やまのひとりごと

なにか考えるとき、少し浮いてる気がします。

『ダメ恋』から学ぶ事

最近、毎週火曜にやっている『ダメな私に恋してください』って深キョンのドラマを見ている時が一番幸せなやまです。

深キョン可愛いし、ディーンフジオカカッコいいし、主題歌良いし、ストーリー可愛いし、たまに出てくる猫可愛いし、その時間はある意味現実逃避?なのかもしれないけど、楽しい事があるのは良い事です。

今日も録画したやつを深夜に一人で2回見たのですが(見過ぎ)、そこで良い台詞を聞きました。

「貢ぎグセがある人は、人の幸せ願えるんだね」

主人公のミチコ(深キョン)が貢ぎグセのある子なのです。
(もしかしたらちょっと台詞違うかもしれません。)

己の幸せを願うはすなわち嫉妬、相手の幸せを願うはすなわち無償の愛

ドラマの舞台になっているカフェの常連のおじさんが言ってました。

深くないですか?
王道少女漫画原作のドラマだと思っていたけど、私にはとても胸に刺さる台詞でした。

私は昔から割と奉仕的で、相手が喜ぶならなんでもやっちゃうタイプでした。頼られると必要とされている気がして嬉しいんです。だからなのか、小学校の時は奉仕活動をするクラブに入っていました。

現在ももちろん貢ぎグセはあって、友達でも彼でも家族でも、喜んでほしい一心で高いお菓子なんかでもついつい買ってプレゼントしてしまったりします。

”貢ぎグセ”が共通するので、私もこの主人公タイプなのかと思い込んでいましたが、一つ目の「貢ぎグセがある人は〜」の台詞で違う事に気付きました。

そして二つ目の台詞「己の幸せを〜」、短い言葉ですがものすごく考えさせられました。

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私は決して人の幸せを願っていない。
嫉妬に頭を抱えて、どうしたら嫉妬しないで済むのかを、相手の行動にかけている。

嫉妬って、恋愛には必要不可欠な感情だと思っている節があります。
だって、好きだから独り占めしたくて、他の人に取られたくなくて、嫉妬する。
だから私は嫉妬されると、それがすなわち愛情表現だと思って嬉しくなります。
束縛なんて大歓迎、と思っています。

彼と付き合い始めた時は、彼が幸せで居てくれたら嬉しいな、と思っていました。相手が大事で、毎日楽しく過ごしてくれていればいいなって思っていました。でもそれはホントに最初だけで、段々と距離が縮まる中で、彼の色んな面を知り、知る事で不安も生まれて、それが今嫉妬となっています。
たぶん最初は知り得ている情報が少ないから嫉妬する機会がなかっただけで、はなから相手の幸せなんて願ってなかったんだと思います。

相手の幸せを願う、無償の愛を提供するって、一体どうしたらできるんだろう。

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現在仕事をしていないので毎日暇で、先日の事件含め、自分の性格や彼との将来など、色々考えては沈んでいます。鬱病にもパニック障害にもなりかねないような症状も出て来ていて(動悸、吐き気、食欲不振など)、正直けっこう参ってます。

そんな私に、金沢でドミトリーを営む友人が「うちで働かない?」とお声をかけてくれて、二つ返事でお受けしました。
やりたい!と思った理由は三つあって、一つ目は単純に楽しそうだなと思った事、二つ目は何かしたいと思っていた事、三つ目は自分を見つめ直す良い機会(時間)な気がしたからです。

この話を、彼にしようか悩みました。言わずにしれっと金沢行っても、毎日大した連絡も取っていないのでばれない気もしてます。
でも今日電話をして、話しました。

私「2ヶ月間、金沢の友達がやってるドミトリーでバイトして来ようと思って」

彼「いいじゃん。行って来なよ。」

私「え、それだけ?」

彼「なんで?止めてほしいの?」

私「いや、そういうわけじゃないけど。寂しいとか思わないの?」

彼「だって2ヶ月でしょ?」

私「なんでそうしようと思ったかとか気にならないの?」

彼「まあ、俺のせいでもあるんだろうけど」

私「それもあるけど。会いに来てよ。」

彼「考えとく」

私「何で考えるの?なんで会いにいくって即答してくれないの?会いたいならお前が来いよとか思ってるの?」

彼「そんな事は思ってないよ」

とか言いたい事をどんどん言ってしまって、最終的に
『…そうだよね。いつも私がそっちに行くばかりで、私の家の方まで会いにも来てくれないしね。元カノには家の近くまで行くのにね。』とか嫌みを言ってしまって、彼自信も反論できる立場ではないと思っていて『今の俺は何を言っても信用ないから』と反論はしようとしませんでした。
過去の話を蒸し返されるのは、きっとすごく嫌だったと思います。(そんな雰囲気めっちゃ感じたし)でも私もどうしたってあの事件が解消できず、結果こういう物言いになってしまいました。良くないよね…

そしてこの時は気付かなかったのですが、あとからこのやり取りで自分でハッと思ったのは、自分のために行くと決めたのに、結局は彼の気を引きたい気持ちがあったんだなという事です。
『しばらく会えないって思ったら寂しく思ってくれるかな』とか『嘘ついた事で私が思い悩んでこういう行動に出ているって気付いて』とか、そういう感情があったんだと思いました。

共通の友達のSちゃんにこの話をした時、こんな事を言われました。

私もR君の立場だったら同じ事言うかな。
だってR君は自分のせいで辛い思いさせたから、たとえ寂しくてもそれを言う資格はないと思ったんじゃないかな。
あくまでやまちゃんがしたいことを見守る、愛の形だよ。

そうなのかな…
でもだったら、会いに来てくれたっていいんじゃないの…
とか思うけど、あんな言い方しちゃ、行きたいと思ってくれないよね。
わざわざ時間とお金かけて会いに行ったって楽しくないだろうし。

こういったやり取りで、そもそもの愛情表現の違いが浮き彫りになってきました。

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私は、相手が私のために我慢してくれたら、
『自分のしたい事を我慢してまで私に合わせてくれた!』
と言った感じで嬉しくなります。
その逆もまた同じで、私も相手が嫉妬して何か我慢を強いる事を要求して来たら、喜んで実行すると思います。そうする事で相手が喜んでもっと好きになってくれるなら嬉しいと思ってしまう。
それだと多くの人に『そんなんじゃ二人の殻に籠るだけでつまらないじゃん』と言われますが、正直好きな人と二人だけの世界で居られるならそれでいいとさえ思っています。

でも彼や友人のSちゃんはそうじゃなくて、自分があっての相手で、我慢とかそういうのは違うという意見らしい。(それだって結局自分が一番可愛いんじゃないの?とか今は思ってしまうんだけど。)

もちろん、お互い自由で、そこには太い太い信頼関係がなりたっているなら私だって良いと思うけど、そんな目に見えないものをどうやって信じろというの?と思ってしまう。

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そんな事を考えていた時にふと『私って、いつも小難しいように考えているけど、目に見えるものしか信じられないとか実際めっちゃ単細胞難じゃないか?』と思いました。

人の裏の裏を読んでしまったり、先の事考えすぎちゃったり、考えても無駄なような事で日々悶々としているから、『私の思考回路って超複雑!』と思い込んでいたんだけど、実際は全くそうでなく、むしろ逆なんじゃないかと。
だって、目に見えるような簡単な方法でしか愛情を測れないし、加減がわからないから0か10の極端な考えになるし、閉じ込めておけば外に出ないからという単純な理由で自分を安定させようとしてるし…
小手先の言動でコントロールできてしまうほど単純なんだと思う。
言い方を変えれば、『好きだよ』『会いたいよ』っていうメールをもらえば安心するんだろうし、それを言ってくれてさえすれば気持ちは10だし…こんな扱いやすい女は逆に居ないんじゃないだろうか。

でもこんな単純な私だからこそ、小難しい嘘とかが苦手で、真っすぐにしか受け取れないし表現できなくて、相手からしたらこんなに信頼できる人他に居ないんじゃないかなと思うんだけどな…

そんな事を考えたら、何だか少しだけ上を向けた気がしました。

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またドラマの話に戻りますが、主人公のミチコの彼氏が

シバタさん(ミチコの名字)って、なんかいつも一生懸命ですよね。だからなんか構いたくなるんですよね。年上なのに。

とミチコをハグするシーンがありました。
それを見てすごくきゅんとしました。

一生懸命な人はやっぱりすてきだ。
そう言う人が愛される人なんだ。

私も今かなり恋愛に一生懸命で、そのせいで結構疲れ果ててきていますが、彼の前だけは、笑顔でいなくちゃな、と思いました。
思っても頑張れる自信はないけど。

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あーあ。
余談ですが、今日の電話で、嘘ついた事に対しての私への誠意を感じないので『なんか買って』と言ったら『なんか買ったら解消されんの?』と若干呆れ声で言われました。

そーじゃなくて、気持ちの問題じゃないのかよ!
それに仮に何かお詫びでもしてくれたら、『お詫びしてくれたし、言うの我慢しよう』とか思えるのに。

そういうこと、言わせるんじゃなくて自分から考えてほしいわー。
彼は彼女のために自発的に動く事を知りません。
あーあ。