やまのひとりごと

なにか考えるとき、少し浮いてる気がします。

ひまわりの約束

突然ですが、私はプロ野球が好きです。
今はWBCを楽しんでいるのですが、筒香を見るたびに秦基博を思い出し(似てるから)、頭の中で「ひまわりの約束」が自動再生され、そのせいで最近この曲を聴いてはほろりと涙しています。
良い曲だぜ…


【歌詞付】ひまわりの約束(向日葵的約定)ドラえもん stand by me 主題歌【中日字幕】

そばにいたいよ 君のために出来ることが 僕にあるかな
いつも君に ずっと君に 笑っていてほしくて
ひまわりのような まっすぐなその優しさを 温もりを 全部
これからは僕も 届けていきたい 本当の幸せの意味を見つけたから

 最近はもう筒香のはにかんだ笑顔がたまらなく好き・・・

恋、終わりました

ところで、先日書いた記事の続きです。
恋、あっけなく?終わりました。失恋したのでショックはショックですが、幸い忙しい毎日に救われています。

もう会わずにフェードアウトしようと思った

傷つきたくないし、気持ちを伝えたら終わってしまうし、お得意のフェードアウトしようと思っていました。でも自分のこういう奥手で素直じゃない所あんまり好きじゃないなと前から思っていたし、今まで伝えずに後悔した事もあったし、考えるの面倒だし、いいや素直にいこう、言いたい事言おう、思った通りに動こうと思い、気持ちを伝えて終わりにしようと思い行動に移しました。

 

頑張って誘った

フェードアウトしようと思っていたので、来ていたたわいもないLINEも既読無視していました。でも本当はものすごく連絡したいから無視なんて不本意だし、思い切って連絡をしてみました。なんて事ない内容を送ったのですが、すぐに返信が来て、ポンポンと会話が進み、会う約束を取り付けました。

M君は会社の異動で春から関東。新生活に向けてDIYとかインテリアとかを今からすごい考えてるらしく、その準備のために予定していた1日に私が付き合うという形ならそこで会えるよ、という事でした。

M君は元からこの日は『ホームセンター→インテリアショップ→ジム→WBC』という予定にしていたらしく、結局それに私が合わせるという形になりました。よくわかんないけど、インテリアに関して何故か私に絶対的な信頼を寄せているらしく、この日はアドバイザー的な立場での予定になりそうです。なんでそう思っているのかは謎です。

そして約束の日

お昼頃待ち合わせ。

駅前のファッションビルに居るというのでそこまで行くと、何やら仕事用のカバンを新調するらしく、店頭で「どっちが良いかなあ」みたいな相談を受ける私。なんだよ、彼女みたいな役やらせんなよ…と切なくなりながらも買い物に付き合い、車に乗って移動。2軒程インテリアショップを回りました。

ちなみに先日も新品の時計を買っていて、関東勤務デビューへの意気込みを強く感じます。

インテリアショップでは「この家具良いなあ」とか「こーゆーテイスト良いんじゃない?」とかあーだこーだ言って、なんだよ、これから同棲するカップルみたいじゃんか…とまた切なくなってインテリアショップ巡りは終わり。

その後ランチ。お寿司屋さんに行きました。
この日はM君の予定に付き合う代わりにランチをご馳走してもらうことになっていたのですが、それを忘れ遠慮なく高いものたくさん食べちゃった。まいっか。死ぬほど美味しかったです。寿司最高です。

その後はホームセンター巡り。レンガと板でテレビ台を作りたいらしい。

なんかこういうの。
レンガを大量に買い、板をカットしてもらい、塗装用品を買い、M君の家に移動。

このとき既に日暮れ。塗装するなら普通日が出てるうちにやるべきなんだけど、本人はもう塗りたくて塗りたくて仕方ないようなので、お昼もごちそうになってるし文句言わずせっせと塗りました。くっそ寒かった。
本当は2度塗り3度塗りしたかったのですが、日が暮れて気温も下がり、塗装が全然乾かないので2度目を塗る事が出来ず、とりあえず板は放置して次の目的地のニトリへ。

ある程度下見をしていて買うものは大体決まっていたようなのですが、まだ迷いがあるらしく、その最終判断を何故か私がする事に。結局予定していた時間をかなりオーバーして買い物終了。

しかしなんで好きな人がモテるための部屋作りのアドバイスを私がしなきゃいけないんだろう…と泣きそうに切ない一日でした。

その後はジムに行ってからWBCを見る予定でしたが、その時点で既にWBC始まっていたので、ジムは断念してテレビが見れるM君の家の近くの焼き肉屋で夕飯となりました。
テレビの目の前の席がちょうど良く空いたのですんなり入店。
この日は私は絶対に泊まらないぞ、と決めて来たのですが
「あ、この後車で送るとなるとビール呑めないや。明日の朝俺出るの早いから、それに合わせてくれるなら朝送って行くけどどうする?」
と言われ、送る送らないよりもビール我慢させるのは申し訳ないと思い、翌朝帰る事にしました。意思よえぇ〜
野球を見て、ビール飲んで、肉焼いて、楽しく夕飯を終えました。

その帰り道「寒いから」と手を繋がれる。嬉しい反面、なんだよ、またそういう思わせぶりな事すんなよ…とまた切なくなりました…

そしてM君ち到着。引き続きWBCを見ながら、出しっ放しの塗装板を家の中に搬入したり、交互に風呂に入ったりして、あっという間に寝る時間。

「引っ越し前で散らかってるから今日はベッドね」と、この日はシングルベッドで一緒に寝る事になりました。(普段はリビングに布団を敷いて広々と寝ていました)

今日は絶対どこかで好きと伝えるんだ、と思っていましたが全然そのタイミングもなく、結局ここしかない、と寝る前の時間にかけました。が、M君もお疲れで半分寝てるし、私も好きの2文字が全然言い出せなくて、時間だけが過ぎていました。

何かのタイミングでM君がこんなことを言いました。

やまさんはセフレ的な目で見たくないんですよね。

どういうことだよ、だって現状セフレじゃん。綺麗事言うなよ。ていうかどういう真意で今の言葉言ったんだよ。と思い、ここから色々と話をしました。

M「やまさんはセフレ的な目で見たくないんですよね」
私「…でも現状そうじゃん。セフレじゃん」
M「まあそうな感じになってるけど…」
私「…私は好きなのに。」
M「…。悩んでいる。」
私「ずっと好きだったのに。」
M「え、ずっとって何?それは初耳。最近の事だと思った」
私「ずっと好きだった。わかんないけど、前々から会う時はいつも嬉しかった。」
M「そうか…」

でも結局、付き合うという事にはなりませんでした。

家庭の問題

ここではあまり詳しく話せないけど、M君は家庭の事情ですごく辛い立場にあって、訳あって裁判?をすることになるらしいのです。で、今年はその対応に追われて大変になると。彼女を作ったら絶対に迷惑がかかるし、裁判が終わったとき『ああ、あの時こうしていれば良かった』って後悔したくないから、現状彼女は作るつもりはない、との事でした。それは私じゃなくても、とも。

おそらく私が彼の状況に置かれたら死んでしまいたくなるほど辛い。想像できないほど辛いと思う。それを顔に出さずひょうひょうとしているM君はすごいなとも思うし、時折壊れてしまわないかと心配にもなる。だからおこがましいけど「守ってあげたいな」って気持ちも私の中にはありました。

”あのときこうしていれば良かったって後悔をしたくない”という割には、野球やら海外旅行やらの予定を入れているので、おや?と少なからず思ったし、女と遊んでる暇はあるんだ?とも思いましたが、野球と旅行は別格で、それありきの人生なんでしょう。自分を保つ上で最低限必要なエネルギー源なんでしょう。優しい解釈。

とりあえず彼の言う事情はわかりました。でもじゃあ家庭の事情がなかったら付き合ってくれていたのか?彼の気持ちをもう少し知りたくて、控えめにもう少し突っ込んで聞いてみました。

私「じゃあ、私の事好きだなって思ってくれたりした事はあるの?」
M「あるよ、だってめちゃくちゃ忙しい時でも、時間割いて会いたいと思ってたし」
私「そっか」

話の流れ全然覚えてないので

覚えている会話を羅列してみます。

私「こっちで彼女は一度も居なかったの?」
M「いなかった」
私「でも良いなと思う人くらいいたでしょ?」
M「ごはんに行ったりはした」
私「それだけ?」
M「セックスもしたりした」
私「わあ…(付き合ってないのにしちゃう人なんだな…)」
M「でもみんなそれっきりで、そこから発展した人は居なかった」
私「…」
 「私も最初から女友達の一人くらいにしか見えてなかった?」
M「いや、最初から女として見てたよ」

  

私「何で急にインテリアこだわり出したの?今の部屋超汚いのに」
M「それはやっぱりモテたいから…」
私「彼女作る気ないのに?」
M「…あ、あとはなんて言うか、最初が肝心と言うか…」
私「?」
M「最初にある程度作り込んでおけば、それキープ出来るでしょ。」
私「やる気があればどこからだってオシャレな部屋作れるでしょ」
M「あとはオシャレな自分を演出したいのかもしれない」
私「はあ…」

 色々話して見えてきた、私が思う彼の本音

彼の言っている事に嘘はないと思います。家の事でゴタゴタするのに誰も巻き込みたくないって気持ちは本当だと思います。彼はきちんと計画を立てて一日を過ごすようなマメな所がある人なので、彼女が居たらきっとそれに時間を費やしてしまう事も自分でわかってるから、それが出来ないと彼自身きっとストレスになるだろうし、相手に悪いって気持ちもあるんだろうし、そういう点で”彼女は作らない方がいい”って思っているんじゃないかと思います。

それと並行して、M君はきっと都会での新生活にもすごく期待しているんだろうなあと感じました。私の事も良いなと思ってくれてたとしても、新生活でもっと良い人に出会うかもしれないって期待もあって、今早まって彼女を作る訳にはいかないんだろうなあと。新生活でモテるかもしれないって期待がすごく大きいんだろうなあ。(ブサ系だけど気に入られ上手)

でもそんな事私には言えないから、家庭の話を盾にされてしまったように感じました。

私への気持ちは全然見えない

”私に限らず、彼女を作るつもりはない”とか”時間を割いても会いたいと思った”とか色々言われましたが、結局彼は私の事をどう思っていたのかは聞く事が出来ませんでした。

というか彼にとって、おそらく私は数ある女子の中の一人でしかなくて、”私”という個人に対する特別な気持ちなんて最初からなかったんじゃないかと思います。
仮にそうだったとしても、それがM君の本心ならそれとしてしっかり受け止めるつもりでいたのですが、気持ちを伝えてもなお本心を伝えてくれないなんてずるいよなあ。

”私”として向き合ってさえくれないなんて、冷たいよなあ。

眠れぬ夜

夜中から布団の中で色々と話していたら時間も経って、「明日もあるし、今日はもう寝かせてほしい」と言われ、そもそも満足に話は出来ませんでした。

でもすぐに寝る事が取り柄のM君が全く眠れなくなったらしく、しびれを切らして予備の布団を持って別の部屋に行ってしまいました。結局朝まで一睡も出来なかったらしいです。なんだろうね。

そして朝、リビングに行くと一睡も出来なかったM君が「やあ」と何食わぬ顔で起きていました。やあって…平静を装ってるけど、寝れなかった辛さと焦りがすごい伝わってきて、そういう強がってる所も切なく愛しく感じました…

M君が家を出るとき、「あ」と思い出したかのように私の手を取ってキスしようとしてきましたが、さすがにそれは拒みました。今まではカップルみたいに抱き合ったりキスしたりしてお見送りしていましたが、付き合えないとはっきり言われたし、彼氏でもない人とキスしたりセックスしたりはもう絶対しないんだ。

私は自力でバスで帰る事にしたのですが、バスが来るまでまだ随分時間があったので、最後だし昨日伝えられなかったことをたくさん紙に書いて置いて行くことにしました。え、重いって?だって手紙が好きなんだもんー。

「すごい好きだった」「付き合いたかった」「付き合ってない人とキスしたりセックスしたりしたのは初めてだった」「女の子に簡単に手を繋いだりキスしたりしちゃダメだよ」「これから大変だろうけど頑張るんだよ」と、全部は覚えてないけど色々書きました。言葉や態度では全然伝えられなかったので、好きだった事を色々書きました。

そしたらガチャッとM君が忘れ物を取りに帰ってきて、手紙書いてる事ばれる。そっと置いて出て行く予定だったのに…だせえバレ方。

M君は少し時間があるとかで、30分ほど仮眠してからまた出て行くと言って寝室に行ったので、私は静かに帰り支度して、そっと寝室を覗いて帰ろうとしました。そしたら起きてたみたいで目が合って、「送ってくよ」と眠い顔で言われましたが、それも断って一人家を出ました。

で、それ以来連絡は取っていません。(って、まだ3日前の話ですけど)

好きだったなあ

辛いからこそ側に居たかったなあ。辛いとき支えてあげたかったなあ。
はい、ここで秦基博です。ひまわりの約束です。ここに繋がるのです(笑)

そばにいること なにげないこの瞬間も 忘れはしないよ
旅立ちの日 手を振る時 笑顔でいられるように
ひまわりのような まっすぐなその優しさを 温もりを 全部
返したいけれど 君のことだから もう充分だよって きっと言うかな

そばにいたいよ 君のために出来ることが 僕にあるかな
いつも君に ずっと君に 笑っていてほしくて
ひまわりのような まっすぐなその優しさを 温もりを 全部
これからは僕も 届けていきたい 本当の幸せの意味を見つけたから

 せっかく出会って好きになった人がしんどいなら、私でどうにかなるなら全力で支えてあげたかった。あげたかったなんておこがましいね。でも、幸せにしたいと心から思った。
結局、私じゃどうにもならなかったけどね。

でもまずは私が幸せになりたい

M君はどっかにはけ口を作らないと精神的にしんどい状況で、今回の一件はその結果なんだろうな、とある意味M君の行動を肯定するような事を考える事もありました。

でもよく考えると、彼のした事はやっぱり良くないよなあと思うのです。
共通の友人にこの話をしたとき、こんなことを言っていました。

確かにM君はしんどいと思う。普通の精神状態では居られないと思うけど、だからといってやまちゃんを傷つけて良い理由にはならない。現に傷ついているんでしょう?

相手もそいういう関係を望んでいるなら全然好きにすれば良いと思うけど、今回は違うでしょう。そういう事前の確認は最低限のルールだと思う。」

 

(私が「M君は付き合う前からセックスしちゃうような女子は嫌だと言っていた事があった」「自立した女性がタイプと言っていた」という事を言って)

自立した感じの人がタイプという割には、私みたいなサバサバしたタイプたぶん苦手そうだし、ちょっと優柔不断系の優しい女の子って感じの方が本当は好きそう。

彼はかなりこじらせてるから、理想と現実に自分の気付かないねじれみたいなものがあるんじゃないかな。だからうまくいかないんじゃない。まだ子供なんだよ。

 

やまちゃんにはもっと誠実で良い人が絶対にいる。M君にやまちゃんはもったいない。早く忘れて良い人に出会えると良いね。

 

M君は私以上にこじらせているような感じもしていて、常に回りに女の影はあるものの彼女が出来ないらしく、その出来ない理由がもしかしたら”理想を求めすぎている”からなのかも。だから新生活でそういう人と出会えるかもって期待も大きいのかもしれない。

私も条件を気にした事はあったけど、それは結局本来の自分の気持ちではなくてそこに悩まされて余計疲れてしまうから、今は”いいな”とか”好きだな”とかそういう直感的な感情を大事にするようにしています。でも、その結果のこれじゃ、私の直感全然ダメだね。ダメ男がタイプなのかね〜。理想は硬派で真面目な人なんだけど…私も理想と現実が違うのかしら。それがつまりこじらせなのかしら。

恋愛する事にエネルギーを使うんじゃなくて、恋人はごく自然に側にいる存在で、その人との充実した生活にエネルギーを使えるような付き合いをしたいよー。

M君はたぶん”お付き合い”とか”彼女”とかへの理想や憧れが強くて、すごく凝り固まった印象を受けるので、そもそも合わないのかもしれないね。そう考えると諦めもつく。

私が言うのもなんだけど、もっと気楽に考えればいいのにね。

理想の付き合い

理想なんて語ってたら結婚できないぞ!という声が聞こえてきそう…

私は今まで、「付き合う」ことに一生懸命だったけど、理想はやっぱり先ほども書いた通り、「恋人が自然と側にいて、一緒に進んでいける関係」がいいなあと思うのです。

前の彼氏の時は「ヤキモチ焼かせてやる!」みたいに、無理して男の影をチラつかせてみたり、「返信遅らせて不安にしてやる!」とかに一生懸命で、2人で楽しいことをした記憶ってあまりなかった気がします。1人で恋愛を頑張ってる感じ。

でもそれって本当に疲れるし、無駄な労力ですよね…

恋人に不安なんて感じず、絶対的な安心感の上で、色んな所へ出かけたり、一緒に何かに挑戦したり、おいしいご飯を食べたり、楽しい家庭を作っていけたらいいなあ。

もちそんそれには時間もかかるかもしれないし、そこに至るまでに駆け引きをする必要があるかもしれないけどね。

*

男慣れしてないから?惚れっぽいから?たぶんすぐまた好きな人出来ると思います。
今までは好きになった人と付き合えなかった事はなかったので、しっかり自信もって仕事できるようになったら、きっとまた上手に恋愛できると思う。

今回は誠実に対応してくれなかったという点で、しっかりとした恋愛ではなかったという事でノーカウント!

また恋愛頑張るよ。

恋をした

一度手術で帰った期間を除けば、金沢に来てもう1年になります。
まさか自分が、何のゆかりも無い金沢という地で1年も過ごすことになるなんて思いもよらなかったなあ。

仕事の話ももちろんたくさんしたい所ですが、どーーしても吐き出したいことがあるのでそちらを書かせていただきます。

金沢で、恋をした

恋、しました。
職場にたまにお手伝いにきてくれる5歳も年下の男子。ここではM君と言いますね。

その人と会う機会といえば大勢で集まる時くらいだったのですが、会っているうちに好きになっていたみたいです。

そもそも年下がとても苦手

年下が苦手です。年上なら至らない所があっても年下だし許されるだろうと思っているけど、年下は「自分がしっかりしなくちゃ」って意識がうまれて、接していてすごく疲れてしまいます。
人に話すと「そんなこと考えて接することないのに」って言われるけど、無意識なので変えられなくて、とっさに緊張してしまいます。単なる見栄っ張りなのかもしれません。

接することで年下も克服しつつある

というか、そもそも私は今まで年下と接する機会が極めて少なかったので、接し方がわからないのかもしれません。例えば部活でも後輩と接した記憶が無いし、社会人になっても後輩は入って来なかったのでずっと一番下だったし。

単に自分が年取っただけかもしれないけど、今は年下と接する機会が圧倒的に多くて、少しずつ慣れてきた気はしてます。

というか、年下でも頼りにしていいんだな、しっかりしてるなってことがわかってきて、最近は肩肘張らずに接することが出来るようになった気がします。

好きかもしれないと思った

金沢で呑みに行くような友達は少なくて、呑みに誘える数少ない友達の一人だったM君と、いきさつは覚えてないけど2人で呑みに行く機会があって、その時に色んな話をして、「ああ、好きかもしれない」とその時改めて思った気がします。

で、車の無い私を銭湯に連れて行ってくれたり、営業中の暇な時間にお茶したりと、ぼちぼち2人で会ったりしてました。

というか正直言うと、金沢に来てからその人を割と意識していました。それは単に仕事の話が出来るからとか(普段は会社員だから)、趣味(野球)の話ができるからとか、すぐ近くにその人の事好きだと言う人が居たからとか、理由付けて気付かないふりしてたけど、その人と会う機会がある時は普通に嬉しかった。
でもそんなの好きじゃんね。
こじらせあるあるだよね。
「会いたい」とか「話したい」とか、そういうシンプルなことでいいじゃんね。

私から誘ったクリスマス

私は南海キャンディーズ山里亮太のラジオを良く聞いていたのですが、ラジオの中で山ちゃんがクリスマスイブにお隣の小松市でライブをやると言っていて、「いきたい!でも行く人がいない…あ、M君クリスマス暇だって言ってたし行ってくれるかなあ…」という感じで、やんわりと誘い相手の候補になっていたのですが、よく考えたら異性だし、女友達誘うのとはちょっと違う気もするし、やっぱり一人で行こうかな…とか考えて結局決めきれないままでいました。
ところが会った時に何を思ってか
「今度小松で山ちゃんのライブがあって、行きたいんだよね〜」
とか口走ってしまって、
「へえ、行ってみたいかも。いつ?」
と言われ、
(しまった!誘うつもり無かったのに、うっかり言ってしまった!)
と思ったけど後の祭り。結局
「あ…でもこれクリスマスイブなんだよね…」
と変な誘い方になってしまいました。

でもその反応はと言えば
「暇だし行こうかな」
という感じで結果オーライ、相方をゲットしたのでした。

そしてクリスマス

ボッチ同士、クリスマスへの憧れがあって「クリスマスっぽい充実した予定にしよう!」と事前にプランニングしていました。でもその内容はケーキ買うとか、ピザ頼んでこたつでぬくぬく食べようとか、ごくごく普通だったんですけど。

予定通りケーキも買って、ピザもネットで予約して、お笑い見て、帰りに銭湯寄って。で、ピザを回収してM君の家で食べる予定でしたが、注文したピザ屋はドミノピザ。ネット予約の注文数に上限を設定していなかったため注文が殺到して処理しきれずに大クレームになったあのドミノピザ。我々はまさにその被害者でした…

結局楽しみにしていたピザを諦め、寒かったので温かいものを求めた結果ラーメン屋に行き、ケーキとコタツにありついたのでした。

お酒も呑む予定だったのでこの日は最初から泊まり。泊まりってことはそういうこともあり得るの?いやいやだってM君だし。この間M君ちに女友達と2人で泊まったし、そんな感じで今回は1人なだけだし。そもそもきっと部屋別だし。女友達めっちゃ居る人だし、家に女友達を泊める機会もたくさんあるだろうし、むしろM君が女子みたいなもんだし、まあないか…と思っていましたが、あるんですね。結局セックスしてしまいました。

翌日、M君はメガネを作りたかったらしく、じゃあ鯖江行っちゃう?とメガネフレームシェアNo.1の鯖江へ。しかし買う店自体が極めて少なかったため購入できず、単なる観光となりました。

「昨日のことは事故だ。酔った勢いでそうなってしまっただけだ。今日はいつも通り普通の友達だ。」と思うようにしながら接していましたが、たまに手を繋いできたりして、どういう関係になったんだろう私たち…という疑問を残したまま解散し、2016年のクリスマスが終わりました。

頻繁に会うようになる

思えばクリスマス前からちょくちょく一緒に遊ぶことも増えていましたが、年を越してからは一層会う回数が増えました。でもそれは「年末食べ損ねたピザリベンジしよう」とか「銭湯行ってから鍋したいね」とか目的ありきの約束で、「会いたいから会おう」って感じではないんだけど。
その頃からM君は市営の安くて設備の良いジムに通ってて、私も気になってた所だったのですが車じゃないと行けない所だったので、ついでに今度乗せてって〜とお願いしたら毎回声をかけてくれて、ジム→銭湯→M君ちでごはんって流れがお決まりパターンとなっていました。

家に行くとビール飲んじゃうから大体泊まってて、泊まるたびセックスしちゃう。クリスマスのときは”事故”だって思うようにしていたけど、そもそもその事故も私は好きって気持ちがあったから起こったことだし、好きならセックスしたいし、私にとったら現状幸せな状況なのかもな〜と思っていました。身体から始まる関係もあるかもしれないし、とも思っていました。

でも、やっぱり付き合ってないんだな

M君は春から関東に転勤で現在物件を探しているのですが、私が物件探しが趣味なのを知って、「じゃあお互い良い家見つけたら報告」みたいなゲームをしていました。私も毎日意味もなく物件見てるくらい物件探すの大好きなので楽しんでやっていますが、その際によくこんなことを良く言っていました。

  • 同棲にも耐え得る部屋がいい
  • (見せてきた部屋を狭いと指摘した私に)ここに一緒に住んでくれる彼女はいいやつだ
  • モテる部屋に住みたい
  • (インテリア系の写真見せてきて)これモテそうじゃない?

など、「モテたい」「彼女欲しい」「同棲したい」というキーワードをたくさん出してきます。

もし仮にM君が私を好きという気持ちがあるのなら、こんな言葉って出て来なくないですか?

この間はこんなことを言われました。

やまさんは彼氏作らないんですか?

これに対して私は「うーん、欲しいよ。欲しいけど、なかなか…ね」と言葉を濁してしまいました。

接する機会が増えるたび、M君の家に泊まるたび、セックスするたび、なんかどんどん好きになっていて、最初は楽しかった泊まりがけの予定も、だんだんと切ないイベントになってきました。私は彼女としての対象じゃないんだなあ。完全にセフレなんだなあ。金沢での暇つぶしなんだろうなあ。切ないけど、今の関係を壊すのも寂しいし、どうしたもんじゃろのう。と思っているうちにズルズル時間だけ経ってしまいました。

でも期待ばかりさせる

「付き合ってないけどセックスしちゃう友達。これがいわゆるセフレ、私はそのセフレなんだ。」と思い知らされる時もあるけど、一緒にいると期待してしまうようなこともたくさんありました。

例えば家にいる時は彼氏彼女のようにベタベタしてきたり、「関東行ってもたまに会ってね」とか「新居にも遊びにおいで」とか言ってきたり、春からどこに住むのと言われて、ひとまず実家かなあと言うと、「もしアレだったら俺とルームシェアでもいいよ」とか言ってきたり(彼女が欲しいからと一人暮らしする人が、好きでもない女とルームシェアするか?)、外で手を繋いできたり、ふとしたときボディタッチしてきたり、ちょっと遠めの温泉に行く約束をしたとき、「この日はデートにしようね」とか言ってきたり。(デートってなに?)
私にとったらこんなの付き合ってるのと一緒じゃん、と思ってしまうけど、彼にとったらこういう疑似彼女的なこと全てが”セフレ”の範疇なのかもしれないし、真意は聞かない限りわかりません。

そりゃセックスできて暇なとき一緒に遊べる相手ってとても良い存在だと私も思います。私も楽しいって気持ちだけでそれに付き合っていられるなら良い関係性だと思っていたけど、ああこの人のこと好きかもな〜って思ってからは、楽しいとか嬉しいとかよりも切ない気持ちでいっぱいになっていました。

M君は交友関係が広くて、女友達もたくさん。色んな所で「M君が女と歩いてた」って話を耳にすることも多いくらい。(彼女はなかなかできないらしいのに)
それに比べ私は異性の友達がとても少ない。私の場合、男の人は友達ではなく恋愛対象になってしまって(私も相手も)、ずっと友達で居られる人が少なくて、「友達」としての異性に極端に慣れていません。(職場の人とか、趣味の仲間とかは別だけど)だから、何が異性の友達としての範囲内の言動なのか全然わかんない。異性の友達でも手を繋ぐの?キスもするの?スキンシップもあるの?異性間での友達がどこまで許容されるのかわからない私はちょっとしたことで期待したり勘違いしたりしてしまいます。
もちろん私の中では、異性の友達でもキスしたり手を繋いだりはしないし、したくないし、した事もないです。だから付き合ってる人以外とこんな関係になったのは生まれて初めてです。ものすごく悪い女になった気分です。

でももうこういう関係ってきっと良くないしツライね

M君は昔「付き合ってもいないのにセックスしちゃうような軽い女とは付き合いたくない」的なことを言っていたことがあります。今の私はまさしくそれで、軽い女と思われているのかもしれません。彼の方も、私が彼をセフレと思っているかも、だからいっかって思われているかもしれません。

でもどうやら好きになってしまったようなので、この関係は破綻です。一緒に居るの楽しかったけど、そろそろ終わりにしなくちゃ、と思って、今は我慢して連絡を絶っています。

迷うと友達に相談する癖がある

自分じゃ抱えきれなくなるんです。ブログに書くのもそのためです。
恋愛を計算のように進める友達に思い切って言ってみました。この友達は共通の友達で、M君の事も知っています。

「実はさ、私M君の事が好きになっちゃって」と話すと、「遅いよ、そんな気がしてたよ。私はお似合いだど思ってたよ」と言ってくれていたのですが、事の一部始終を話すと、「ああ、それはナシだわ。」といきなり友達のテンションが変わりました。

ヤったら終わり。ヤるまでがある意味男の楽しみ。その楽しみが無くなった今やまちゃんはセフレ以上の関係にはなれない。好きなら辛いだろうけど、私なら次ぎにいく。

手厳しいお言葉をいただきました…
でも私のためにと言ってくれたありがたーいお言葉です、参考にさせていただきます。

さらにはこんな事も言われました。

一人に集中してたら身が持たない。複数人の男の人と並行して連絡とりなさい。そしたら自ずと1人に対してのウェイトが軽くなって、自然と塩対応できるから。

好きな人だから連絡取りたいのに、好きでもない人も並行して無理に連絡を取らないといけないのか…恋愛マスターは言うことが違う…でも果たして私にそれが出来るのだろうか。
でも試してみなくちゃわかんないし、連絡してるうちに好きになることも往往にしてあるし(私なら特にあり得る)、とりあえず恋愛云々関係なく、積極的に人と関わって行こうかなと今は思っています。

結構人の意見に左右されやすいので、今度は違う人にも聞いてみました。(セカンドオピニオン
その人は私の性格をよくわかってくれている人で、案の定、先の友人の言う並行パターンを”その考え方もわかるけど、やまちゃんがそれやったら罪悪感で自分の事責めそうだよね”と言っていました。わかってらっしゃる…
その人は駆け引きとかが苦手だと言っていて、素直に気持ちを伝えてぶつかれよ、とアドバイスをくれました。

私はその人が本当に好きなのか

そもそも私はその人の事が好きなのか。好きかどうかどうやって確かめるのか。
もしかしたら気付いていないだけで、私の方が暇つぶし感覚で疑似恋愛を楽しんでいたのかもしれない。
そう疑う気持ちも少なからずあります。どこが好きかと言われてもこれと説明できないし。

でもやっぱり会いたいし、連絡貰ったらめちゃくちゃ嬉しいし、彼女が出来たらと思うと寂しいし、もっと一緒に居たかったなあって思ってしまいます。

これは好きという事でいいのかなあ。

3月いっぱいでケリを付けたい

長引かせたくない。お互い春から新しい生活が始まるし、どこかでしっかりケリを付けたいと思っています。それが、気持ちを伝えるって形なのか、フェードアウトっていうかたちなのかはわからないけど、自分で良いと思うように終わらせなくちゃねー。

終わりだって。悲しいね。でも期待はしない方がいいよね。だから気持ちをもう無理に消す毎日です。あー。連絡したいよー。たわいもない連絡来たけどどう返すのが正解かわかんないから既読無視しちゃってる。

彼はきっと新生活に向けて新しい気持ちでいっぱいで、私の事なんてもう忘れてるかもしれない。そう考えるとものすごく切ない。私ってなんなんだろー。

せっかくいいなと思う人に出会って、たくさん会える関係値にまでなったのに、すごく残念。セックスしなかったら付き合えてたかなあー。

どこに恋が落ちてるかわからないもんだね

前の彼氏の時に自分のこじらせ具合を実感して、あーこんな私に次また好きと思える人が出来るのかしら、と思っていたけど、まさかこの地でこんなかたちで恋するとは思わなかった。何がどうなるかわからないね。どうやら実りそうにはないけど、好きだなと思う人に出会えたことは幸せなことだったなと思うようにします。

あー。

さよならってなっても、最後に楽しい思い出が出来て良かったなって思わなくちゃ。
春からは色々と心機一転頑張りたいです。

進展はまた後ほど。
次は元気な記事書きたいよー。

元気な記事とか今までこれといって書いてないけどね…

これからの仕事について考える

手術も終わり、体調も4キロ太るほど良好で、そろそろ仕事せねばと思っているやまです。焦りもありますが新たな仕事へのワクワクもあり、こんな時間って今しか味わえない気がしてなんか嬉しいけど、浸ってる暇があったら、仕事せねば。
でも、なにしよう?

今までの仕事について

今までふらふら3社ほど渡り歩きました。この歳で3社はちょっと多いのかな?どうなんでしょ?

1社目:物流加工の営業

モノ作りやデザインがしたくて販促企画の会社に入りましたが、私は何故か物流加工チームの営業に配属。「物流…なんか地味…」と最初は不満だらけでしたが、やってみると意外と奥が深くて、結果このチームで良かった〜と思うほどでした。
私は主に化粧品会社担当で、全国にたくさんの店舗を持つブランドの店舗資材の一元管理や、コフレや福袋のセット作業、ノベルティグッズの制作など色んな仕事をさせてもらいました。ホテルアメニティのセット作業に付随してパッケージデザインをやらせていただいたことがあったのですが、たまたま泊まったホテルでそのアメニティセットに出会うとやっぱりニンマリします。この間もテレビの旅番組でそのアメニティが出てきて興奮しました。
しかし私が働く支店が閉鎖するとのことで、やむなく退職致しました。

2社目:ウェブデザイン

元々興味があった分野でしたが、我流で学んでいたので色々知識不足でした。改めて勉強し直し、ハローワークの求人で発見した会社に応募、あっさり入社しました。
初めてのweb業界だったので勝手はイマイチ分かりませんでしたが、作業しているときは没頭できるのでそこは楽しかったかなと思います。しかしその会社、学校のいじめみたいに社長のいじめられ役が一人いないといけなくて、入社当時のターゲットさんが辞めた後は私が標的になっちゃって、精神的に追いやられて退職しました。思えば給料も支払いが滞るような会社だったので、早めに辞めて正解だったかも。
この経験でweb業界はちょっとトラウマになりました…

3社目:営業という肩書きの何でも屋

仕事内容は1社目と似ていますが、モノ作りのウェイトが大きかったかなと思います。
ここでも作ったものを街やネットで見かけると嬉しかったし、そう言う意味ではやりがいがあったように思います。ただやっぱり仕事量が多かった。日をまたぐ事も多かったし、残業代もでないので、モチベーションは下がる一方。
新たに通販事業を立ち上げるもみんな手探り、しわ寄せは何故か私に来てしまって、毎日あっぷあっぷしながら仕事していました。
忙しくてもそれなりに評価してもらえればよかったのですが、それも難しかったので思い切って退職することにしました。

退職後から現在まで

退職後、市の健診を受けた際に内膜症が発覚し、手術を要するとのことだったので転職活動はひとまず延期。通院しながら派遣したり金沢行ったりして、無事手術を終えようやく一段落ついたところです。

金沢行ってから考えが変わってきた

今までは「正社員!土日休み!残業少なめ!」みたいな意識に捕われて仕事を探してきました。しかし金沢に行って、ゲストハウスを経営する友人夫婦やスタッフ、近隣のお店などを見ているうちに、必ずしもそういった仕事だけが選択肢じゃ無いんだってことに改めて気付かされました。

私は一般企業に向かないんじゃないかなと薄々感じてもいました。どの会社でも社内のいざこざにうんざりしたし、それが退職の決め手だったこともあるし、そのせいで精神的に参ってしまったこともありました。そういう団体行動が得意じゃないのかなあ。
でも仕事しなくちゃだし→転職サイトでも見るか〜。条件検索:土日休み、残業少なめ…
といった感じで、仕事の固定概念から抜け出せなかった私に、金沢は光を与えてくれました。

じゃあ具体的に何がしたいのか

金沢のゲストハウスで働いてから、仕事に対する色んな固定概念が取っ払われました。しかしそれゆえ選択肢が広がりすぎて、方向性が全然定まりません。

自分のお店持つって良いな。大変なことも多いだろうけど自分の居場所を自分の手で作るっていいな。地域の人とも交流したりして、人の輪をどんどん広げて、続ければ続ける毎に楽しみが生まれそう。

お店を持つならやっぱり飲食店がベターかしら。女性の話題になりそうな可愛くてオシャレなカフェとかいいかも。朝ごはん屋とかもいいな〜。でもお酒も出したいな。ギャラリースペースとか作って、個展やライブしてもらったり。

でも飲食店経営なんて未知の世界過ぎて私に出来るのかな?飲食店は愚か、料理だって得意ってほどじゃないし、そもそもそんなお金ないし、度胸もない。

じゃあ新たにオープンする飲食店で働かせてもらって、企業のいろはを学ばせて貰えないかな?

でもそうなるとアルバイトか。収入面もちょっと心配だ。しかも働いた結果「やっぱ飲食店辞めよう」ってなる可能性だってある。現に今の私は飲食店をしたいというより個人でお店を作りたいってやんわりとしたイメージしかないから、働いた所で心折れてしまいそうな気もする。

 

こんな感じで、なかなか身動きが取れません。
私は起業に対して、飲食店に対してどこまで本気なのかわからない。無謀でも、自分の決めた道に突き進む人って本当にすごいよなあ。

ちなみに自分のお店を持つことに憧れるのは、ゲストハウスで働いてから地域密着型の仕事に魅力を感じるようになったからです。地域に根付いた仕事=店を構えるというとても浅はかな考えです。お客さんとお話したりしながら仕事ができたらとても楽しそうだなあという夢物語です。

他にも地場産業とか、伝統工芸とか、地域の活性化に繋がるような仕事ってすごくいいなとよく思います。

ただ、金沢に行きたくて

ゲストハウスで働かせてもらった2ヶ月、本当に本当に毎日が楽しかったので、いつしか「ああ…ここに住みたい…」と思うようになっていました。

でもその”楽しい”って言うのは、例えば自由に働いたヘルパーとしての環境が良かったからとか、ゲストハウスのスタッフ達と過ごすのが楽しいからとか、私のカリスマ的存在の友人がいるからとかそういう理由だとしたら、それだけで金沢に行くのは良くないんじゃないかって気もしています。そんな気持ちで仕事するのは良くないし、好きな人達が金沢から居なくなってしまったら、それが理由で移住した私はやっていけるのだろうか、という不安…(その頃にはまた新しいコミュニティなんかも出来て、それなりに楽しくやっている気もするんだけど)

カリスマ友人から「もしやりたいって気持ちがあれば、またうちで働いてみない?」というありがたいお言葉も貰っていて、それにもすごくそそられています。しかし先ほどの理由と同じように、本当にゲストハウスのお仕事に興味があってそそられているのかという自問自答がループし続けていて、なかなか決断が出来ません。

その時したいことをしていけば良い気もする

こんな感じで先のことをぐるぐる考えているわけですが、考えた所でわかるわけないし、例えば一年前の私が今こうしてこういった状況だってことも予測できなかった訳だし、そんな深く考えずにしたいことしていったらいいんじゃない?と開き直っている時間もあります。

とはいえ年齢も考えないと

行ったり来たりでスミマセン。
深く考えずにしたいことすりゃいいんじゃね?と思う反面、もう年齢も良い歳なんだし、考えるべき何じゃないかって気持ちも拭えません。結婚だって出産だってしたいけど、金沢に行くことは遠回りにならないかな?とか…
関東にいたって結婚できるとは限らないけど。。

もう少しじっくり考える

ゲストハウスでのお仕事の回答はまだ少し時間をいただけそうなので、じっくり考えていきたいと思います。
ゲストハウスでお世話になる場合は、自動的にWワークになります。そうなるともう飲食店やらで働かざるを得ないと思うので、頑張るしかないです!

また”正社員”にこだわらない職探しをしていこうと思っているので、そうなると関東でも選択肢は広がりそう。SNSばっかしてないで、しっかり仕事探していこうと思います。

あっけなく終わった恋でした

昨日久しぶりにso longな記事を書いたのですが、うっかり消してしまってズーンとしていました。が、もっとズーンなことがあったので思わず連日更新している次第です。昨日も書いた内容を織り交ぜつつ書きたいと思います。(昨日スターくれた方ごめんなさい)

前髪を切った

R君と付き合っていた時『パッツンだけは辞めて』と言われていたので、下手に触って嫌われたくないと手つかずだった前髪を、先日思い切って切りました。

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R君と付き合っていた時は、自分のしたいことよりR君の目が気になって、全然自分らしく居られませんでしたが、ようやく『ああ、こうしたい』と自発的に思えるようになって、それが”前髪を切る”って形に現れて、『ああ、元気な自分、お久しぶりです!』って感じでなんかすごく嬉しく感じました。とはいえ切ったの一ヶ月以上前だけど。

人間何かしらの軸が大事

私がR君と付き合っていた時自分らしく居られなかったのは、きっと自信が一つもなかったからなんだろうなあと思います。仕事もできないし、身体は不安だし、お付き合いも思い通りに行かないし。自力で立つための芯のような素材がなかったから、結果近くに居たR君に寄っかかってしまったのかなと思っています。芯は自分で創り出すしかないし、それが出来なかった私自身が弱かったんだろう。

本当の自分でまた接したい

自分が自分じゃなかった頃に付き合っていたR君。元気になって前を向いている、本来の自分としてまた会ったらどんな感じになるんだろう?と、別れてからも時折考えることがありました。
それはまだ未練があるのか、はたまた彼の中の私像を更新したいだけなのか、友達として仲良くしたいのか、気持ちの真意は正直自分でもわかりません。でも私もR君と付き合ったことで本当に色んなことに悩んだし、色んな発見もあったし、R君も何かしらそういう成長ってあったかなと思って、なんかそういう話を腹割って話せたらいいかもなって気持ちもあったり。

だからR君との焼き肉の約束は、ちょっとした楽しみでもありました。

連絡がつかない

金沢から帰る日、入院する日、手術の前後、入院中と、度々私の進捗を確認してきたR君。入院期間やら細かく聞いて来ておいて結局お見舞いには来ませんでしたが、それでも退院後の焼き肉の約束があったので、まあそこで元気になった報告をすれば良いか、と思っていました。

が、退院1ヶ月を経っても連絡来ず。
おごってもらう手前、自分から声かけるのもなんだかなあ…と思って連絡していませんでしたが、あっちはあっちで連絡待ってるかもしれないしと思い、意を決してLINEしてみました。(スタンプ1個)

が、翌朝になっても既読にならず。
翌日の昼頃、もう一通LINEしてみる。
が、さらに翌日になっても未読。

え、もしやブロックされてる?
でも面倒なことが苦手な人が、ブロックなんて面倒なことするだろうか?そもそも何で私がブロックされるのかわかんないし。
一体なんなんだ?

【推測1】スマホをなくした
【推測2】スマホが壊れた
【推測3】倒れていてスマホが見れない
【推測4】彼女が出来て私と連絡を取れない

可能性は低いけど、一人暮らしで倒れたりでもしたら危ないんじゃない?とちょっと心配になって、翌日の夜、意を決して電話をかけてみました。

しかしやはり応答無し。
折り返しもしばらく来ず。

ちょっと心配になったのでSちゃんに『R君と最近連絡取った?』と聞くと『やまが無事退院したことを伝えて以来連絡してないよ〜』とのこと。

予想外の回答

まあ飲み会中で連絡は夜返そうとか、そういう何でもないことかもしれないしな、と気楽に待っていたら、R君からLINEが。

「ごめん、実は彼女が出来たので連絡できませんでした。色々迷惑かけてごめん。」

これ見た瞬間、想定外の回答過ぎて思わず失笑してしました。

呆れる報告

別れ話の電話をした4月下旬。その電話でこんな会話がありました。

私「コンスタントに彼女居た人ですもんね、すぐ出来るだろうね」
R「いや…私もこじらせ男子だから、しばらく恋愛はいいよ」

 

R「まあ機会があればまた遊んでよ」
私「機会なんてなくない?」
R「そっか、別れたら会わない主義だっけ」
私「そういう風に決めてるわけじゃないけど、彼氏が居たら会わないよ」
R「じゃあもし彼氏いなかったら、サッカーとか付き合ってくださいよ」

私も私でたくさん悩んだけど、彼も彼なりに色々思い悩んだ結果、”しばらく恋愛はいいよ”なんていう言葉が出て来たのかなと思っていました。

付き合っているときも共通の友達のSちゃんに『一生一緒に居られそうな子に出会えた』とか言ってたみたいだし、『やまちゃんと付き合うって決めたのは軽い気持ちじゃない』って言ってくれてたし、『こんなに想ってくれる子は他に居ない』って涙見せてくれたし…
そんな人がこんなに早く彼女を作るとは思いもよらなくて、なんかもう呆然としてしまいました。
でもこれは単なる社交辞令だったんでしょうね。あんまり社交辞令が得意ではないので、全然わからなかったや。

私は何を根拠に信じていたのか

彼との出来事を思い返せば、とにかく辛いなと思うことが多かった印象。これに尽きます。加えて嘘ついて元カノに会ったりしてたし、信用するどころか、疑って嫌いになってもおかしくないと思います。*1

でもなんか私の中で『彼は根はきっと良い人なんだ』っていう変な自信があって、今までしんどいと思って来た出来事も、彼の配慮の無さからそう感じてしまっただけだっていう思いが拭えないでいました。だからこそ『私が変われば二人の関係が良い方向に進むかもしれない』って変な期待があったし、それ故に元気になった私でもう一度会いたいって気持ちも強かったのかもしれません。

でもそれは完全なる”願望”でしかなかったのかもしれません。

約束は果たせよこの野郎

「(金沢から)いつこっち戻ってくるの?」
「今日最終出勤日?おつかれさまでした!」
「明日手術だよね?頑張れ!」
「落ち着いたら焼き肉でも行こう。頑張って来なさいよ!」
「無事?」
「退院はまだ先?」

こんな連絡をR君の方からして来て、ものの1ヶ月で彼女作る。

もちろん恋愛のリセット期間は人それぞれだし、それは承知しています。
今回のことは個人的には”はえぇ…!”って思ったけど、彼なりに色々考えて、リセットした結果の新しい彼女なのかもしれません。

私が驚いたのは、自分からした約束を果たす気もなくのうのうと新しい彼女を作っていたところ。

焼き肉行こうって言って来てくれた時は、ハナから行くつもり無かったのかな?
人が入院してしんどい時に、新たな恋愛にいそしんでいたのかな?
それもまた例のごとく、早まった付き合いをしてるのかな?
なんかもうホントびっくり。

自分で物事を考えられない人

今回の報告は、私がSちゃんに『R君に連絡しても音沙汰無しなんだけど、なにかあったのかな?』と聞いたことでSちゃんもR君に『生きてるー?』と連絡して、R君もようやく応答したという流れです。

R君はSちゃんに状況を説明し
『ごめん、二人には迷惑かけたから連絡できなくて』
と自己弁護の言い訳をしたそうです。

今まで私がR君の悪口言っても”友達だから”ってR君をかばって来たSちゃんもさすがに憤慨し、『彼女が出来ることは悪いことではないけど、順番が違うんじゃない?期待持たせるような事言っておいてそれは無責任すぎる。自分の口でしっかり説明しなさい。』と言ってくれ、R君からようやく私に連絡が来たという次第です。

つまりSちゃんからの催促が無かったら、R君はダンマリで通すつもりだったということになります。

こんなにも人の気持ちを考えられない人、今まで居ただろうか?
付き合っているときも『この人自由な人だな』って思う事多かったし、私にはそういう要素全然ないから、少しは自由に生きる術も覚えた方が良いのかな〜と彼の思考を肯定するような事さえ思っていたけど、『自由』と考えるにはちょっと違和感がある。どっちかと言うと自己中の中の自己中で、なんかもう人としてどうなの?ってレベルな気がする。

私が『良い人だと思ってたんだけどな』とSちゃんに言うと、『良い人は良い人でも、どうでも良い人でしょ』と言っていました。うまいなあ。

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付き合っていた時に言っていたこととか、今になって思い返すとどれもこれも本当に薄っぺらく感じる。その時はあまりに自分とかけ離れた考え方するもんだから「その言葉の裏には私が考えつかない何かが潜んでいるのかな…!」って変に含ませて良い風に考えてたけど、それは結局本当に中身のないものばっかりだったんだろうな。

最後なので思ってることそのまま全部言ってやろう

もう会うこともないだろうし、せっかくなので思ったこと全部言ってやろうと長〜いLINEを送ってみました。

「なんか、ホント人でなしだね!ビックリしました。」
「君はきっとこれからどんなことがあっても、何も変わらないんだろうね」
「仮にも焼き肉行こうって言ってきたの自分だよ?」
「私には君の言動は死んでも真似できないな」
「こんな人のために変わろうとした自分が情けない」
「もっと考えて生きた方が良いと思います。」

こんな感じの内容を送りました。
これは既読になって、返事はもう来ないと思います。ブロックしちゃったから。

大切な時間を無駄にしたと心底思う

仕事を辞めて、病気が見つかって、そんなデリケートな時期に付き合う人では無かったなあと今改めて思います。内膜症はストレスが大きな原因となるみたいだし、言うなれば彼との付き合いで肥大化したんじゃ?とも思っちゃう。それくらい、本当に身体に悪い付き合いだった。最後まで。

私も私でそんな人の本性見抜けなくて、「なんか違うな」と思ったら、相手に言う前に自分を変えなくちゃって、色んな本読んでみたり、何かに打ち込んで忘れようとしたり。相手のこと心底疑うことなんて結局出来ないよね。色々怪しんではいたけど、結局信じたかったんだな。

金沢の大事な友人にも会う機会設けてもらったりしてさ。会ってもらっても何にもならないね。『良い人だったね』っていうお言葉までいただいたのにね。

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私、結構頑張ったと思うんだよなあ。
最後まで『何かあったのかな』って相手のこと心配してバカみたいだあー。相手は私のこと全然思いやってくれてなかったけど。
結果的に自分を追いつめて辛くはなっちゃったけど、こんなに色々考えてあげられる人、君はもう絶対出会えないんだから!惜しいことをしたと後悔しろーー。

恋愛は本当に疲れるね

恋愛って本当にエネルギー使うね。なんかもう、楽しいことだけしていたいよ。あと2年はお薬飲まないといけないし、自分に甘く優しくして生きていきたいなあ。

恋愛はもう疲れちゃったけど、病気のためにも、両親のためにも、自分のためにも、早く子供が欲しいです。

 

*1:少なくとも私は、という意味です。

入院生活を振り返る

子宮内膜症手術入院体験記

無事手術を終え、退院して毎日のんびり過ごしています。やまです。
気になる事と言えば、剃毛して少しずつ生えて来たアンダーヘアーがチクチク痛いってことくらいです。お願い早く生え揃って…

貴重な入院生活、せっかくなのでまとめておこうかと思います。

入院一日目〜もう下剤なんて飲みたくないよ絶対〜

 

yama-ny.hatenadiary.com

 一日目は既に記事にまとめたので、こちらをどうぞ。

入院生活二日目〜手術当日〜

起床時間は6時。電気をつけられ強制的に起こされます。早いな〜と思いながら起きるも、消灯が9時なので割としっかり睡眠取れた気がします。

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本日手術のため、朝食はナシ。同室のおばさんの朝食の匂いが辛い…
その代わり私の腕には点滴が入りました。初めての点滴。太めの針を手首あたりに刺すのでけっこう痛いのですが(こんな所に針刺したこと無い!)、つけてしまえば問題なし。かなり邪魔だけど。

今日は手術のため念のため家族も来るようにとの事で、午前中に両親到着。お昼頃に看護師さん登場。

いよいよ手術室へ

「やまさん、そろそろ手術室に移動しますので、準備しといてくださいね」

ついにきた!
ちょっと緊張しながらお迎えを待ち、10分くらいして看護師さんや麻酔科の先生などがゾロゾロとお迎えに来ました。いよいよ移動。家族も手術室手前まで来れるらしいけど、恥ずかしいので控え室に真っすぐ行ってもらいました。

手術室への移動は、ストレッチャーに乗ってガラガラ連れて行かれるのかと思っていましたが、患者自ら点滴ガラガラ引きながら手術室に向かうというスタイル。なんかちょっとシュール。

手術室手前の部屋に入ると、手を除菌し、白い不織布の帽子みたいなのを被り、さらに奥の部屋へ。学校の教室のようにたくさん部屋が並んでて、どうやら各部屋でそれぞれの手術が行われているらしい。すごい…大きい病院だけあってさすが…

そして自分の手術が行われるお部屋に到着。
手術室にはたくさんの人が居て、手術に使う器具や機械を準備していました。何だか緊張感が漂っている。そりゃそうか…
私は真ん中にあるちょっと高い手術台に『よいしょっ』って自ら登る。これもなんかちょっとシュール。
そして手術服を脱がされ布一枚がかけられ、酸素吸入機を口に付けられ、いよいよ麻酔…今回は全身麻酔です。

『では点滴から麻酔入れますね〜。すぐにぼーっと変な感じになりますよ〜。すぐに眠くなりますよ〜。』

もうあっという間。
『入れますよ〜』と言われてすぐに「ぼわんぼわんぼわん…」みたいな耳鳴りがして、そうしてるうちに自然とまぶたが重くなっていって、そしてその後の記憶はありません…麻酔すごい…麻酔こあい…
ちなみに耳鳴りは、ドラゴンボールスーパーサイヤ人の音に似ていました。

無事手術終了

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目が覚めたらもうベッドの上。
まぶたを開けると酸素吸入器をつけた私の脇で、両親が椅子に座って私を見ている。わあ、なんかこんなんドラマとか漫画でみたことある。ホントにこんな感じなんだー。
時間は午後5時過ぎでしたが、手術自体は3時間程度だったそうな。

お腹の傷の痛みは想像していたより軽く、何なら頑張れば今日から歩けるんじゃないかってくらいでしたが、傷がしっかり閉じるようにとりあえず今日一日は安静との事。
両親も起きたのを確認して安心して家に帰ってゆきました。ありがとう!

身動きが取れない不便さよ

酸素吸入器は外されたものの、点滴は引き続き付けられ、トイレに行けないので尿道カテーテルという管が付けられ、ふくらはぎには血栓症予防のポンプみたいなものが両足に付けられ、身動きが全然取れません。
この尿道カテーテルは文字通り尿道に差し込んであるので、膀胱に尿が溜まったら勝手に流れていくらしく、自発的に尿をした覚えはないのに流れている。なんか変な感じ…

起き上がる事も出来ないので、歯みがきは歯ブラシを渡され寝ながらシャカシャカ。口をゆすぐ時はストローで水を含み、顔の脇にガーグルベースというお椀みたいなのを持って来てもらいペッと出して歯みがき終了。そしてお手拭きを渡され、顔を拭いて簡易洗顔終了。寝たきりってこんな毎日なのかな…

暇なのでスマホをいじるも、寝返りもうてず腕が疲れて断念。
ボケーッとしていたらあっという間に消灯時間。何もしてないから疲れてないし、寝れるかな〜という心配をよそにスッと入眠。

でも病院の固いベットで腰がかなり痛くなって、夜中に何度も目を覚ましました。しかもふくらはぎのポンプが動いているせいか暑くて、看護師さんがアイスノン持って来てくれました。ありがとう…
そんなこんなで手術後初めての夜は終わりました〜。

 

入院生活3日目〜歩けるも何故か肩が痛い〜

手術から一夜明け、朝になりました。何度も言いますが、とにかく腰が痛い…

今日は予定では歩くリハビリをする日。自分でトイレに行けるようになれば尿管カテーテルも取れる!点滴も取れる!食事も摂れる!とにかく早く水が飲みたい!

そしてこの日お隣のおばさんが無事退院。
『これ、まだ新しいからあげるわよ』と女性セブンを貰う。断る隙を与えず去って行っちゃったけどまじで全然要らないわ。
ともあれご退院おめでとうございます。

お身体を拭いてもらうの恥ずかしい

お風呂(というかシャワー)は術後2日目からとの事なので、この日は看護婦さんが2人掛かりで身体を拭いてくれたのですが、これがすごく恥ずかしかった…

まず顔拭き用の暖かいお手拭きを渡されて、フキフキ。きもちい〜。
今度は身体。『右方向に寝返りうてますかー』と言われ、術後初めての寝返り。意外と出来た。そして着ている病院着の左肩の方を脱いで、背中を拭いてもらう。その後持参しているパジャマに袖を通し、反対側も同じように拭いてもらい、上は着替え完了。
あとは下のパジャマを着せてもらって終了かな、と思っていたら『じゃあ次はお下洗わせていただきますね。ボディソープお借りしますー。下着おろせますかー』と言われてビックリ。まさかそこまで洗ってくれるとは…
『足開いてくださいねー』『流しますねー』と、もうされるがまま。とにかく恥ずかしいし申し訳ないしで『ハイ…』とかしか言えませんでした。。でも結果すごくスッキリしたし、してもらって良かったです。看護婦さんってこんな事もやらないといけないんだね…
後日看護婦だった母に『お下まで洗ってくれるんだね…汚いとか嫌だなとか思われてたかなあ』を言うと『そんなの当たり前のようにやってたから、そういう感情はほぼ無いよ』と言われました。よかった。看護婦さんってすごい!

術後初めての歩行

午後看護師さんが来た際『お傷はどうですか?歩けそうだったら頑張ってみますか?』と言われ、どうせいずれ歩かなきゃ行けないし、いいかげん尿管カテーテルも抜きたかったので術後初めての歩行にチャレンジ。まずカテーテル抜いてもらいました。はあスッキリ…

そしてパラマウントベッドをういーんと起き上がらせると、肩に異変が…
肩が…肩がものすごく痛い。

看護婦さんに肩が痛いと伝えると『腹腔鏡手術の場合、手術しやすいようにお腹に空気を入れるので、それが上に上がって来て肩周りが痛くなる時があるんですよ』と言われました。ええ…空気で痛いって何それ…
とにかくお腹の傷より痛い。腰の痛みよりひどい。何これ空気が肩にあるとこんな痛いの?っていうかその空気ってどこから抜けるの?謎…
と考えても理解できるわけがないので、我慢して起き上がる。看護婦さんが『急に起き上がると気分が悪くなると思うから、ゆっくりで良いですよ』と言ってくれたので、ベッドの脇に足を出した所で休憩。肩の痛みに加え、胃が痛い…でもこれはたぶん空腹による痛みな気がするので仕方ない…

そして意を決して立ち上がる。
え、全然立てるやん。いけるいける〜!
すいすい歩く私を見て、看護婦さんも『すごいすごい!手術翌日にそんなに歩けるなんて、やまさんすごいですよー!』と褒めてくれて調子に乗る私。へへ…

そして看護婦さん付き添いのもとトイレまで歩き、『無事尿が出たら教えてくださいね』と言い残し看護婦さん退出。トイレで無事用を足し、なんか感動。トイレにある呼び出しボタンで看護婦さんに迎えに来てもらって報告。一緒にベッドに戻り、初めてのトイレ無事終了。なんかえらい疲れたー。

看護婦さんからは『しんどくなかったらどんどん歩いてみてくださいね』と言われるも、肩の痛みが思いのほか辛くて、なかなか足が向かない。やる気の無い患者でごめんよ…でも肩がしんどい…

ドレーンを抜く

手術した所のいらない体液や血液を排出するために、ドレーンと言う細い管を挿したままで居るのですが、これも翌日には取るとの事で先生がやって来て取ってくれました。管がついたままってことは、まだ私の身体穴空いてるの…なんか怖い…

管を抜くとき、先生が『なんかちょっと言葉にできないような気持ち悪い感じしますけどあっという間ですよ〜』と言っていたのですが、ホントその言葉の通り、何て言って良いかわからない気持ち悪さでした。が、あっという間に抜けて、無事穴をテープで止めてもらってドレーン抜き作業完了。場所が恥骨辺りなのですが、消毒されるのがくすぐったくて、ドレーン抜くより気持ち悪かったです。

ガス、出ました

術後はガス(おなら)が出たかで腸が正常に動いているかを判断するので、出ないと水も飲めません。腸が活発に動いている音はするのに、なかなかガスが出ない。ベッドでずっと寝てるせいかな…。看護婦さんにも『まだガス出ませんかー。こんなに腸動いてるんですけどねえ。動くと出ると思いますよ』と言われ、やっぱり歩くかあ…と重い腰を上げて再び立ち上がる。っていうか歩く事をガンガン勧めてくるあたり、やっぱり普通は手術翌日みんな歩くってことじゃん…私がすごいみたいな言い方しやがって…まんまと調子に乗せられたぜ…
ドレーンを抜いてから初めて歩いたのですが、さっきより全然楽でビックリ。ドレーン取ってもらって良かったー。
フロアを少しウロウロして、トイレに入ると、ガス、出ました。
やっぱり動かないとダメなのね…
看護婦さんにガスが出た事を報告すると『良かったですね!じゃあ以降は水とお茶とスポーツドリンクは飲んで良いですよ』と許可が出て、味わうように水を飲みました。
水がうまい…
ちなみにスポーツドリンクは下剤を思い出すのでしばらく飲む気になれそうにありません。

夜から食事スタート

無事ガスが出たので、流動食がスタートです。食事が摂れれば明日には点滴も取れるとのこと。やったー。
入院が初めてなので、”流動食”と言われてもピンと来ず、『おかゆのもっとゆるいやつかなあ』くらいに思っていたのですが、想像以上でした。汁ばっか。

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左は重湯、真ん中下は薄い麺つゆ的な汁、その上はほうじ茶、右上は紅茶ゼリー。ココアの存在感すごい。

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このサラッと感

でも久しぶりに味のあるものを口にして、最高に美味しかった。やっぱり食事のない日々なんて耐えられないわ…とつくづく感じました。

すいすい歩けるようになる

水が飲めるようになったので必然的にトイレもたくさん行き、たくさん歩けるようになりました。起き上がる時はちょっとしんどいし、肩もまだ痛いけど、歩き出してしまえばそこまで気にならないし、洗面台まで歩けば歯みがきも洗顔も自分で出来る。出来る事が少しずつ増える喜びをひしひしと感じました。小さい事だけど嬉しいなあ。少しずつ元気になってるんだー。

そんな感じで無事一日を終えました。
ちなみにお隣のおばさんが退院してから私が退院するまで、隣のベッドは誰も来ず、個室状態。ラッキーー。

入院生活4日目〜ごはんたくさん〜

4日目の朝。起き上がっても肩の痛みはそんなに辛くなくなってきました。
腰の痛みも、寝る時にバスタオルを丸めてふくらはぎの下に置く事でかなり解消できました。(ググった)

待ちに待った固形物の食事

今日から全粥食とかいう食事がスタート。文字からすると、おかゆ的なものが出てくるのかな〜と思っていたら、こんなん出てきた。

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パンかよ!

お粥とかお粥じゃないとかそういうんじゃない。
しかもウインナーとかなんか胃に悪そうじゃない…?嫌いなわけじゃないし、別に胃腸を手術した訳じゃないからそこまで慎重になる必要も無いんだけど、これが全粥食?なんか不思議だ…

ちなみにお昼はこれ。

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大好きなうどん!

とっても美味しそうに見えるでしょ?でも食べるのちょっとしんどいくらい味薄めです。前日まで麺つゆ的な汁飲んで『塩分サイコー!』って言ってたのに、慣れるとどんどんわがままになる欲深き生き物よ…

祝!シャワー解禁

術後初めてのシャワーを許されました。もう髪ペッタペタだったので嬉しい〜。
シャワーの前に念のため痛み止めを飲んで入りました。
でも傷の事が気になって、恐る恐るお湯をかける。やっぱりまだ怖い…

お風呂で初めて自分のお腹の傷をまじまじと見る。っていってもテープしてあって傷自体を見る事は出来なかったけど、とにかく傷が小さい。腹腔鏡手術ってすごいなー。

点滴を外してもらう

ずっと寄り添って来た点滴ともお別れ。担当の看護婦さんが点滴を外しに来てくれました。しかしこの看護婦さん、どうやら新人さんらしく、抜く手が震えている…

担当の看護婦さんは毎日入れ替わりで『今日担当します○○です、宜しくお願いします〜』って挨拶に来るのですが、春なので時期的に新人の看護婦さんが多いようで、先輩1人に1〜2人が着いている感じでした。
作業内容によっては新人さん一人で来る事もあり、点滴を抜く作業は先輩は来ず、新人さん1人でやって来ました。
何事も無く無事に抜けましたが、針抜くだけでめっちゃ緊張した…

点滴の針痕はけっこう大きくて、一週間経ってもまだ消えていません。痕残らないといいなあ。

いよいよ普通食へ

点滴も外れたので、いよいよ普通食。
今まではお部屋まで食事が運ばれて来たのですが、普通食はフロアにあるラウンジまで食べにいかないといけません。しかし私はこの食事から普通食だと聞かされていなかったので、いつも通りお部屋で食事を待つもごはん来ない…お腹空いたよう…
20分経ってもごはんが来なかったので、『あれ?もしかして今回の食事から普通食?』と思い通りかかった看護婦さんに聞くと、案の定普通食ですとの事。あぶねーー。
ラウンジは決められた時間内に行かないと片付けられちゃうので、危うく夕飯食い損なう所だったぜ…

普通食から写真摂ってないのですが、この日はいきなり唐揚げ…
やった、肉だ!とワクワクして食べ始めたのですが、久しぶりの揚げ物で重かったせいか、味が薄かったせいか、なかなか箸が進まず、この食事は3割くらい残してしまった。ごめんなさい…

とはいえ自力でラウンジで食事するってなんかすごく回復した感じ!と充実感とともに一日を終えました。

入院生活5日目〜お友達がお見舞いに来てくれた〜

存在を忘れられ始める

いつもなら朝6時頃『起床時間です〜電気点けますよ〜』と看護婦さんがシャッと入って来るのですが、今日は6時半になっても来てくれない。私は体が慣れて6時に目が覚めていて起きていたのですが(だったら起きろよ)、寝ながら待機していたら結局7時前に看護婦さんが来て『やまさん電気点けますよ〜!』と慌てた様子で電気を点けていきました。もしかして私、忘れられてた…?

術後初めての診察

この日は手術後初めての診察がありました。

経過は良好、傷も順調に塞がってるとの事で、お腹のシールをはがされました。『え、もうシールはがしちゃうの?』とちょっと不安だったのですが、その下に傷がキレイに閉じるようにって貼られたマスキングテープみたいなのが軽く貼られていて、ちょっと安心。うわぁ、傷が少し透けて見える…

この日は祝日で両親が来ていたのですが、先生から手術内容のお話があるとの事で一緒に話を聞きました。

個室に通され、写真と一緒に手術内容を説明してもらいます。何の心構えも無く写真を見てちょっとビビる。

手術の手順としては、

  1. 嚢胞から卵巣をはがす
  2. 中から嚢胞を取り出す(吸い出す)
  3. 大きく広がった卵巣を小さく縫ってコンパクトに
  4. 周りに小さい内膜症組織があるので焼いていく
  5. 焼ききれなかった内膜症組織が再び卵巣に癒着しないように卵巣に特殊なシートを巻く
  6. 終了

とこんな感じ。
3番の「大きく広がった卵巣を小さく縫ってコンパクトに」って言うのがちょっと意味わからなかったんですが、イメージとしては、卵巣っていう小さな風船があって、その中に内膜症組織が出来て、日に日に血液のような液体が溜まって大きくなっていき(嚢胞)、それに伴って風船(卵巣)も膨らんでいったところを、手術で風船(卵巣)から嚢胞をぺろっと剥がし、その中の嚢胞を吸い出し、広がった風船(卵巣)をキュッと小さく丸めて縫う、という感じ。
卵巣って丸めるとかそう言う事出来るんだね…

子宮内膜症にはレベルが4まであって、私は3だったそうなのですが、このレベルまで進行すると大体が周りの組織に癒着してはがすのが大変なんだそう。しかし私の場合は全然癒着していなかったらしく、はがす作業が簡単だったらしい。こんなに癒着が少ないのは結構珍しいんだって。よかったー。

それと、以前MRI検査でちらっと言われた事があるのですが、やっぱり小さな子宮筋腫もあったようです。
子宮筋腫とは子宮の筋肉の一部が肉腫として現れるもので、良性でサイズも小さければ特に取ったりする必要はなく、むしろお産の際に必要な筋肉なので切らない方がいいらしいです。ただそれが悪性だったり大きすぎたりすると、ガンになったり、膀胱を刺激して痛みが出たり、お産の時邪魔になったりという影響もあるので、場合によっては手術する事もあるんだそう。私の筋腫は現時点では取る必要は無いとの事なので、今回は触れずに置いて来ていますと言われました。なんか調べると色々出てくるもんだな…
という感じで手術の説明は終了。

そういえば今まで先生について書いてなかったのですが、先生は女性で、まだ結構若い感じ。たぶん35歳以下かなあ。私と同じ名字でちょっと親近感。親近感湧くのはそこだけで、私とはまるで違って落ち着いてるし、ハキハキしているし、説明もすごくわかりやすいし、補足事項なんかも聞く前に的確にお話ししてくれるし、さすが有名病院の先生って感じでした。クールなんだけど冷たい感じは全くなく、素敵な先生でした。この先生で良かった〜。

お薬はやっぱりしばらく飲み続ける

現在子宮はきれいな状態らしいのですが、子宮内膜症の再発率は3割と言われているらしく、半年で手術前と同じくらいの大きさになる事も珍しくないとのことで、そのきれいな状態を保つためにも、最低2年はお薬(ピル)を飲み続ける必要があるとの事でした。2年の見続けると、再発率は10分の1にまで下がるんだそう。

ピルを飲むと、卵巣からの女性ホルモンの分泌を抑えられるので、女性ホルモンによって成長する子宮筋腫にも良いみたい。
もちろん妊娠を検討する際はお薬をストップして妊活する事になるらしいので、それまで子宮を大事にしっかりお薬飲んでいこうと思います。

とはいえ、妊娠する機会なんて無いのかもしれないけど。。。
先生は『若いうちの方が妊娠の可能性は高いし、出来るだけ早い方がいいかもしれませんね』って言うけど、出来る事ならしたいわっ!

そんな感じで先生のお話は終わり、昼食前に両親は帰りました。

お友達が来てくれた〜

点滴も外れ身軽になり、動きがゆっくりながらほぼ自由に動けるようになったので、お友達が2組お見舞いに来てくれました。

1組目のお友達は中学時代の同級生2人で、良く一緒に写真を撮りに行ったりするカメラ仲間。お昼過ぎに病院の下にあるカフェで落ち合い、久しぶりにたくさん話をしました!
笑ったりするとまだお腹の傷に影響して「いてて…」ってなるのですが、友達と話してて笑わないわけがない。お腹いたかったけど楽しかった〜〜。お土産におせんべいを貰っちゃった。ありがとう!

2組目のお友達は同じく中学の同級生で、先日別れた”元彼”の共通のお友達のSちゃん。1組目のお友達とも友達なのですが、なんか気を遣ってくれたとかで外で待っててくれたらしい。面接のように入れ替え制で会いました。なんか皆さんすみません…
Sちゃんにはお守りをいただいたのですが、健康系のお守りかと思いきやまさかの恋愛守り!別れた事を知って急いで買って来てくれたらしいです。(しかも恋愛で有名な東京大神宮。去年一緒に行った)なんか色んな人から恋愛のお守りを貰っている…頑張らなければ…
加えてカップスイーツもいただいたので、カフェの中で持ち込みのスイーツ二人で食べました。久しぶりのスイーツ、美味しかったあ。ありがとうー!

そんな感じであっという間に面会時間も過ぎて行きました〜。
夕飯にスイーツが差し支えた事は言うまでもありません。

入院生活6日目〜暇の極み、またも友達が来てくれた〜

起こしてくれないので自分で起きる

今日も例によって起床時間になっても起こしてくれません。もう完全に忘れられているのか、もしかしたら本来そういうシステムなのを今まで優しく起こしてくれていただけなのか…とか色々思いましたがもう面倒だから自分で勝手に起きて、勝手に電気点けて、勝手にドア開けて、勝手にブラインド開けて、進んで体温計り、看護婦さんが来るの待ってました。うん、動けるんだから動いた方がいい!
いい!

やる事がない日

入院前、野球仲間の男友達2人がこの日にお見舞いに来てくれると言っていたけど、昨日も今日も連絡ないから来るかわかんないし、両親も今日は来ないし、英語の勉強しようと単語帳広げるも一向に頭入らないしで、ひたすらベッドでゴロゴロしながらスマホいじってました。看護婦さんもたまに来て体温を計ったりするのですが、『この子生粋の怠け者だな…リハビリがてら散歩でもすれば良いのに…』とか思われてただろうな。。でも散歩と言ってもする所が全然ないんだよーー。
結局昼食後にコンビニでチョコレートとクッキー買って、お部屋で単語帳見ながらぽりぽりおやつ食べてました。

突然友達が現れる

お風呂も時間内に入り、お部屋でダラダラしていると、突然部屋に人が入ってきました。この部屋には私しか居なく、来る人と言えば看護婦さんだけなのですが、看護婦さんなら『やまさーん、入りますよー』と一声かけてカーテンを開けてくるのに、今入って来た人は私のベッドを通り過ぎて(私は通路側のベッド、奥に空きのベッドがある)奥まで進んで行く…
奥で見えたのは野球仲間のGくん。部屋番号も伝えてないに、なぜ!
なにやら受付で私の名前を言って教えてもらったらしい。ってか受付でそんな簡単に教えちゃうもんなんだね。なんかちょっと怖くない?
ビックリさせようと声もかけずに入って来たのか思うけど、もし私が着替えてたりしたらどーすんのさ!と思ったのは秘密です。
もう一人の野球仲間のHくんも来てくれて、二人にはお土産に林檎ジュースとチョコクッキーいただきました。ありがとうーー。
また一階のカフェに行ってたくさんお話をしました。

夕飯の時間になったので6時過ぎにお別れしました。遠い所をわざわざホントにありがとうー。また元気になったら一緒に野球観に行こうーーー。
H君は金沢出身者なので、また金沢の話しようーーー。

病院最後の夜

この日が平熱だったら翌日退院ですと言われていたのですが、夜の体温も平熱だったので無事退院日が決定しました。明日かー。なんかあっという間だったなあとしみじみ。
前日の夜は荷物を出来るだけまとめて、就寝しました。
しかし日中ダラダラしすぎたせいか全然眠れず、スマホでヒーリングミュージックを小さく流しながら布団で目を瞑る。でも巡回の看護婦さんがやって来るたび慌てて音楽を消したりで余計バタバタして眠れず…ってか寝てても巡回されてたら起きるのよね…

入院生活7日目〜いよいよ退院!〜

前日眠りについたのがおそらく2時とかだったので起床時間に自力で起きられなかったのですが、なんかこの日は看護婦さんが久しぶりに6時きっかりに起こしに来ました。昨日まで完全に忘れてたっていうかむしろセルフ起床だったっていうのに、こんな日に限って6時かい…まだ眠いよう…

朝食はパン食とごはん食と選べたのですが、私は納豆が食べたかったのでごはん食を選択しました。やっぱ納豆最高だわ〜。納豆は体に良いし美味しいしで最高フードですな。
両親も早めに迎えに来てくれて、食事に付き合ってもらいました。

そして部屋に戻って着替えて、荷物をまとめ、手首のバーコードを切っていよいよ退院。

毎日たくさんの看護婦さんが入れ替わりで担当してくださったので、思い入れのある方は居ないのですが、みんな本当に良くしてくださって感謝感謝です。
看護婦さんって結構キツいイメージが強くて、入院時それがちょっと心配でしたが、ふたを開けてみればみんな本当に優しいし親切だし可愛い人多いし、看護婦さんに対するイメージがちょっと変わった気がします。外来が怖いだけで、入院の看護婦さんはみんなこんな感じなのかあ。

スタッフステーションにお礼を告げ、車で無事に帰りましたー。

退院後の生活

看護婦さんからは普通に生活しても大丈夫ですと言われていて、家にいる時は起きて活動してる訳だし、引きこもってても暇なだけだ!と、退院した2日後からもう友達とカフェに行ったり、夜は調子に乗ってダラダラ3時に寝たりしてたのですが、ふと手術した場所の皮膚を触ると、なんか熱い。炎症を起こしているのか、触ると感覚があんまりない感じ。

傷が小さいので塞がってもう治った気でいたけど、お腹の中をいじってるんだし、見えない所がまだ回復途中なのかもしれないなあとちょっと反省。別に体調には何の問題もないんだけどね。少し安静に、規則正しい生活を心掛けて過ごそうと反省。

GWの最終日は家でゆっくり過ごしています。

お風呂だけはシャワーのみOKで、湯船は1ヶ月くらいNGと言われています。大好きな銭湯もしばらくお預け…

次回の診察は退院から一週間後。久しぶりの電車、混まないうちに帰って来ようー。

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長々お読みいただきありがとうございました。
長過ぎたので、あとで修正して短くするか、記事をいくつかに分けるかもしれません。。

いよいよ入院

昨夜から入院してます。
先だ先だと思っていたらもう入院、何だか時が経つのが日に日に早くなっているような…これが老い…

金沢の生活についてもっと書きたいことあるのですが、それはおいおい更新します。今日は手術のことを…

初日はとても忙しい

『初日は手術もしないし、暇そうだな〜、何しようかな〜』
という予想は見事に打ち砕かれました。何なら入院中で1番忙しいのかもってくらいバタバタしてました。

※以下汚い表現などあるのでご注意ください!


<初日のタイムスケジュール>
09:30 受付
10:00 ベッドに案内される
10:15 看護師さんに退院までの流れを説明してもらう
10:30 検診、剃毛(!)
10:45 フロアを少し見てまわる
11:00 入院手続き
11:30 足りないものを買い揃える
12:30 先生から手術についての説明を受ける
13:30 シャワー
14:00 書類の確認、契約書の用意
15:00 2Lの下剤をひたすら飲む
17:00 トイレトイレトイレ
20:00 浣腸(!)
20:15 トイレトイレトイレ
21:00 消灯

すぐさま検診、剃毛

検診は今までも何度も受けていましたが、季節柄新社会人の研修みたいなのが行われていて、検診の一部始終をがっつり観察されてました。彼女達の今後の看護師生活のスタートの記憶として、私のあられもない姿が残らないことを願うばかり…
検診が終わると、そのままの流れで剃毛スタート。カーテンの向こうで作業のシーンは見ていませんが、終わって確認するとつんつるてん。アンダーヘアのない私を見るのはいつぶりかしら…チクチクしてとりあえず痛い…

トイレから離れられない夜

手術中に万が一腸を傷つけて腸内のものが出てきたら衛生上良くないとのことで、下剤で全て出し切ってから手術に臨むのだとか。
この下剤が本当にしんどい。
出された下剤は「ニフレック」という液体。下剤を水で溶かしたもので、分量は最低2L、これを2時間で飲めとのこと。
この下剤の味は、ポカリスエットに塩を入れて薄めたようなもので、一口目は「え。いけるやん」と思うのですが、だんだんとマズさを実感してきて、手が止まる。なんか硬水飲んでるみたいにノド全然通らない。体が受け付けないってまさにこのこと。
1Lくらい飲んだところで腸が活発に動き始めて、足繁くトイレに通いました。
でも下剤はなかなかなくならず、結果4時間かけて飲み切りました。心の底からしんどかった…

そして生まれて初めてのの浣腸

「夜8時からこちらの処置室で浣腸しますね」

「浣腸」って言葉、もはやジョークでしか使ったことないですが、それをこんな大真面目なシーンで出されることの不思議さよ…

浣腸について簡単に説明すると、横向きになってお尻から長いスポイトみたいなもので薬を注入して、10分くらい置いて出す、みたいな感じ。
注入までは恥ずかしさを除いては苦ではないのですが、その後が辛かった。『下痢が出そう!でもトイレがない!しんどい!』みたいな感じで、もうお尻の穴抑えてないと出てきちゃうみたいなしんどさ…これで10分待機とか無理でしょ…
私は6分で限界でした。。

しかしそんなこんなでたぶん大腸はかなりすっきりしたと思います。

いよいよ手術

今日の昼過ぎにいよいよ手術です。
全身麻酔なので、夢見てる間に終わります。楽チン!
前日の下剤&浣腸がしんどかったせいか、手術の方が楽なんじゃないかと感じている今日この頃なのでした。

ちなみに(全然ちなんでない)、彼とは先週電話でお別れしました。なのでもう連絡することはないかなーと思っていたのですが、「入院はいつから?」「手術は?」「頑張って!」みたいな連絡がたくさん来ます。付き合ってる時より連絡が来る。
しかも退院して元気になったら叙々苑の焼肉おごってくれることになった笑。
なんかわからんけど、とりあえず叙々苑の焼肉が楽しみだー!

ということで、これから点滴始まります。

31になりました

前回のエントリーから随分と日が空いてしまいました。
巷では桜が咲いて、そして桜が散りましたな。お花見しましたかー?

私はと言えば先日誕生日を迎え、ゲストハウスに宿泊するゲストやスタッフの方々から連日お祝いの言葉をいただきました。誕生日に抵抗が出始めるお年頃ですが、やっぱりお祝いをしてもらうのは嬉しいもんです。

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誕生日前日の夜は出かけていて、日付が変わってから一旦宿に寄ったのですが、その際そこに居合わせた人たちがHappy Birthdayを歌ってくれました!音頭をとって歌い始めてくれたのは、インターンで一ヶ月金沢に滞在する予定のオーストラリア国籍の21歳の女の子。(ご両親が日本人なので英語も日本語もぺらぺら)
そして以前も泊まってくれたオーストラリア人の日本語ぺらぺらの男の子もまた泊まりに来ていて、彼は長崎で買ったカステラを一本くれました!しかもプレゼントの仕方が素敵で。

彼「あげようかな〜、どうしようかな〜・・・」
私「ちょうだい〜」
彼「ちょっと待って!ちょっと考えるから!」
私「冗談だよ、せっかく買って来たんだし、自分で食べなよ!」
ー私帰宅ー
彼line(改めて誕生日おめでとう!)
私line(ありがとう!カステラ美味しく食べなね〜)
彼line(ちょっとカバン開けてみ?)
ーかばんにカステラがー
私『・・・!!!』

なんと言うおちゃめなサプライズを…
ありがとうー!美味しく食べたよーー!

 

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誕生日の朝、地元の友達からプレゼントが届いた!
中身はエスティローダーの通称”婚活リップ”。(しかも名前入り)
これを手にすると結婚できるといわれているらしい。
結婚できるかわかんないけど、友達の気遣いに感謝。

 

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誕生日当日の勤務帰り際、トイレから出ると電気が消えていて、キャンドルの灯されたこのケーキが突如出現!スタッフのみんながサプライズで用意してくれて、この日居合わせたゲストさん、スタッフのみんながハッピーバースデー歌ってお祝いしてくれた!
なんと言う事でしょう…
「みんなが私のためにお祝いしてくれている…!」と思うと恐縮過ぎるし、「きゃー!みんなしてこっち見てるー恥ずかしー!」って感じで萎縮してしまったけど、ホント嬉しかった。ケーキもおいしかったー。
あとスタッフのH君が、プレゼントにサボテンをくれました(笑)
前日『何色が好きですか?』と聞かれ、丁度花見用の団子を作っていた所だったので、団子の色かな〜と思って『緑』と答えたのですが、どうやらこのプレゼントの事だったらしい。
後日宿のオーナーから『何貰った?』と聞かれ『サボテンです』って答えたら、『H君が”プレゼント緑が良いって言われたんですけど、何が良いですかね。ピスタチオかな〜”とか言ってたんだけど、ピスタチオって意味わかんないよね』って言ってて、サボテンもよくわかんないけどな、と思ったのは秘密です。緑=グリーン=植物ってこと?
でも色々考えてプレゼントしてもらえて嬉しい限りです。

そして昼は大学時代のお友達3人が宿宛てにお花を届けてくれました。なんだよー何でみんなこうもサプライズが好きなんだよーー嬉しいじゃねーかチクショーー
メッセージガードには
『Happy Birthday! and Survive surgery!』
と書いてありました。
手術の話は3人のうち1人にしかしていなかったのですが、その子がみんなに話してくれたようで、おめでとうメールにも『手術頑張れ、お見舞い行くね!』と書かれていました。
手術の事は言いたくなかった訳じゃなくて、敢えて言うほどの事でもないかなーと思っていたのですが、やっぱり長い友達だし、そういうの知ってくれて『頑張れ』って言ってくれるのは嬉しいなあと思いました。

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左は、宿のスタッフがくれた”緑”のサボテン、右は大学時代のお友達がくれたお花。
棚とかが無いので、あるもの使って安定感のある台を作ってみた。

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翌日のお花見で、スタッフの女の子とそのお友達がケーキと帽子を用意してくれた!
しかもこのチョコケーキ、めちゃうまい…
こう連日お祝いしてもらっちゃっていいんだろうか…ほんと嬉しい限りです。

31歳の抱負

とにかく今は手術を乗り切る事が一番ですが、ぼんやりと英語を頑張りたいって気持ちがあります。
今働かせてもらっているゲストハウスは、宿泊者のほとんどが外国人。英語が話せないと文字通り話にならない。私以外のスタッフはみんな英語話せるのに対し、私は英語が話せない。そのため宿番も一人では十分に出来ない。最近はスタッフ希望者が多いみたいなので、私が邪魔な存在になっていないかとちょっと不安な毎日です。役に立てているのかなあ。

始めの頃は部屋までの案内の定型文を少しずつ覚えて来て、『あ、私進歩してる!』みたいな気持ちがあったのですが、それも一通り覚えてしまったら、一気に成長が見受けられなくなりました。これでも英語の本を読んでみたり、活用フレーズ音読してみたりしてるのですが、全然ダメ。『通じるかな、変な英語じゃないかな、怖いな』って思って使えないし、硬直してしまう…やっぱり『使える機会があれば使ってみよう』ってスタンスで勉強してちゃダメだね…

オンライン英会話も、結局怖じ気づいて始められず。
手術が終わって家で療養してるとき、今度こそやってみようと思っています。

ちなみに彼から誕生日はメールが来ました。
『誕生日おめでとう!』の一行だけだけど。
なんかでももうどうでもいいや〜〜〜〜!!!

ということで、31歳、アイスクリームたくさん食べて頑張っていこうと思います!