊富な派遣の方が魅力的に感じていていました。給与もそれなりだし、待遇も良いし、期間が限られてしまう事以外は良い事ばっかりじゃん〜!と思っていました。
ただやっぱりしっかり評価してくれる所で頑張りたいな、と今回の派遣を経て強く感じました。

次の転職活動は頑張ろう、派遣で良いやと思わないようにしよう!
そう思わせてくれた月野さんには、感謝するべきなのかもしれないなあ。。