やまのひとりごと

なにか考えるとき、少し浮いてる気がします。

手術の申し込みをしました

年が明け、ついに予約した大きい病院(笑)の診察の日がやってきました。
(病院名を伏せるともう”大きい病院”としか言い方思いつかず。笑)

セカンドオピニオン?転院?

元々お世話になっていた地元の産婦人科には、セカンドオピニオンと言う事で紹介状をもらいました。そして大きい病院でその資料を渡した所、受付のお姉さんからこんなことを言われました。

頂いた資料によるとセカンドオピニオンとのことですが、本日は診察でご予約頂いております。セカンドオピニオンとしてお受けになりたい場合は、改めてご予約いただく形になります。本日は診察できません。

本来セカンドオピニオンとは 、紹介元から貰った資料を元に、別の病院の先生の見解を伺う=問診のみの事を指すらしいのですが、私は普通に一からまた検査をしてくれるもんだと思っていて、『診察』で予約をしていたようなのです。

私「本日普通に診察を受けて、結果によってこちらにお世話になるか地元の産婦人科にお世話になるかを決めるのではダメですか?
受付「診察をお受けになるのであれば、転院という形になります」

もし通院となれば、絶対地元の方が楽だよなあ。毎度交通費往復2,000円もかけて通うのしんどいよなあ…と考えましたが、また予約に数ヶ月かかるのは嫌だったので、仕方なく転院という形を取り、予定通りこの日に診察を受ける事にしました。*1

診察結果は変わらず

診察結果は以前と同じく『子宮内膜症の疑いがある』という事でした。薬を飲んでいるので腫瘍が多少小さくなってれば良いなという期待もありましたが、サイズは変わらず。でも悪化してないだけありがたいのかもしれません。。
先生的にはやはり『腫瘍が大きいので手術を視野に入れた方が良い』との事で、私もそのつもりで来ているので、次はMRI検査をしましょうという事になりました。*2

この病院でMRI検査を受ける場合は1ヶ月以上待つらしいので、先生が別の病院に予約を入れてくれ、その足でMRI検査を受けにいく事になりました。

MRI検査を受ける

大きい病院から家までの間の駅にある、MRI検査を専門に行っている病院で検査を受けました。
腫瘍の状態をより鮮明に映し出すため、『造影剤』と呼ばれる薬を血液に入れて検査に臨みました。
『腕から注入した造影剤が本の数分で子宮あたりまでいっちゃうんだあ…血の巡りは早いんだなあ…』とか『っていうか血液の巡りをより見やすくするために注入するって、私の血液どんな色になるの?』とか色々考えていたら検査終了。怖かったけどあっという間でした。前の病院でも血液検査を受けたので、両腕に注射のあと…なんか病人ってかんじ…

とりあえずこの日はこれにて終了です。

2週間後再度大きい病院での診察

2週間が経ち、再度診察を受けに大きい病院へ行きました。
MRI検査の結果が病院に送られていたので、一緒に見ました。

でかい…
腫瘍が…でかい!
サイズは何となく聞いていましたが、写真で改めてとても大きい…

また、病名がおおよそ確定しました。
子宮内膜症性右卵巣腫瘍だそうです。
右の卵巣のまわりに腫瘍が出来ているらしいです。
卵巣を取ってしまうと妊娠に差し支えるので、卵巣は残して、腫瘍だけ取り除く手術だと言う事です。

先生からはこんなことを言われました。

お腹に大きな風船爆弾がある感じ。妊娠したら、圧迫されて痛むと思う。すぐすぐ妊娠の予定がないなら今手術しなくても良いんだけど、お腹にこんなのがあると思うと不安だろうし、痛む事もあるから、手術してしまった方がいいと思う。

また、こんな事も言っていました。

手術してもおそらく再発すると思うから、今飲んでいるお薬は引き続き飲んでもらう事になると思う。ただ排卵がないから、妊娠したい時は一時的に薬をやめて妊活する事になる。

つまり、妊活する時は薬を飲めない=再発の危険にさらされるという事…
しかもこの病気を持っている人って比較的妊娠し辛いって聞くし、長い事薬を飲まないのも怖いし…ああ不安しかない。
まあ妊活するチャンスがあるのかもわからないから、今から悩んでも仕方ないんだけど…

先生に『何か聞きたい事はありますか?』と言われたので、少し気になっている事を聞いてみました。

日頃注意するべき事はあるのか?

この病気を悪化させないよう、日頃気をつける事はあるのか聞いてみた所、『激しい運動をすると、腫瘍が破裂したりねじれたりして痛むから気をつけてね』との事でした。安静にしてても痛む事はあるらしいけど…
そこまで普段激しく運動してないけど、最近ランニングとかしてたので、ちょっと控えようかなあ。あとはセックスの体位もちょっと考えないといけない気がする。でもこんな話彼にあまりしたくない…(p_q)

この病気は妊娠し辛いのか?

実はこれが一番聞きたかったことです。
ネットで調べると、子宮内膜症不妊症である可能性が高いとかって聞くけど、実際堂なのか。先生の答えは『NO』でした。ただあまり何度も手術をすると、その度に卵巣が削られてしまうのでそういった意味では妊娠し辛くなるという事はあるとの事です。一回手術したからと言って妊娠出来ない事は全然ないですよ、と優しく教えてくれました。

手術の申し込みをする

私もとりあえずこの腫瘍とさよならしたいので、最短で手術したいと伝え、申し込みをしてきました。ただ予約がたくさん入っているので、おそらく4月か5月くらいになりそうだという事でした。ひえー。まだまだ先だー

昔一度手術は経験があるのですが、入院を伴う手術は初めてで緊張します。
入院期間は1週間、手術は『腹腔鏡手術』(開腹せずお腹にいくつか小さな穴をあけて遠隔操作?で手術をする)らしいです。

お部屋について、4人部屋なら追加料金なし、2人部屋なら約3,000円/日、個室なら約14,000円/日らしいのですが、いかんせん初めてなのでどれがいいかわからず、とりあえず、2人部屋→4人部屋→個室という順で申し込みました。個室ありがたいけどお金かかる…

お薬にはだいぶ慣れた

飲み始めた頃は、生理が1週間も早く来たり、なかなか終わらず2週間続いたりと安定しませんでしたが、3シート目が終わった現在は、休薬期間2日目にちゃんと生理が来ました。頭痛腹痛はあったので鎮痛剤は飲みましたが、普段7日間かかってたのが4日で終了。これは助かるー。私は銭湯が大好きなのですが、生理日が確実にいつ来るかわかると予定も立てやすい!
薬の副作用である吐き気は、復薬すると数日間あるものの、それ以外は特に問題なく過ごせています。

でもなんか『こんな小さな薬で私のホルモンバランスをコントロールされている…』と思うとちょっと怖く感じるし、排卵してないとなると『ああ、私女子なのに排卵してないんだ。今子供できないんだ』とか考えてちょっと悲しくなります。ネガティブ!

やっぱり毎日不安でいっぱい

色々検査して安心する部分もあるけど、ふとした時に大きな不安に襲われます。

職業欄に「無職」と書く時の悲しさ。
母親からは『病気の事は親戚に絶対言わないからね』と言われ、『今仕事何してるの?』と聞かれても『じ、自営業!』とか言ってごまかしてる自分にまた悲しくなる。
明日の同窓会でも、そういうやり取り発生するんだろうな。

そんな事考えては、なんかふと涙が出て来てしまいます。
ストレスが病気を悪化させるらしいけど、私の場合自分で自分を追いつめてる…
男脳だったらきっとこれも『考えたって無駄な事』なんだろうけど…

仕事したい。
元気になったら仕事頑張りたいです。

*1:最初はお薬を貰いにいくのが大変だなと思ったのですが、まとめて数シート処方してもらえるので、仮に通う場合でも3ヶ月に1回とかその程度になりそうなので安心しました。

*2:本来は手術して初めて病名が確定するらしいのですが、MRIなどでより精密に検査する事によりある程度病気の可能性を絞れるらしいです。